
引き続きフィルムカメラのアプローチを続けています。
しかし、環境を整えるまでに考えることが多い気がします。
-カメラの不具合
-フィルムの選択
-被写体を思いつかない
カメラに関しては修理業者さんを探しています。いくつか電話でコンタクトをしてマイナーなRICOHを対応してくれそうなところを見つけようとしています。
3台オークションで購入して3台ともトラブルを抱えているので、それなりの費用になりそうです。
子供の頃使っていたXR7という機種を優先したいのですが、シャッターが降りないので修理の可否や費用が読めないので優先度を下げます。
もう一台のXR-20SPは弟が使ってたやつで懐かしいのですが、なんとプリズムの腐食がありました。
つまり、プリズムを交換しなければならないのですが当然パーツがないので部品取を探しているところです。マイナーなRICOHの中でも特にマイナー機種なので探すのに一苦労です。
一番軽症なのがXR-Pです。これはプログラムAE機の1980年代RICOHのフラッグシップです。子供の頃は本当に憧れました。あのCanonのAE-1 Programより定価でも高くデザインもちょっと似ていたので、判官贔屓な私としてはこれを所有しRICOH推しで行きたかったものです。当時の私は写真が好きというよりは、カメラというギミックに興味があったんだと思います。
この個体はシャッターも動いており、露出も大丈夫そう。ミラーのずれを自己流で直したのでピントが狂ってるものの致命傷は少なそう。ただし古いので各モルトプレーンはボロボロになってます。特にファインダー内のプリズム周りがひどく、撮影のたびに舞い散っています。
まずはこの機種を修理調整に出し、その間20SPでどうにかつないでいこうと思います。
XR7は修理せずに別の良さそうな物を探すかもしれません。
そんなRICOH三昧の日々を過ごしていますが、衝動買いで子供の頃の夢をもう一つ買ってしまいました。。。なんだかわかりますか?
この不恰好な四角いおもちゃは、1981年頃に発売されたAFレンズです。ミノルタの衝撃、α7000よりも先に出された世界初のAF 一眼レンズということになっているようです。世界初のAF一眼機となるとPENTAXのME-Fのようです。
このリコーのレンズは50mm f2の標準レンズですが、RICOHの標準レンズは値段の割に描写も悪く無いようで少し期待できます。和製ズミクロンでは無いと思いますが。
AFはシャッターボタンと連動していません。この装置についているボタンを押している間だけ焦点が合う。その精度はまちまちですが全然合わないわけでもない。速度は、速くはないもののギリギリ我慢できるレベルです。反応にばらつきがある上に感触のダルいボタン操作感と相まって、作動しているのかいないのかわかりにくい時があるのは1980年代の雰囲気だと思います。ボタンを押すとギチギチ音がなり、クリック感も無く中途半端なテンションのバネがぐにゃぐにゃしています。
子供の頃にRICOHのカタログを見て、それこそ現実感のない未来の装置にしか思いませんでしたので、自分が手に入れられるとも全く思いませんでした。周りで見たことも1度もありませんでした。
こんなおもろいギミックまだあるんだ…と思った時にはポチッと落札してしまいました。
とにかく古くて汚い。
少し念入りに掃除しましたがクリアパーツの薄曇りやチリの混入は回復できず。
しかし、子供心に不恰好なシステムだと感じていましたが、今見るとこれはこれでいい感じかも。フラッグシップのXR-Pに、未来の装置AFレンズの組合せ。
とうとうやった!という達成感です。小学生の自分にやっとサヨナラができました。
最高の自己満足を味わえて、やっぱりRICOHにしてよかった。
さあ、このXR-Pは早く修理・調整に出そう。順番待ちもあり納期は約2ヶ月。その頃にはコロナは収束しているのか?まだか?
外に出られれば被写体なんていくらでもあるのだから早く収束してほしい。
Posted at 2020/05/13 23:42:24 | |
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