
言っていいのか分からなかったのでさっきのブログでちょっとだけ触れた利府利さんのイラスト。許可いただいたのでさっそくお知らせします。「
おれんじ畑」で検索していただくと利府利さんの作品を見ることができます。ぜひぜひご覧ください。ただし時間のあるときに。奇抜な想像力と立体感の描写にしばし目を惹かれます。
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↑この顔を覚えておいていただきたい。木下典明選手。日本で最も人気の無いアメリカ3大スポーツ、アメリカンフットボールの選手で、日本人初のNFLロースター(プロの一軍)入りを目指す男です。
立命館大学時代に初めて彼を見たときから、加速力と球際の強さ、リターンの時のルート決断の速さが抜きん出ているのは明らかでした。テレビ中継なのでスナップ後はQB中心にしか追うことができず、やがてQBが苦し紛れに投げ捨てたかのように見えたフラフラの飛球の着地点には何故だか彼がフリーで走りこんでいる、というシーンが数回見られました。触れていない相手DBの選手が、彼に付いていくこともできず尻もちをつく、というシーンを見せてくれたのも日本のフットボールでは初めてでした。左右のフェイクとチェンジオブペースだけでフリーになれるのだから、守っている方はたまらないだろう、とむしろ守備側の目線で顔をしかめてしまったのを覚えています。
昨シーズン、彼はNFLの下部組織であるNFLヨーロッパで活躍しました。しかし、実はここまでは先駆者がたくさんいます。古く(失礼)は「関学の壁」池ノ上選手から、NFL最終選考まで残った「現・日本人最高記録保持者」の河口選手(最近はサスケとか出てる)など。現に昨シーズンだけでも木下選手以外にNFLヨーロッパでプレーした日本人選手は4人いました。そんな米国NFLの登竜門であり、かつ日本人選手にとっての「関門」となっていたNFLヨーロッパが、昨シーズン終了の翌日、突然のリーグ閉幕を発表。日本人に関わらず、多くの選手たちが帰国・(プロとしての)引退を決断する中、彼は月並みな言葉になりますが「ピンチをチャンスに変えて」NFLへと挑戦したのです。
長くなりましたが、タイトルはNFLのロースターカットの人数を表しています。トレーニングキャンプスタート時、彼の所属するアトランタ・ファルコンズは82人の選手と交渉権を保有しています。それが1段階目で75人に、そして最終選考で53人のプロ契約選手と8人のプラクティス・スクワッド(練習生。全ての試合に帯同できる)まで絞られます。この人数には150億円で契約している大物選手も含まれていますし、彼のポジションであるWRはラインの選手に比べさほど多い人数を必要としないポジションであるといえます。そんな中、今朝のニュースで、木下選手は82⇒75の第一段階に残ったと聞きました。日本人NFLファンとしてはたいへん喜ばしいことであると同時に、こうなったら必ずロースターを勝ち獲っていただきたいと思います。
史上初の「日本人NFLプレーヤー」の誕生は間もなく。「電話帳2冊分のプレーブックを暗記」「こんなんじゃなんもアピールできませんわ!!腹立つ」「コーチよ、オレにチャンスをくれ!!」「練習は毎日死ぬ気」等々、彼のブログには一意専心で挑んでいる人間の声が綴られています。アメフトに興味が無い方でも、仕事等やる気ダウンの時、または逆境に立たされている時には、読む者を奮い立たせてくれるオススメのブログ(関連情報URL参照)です。
Posted at 2007/08/29 15:42:17 | |
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