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以前から気になっていたDVDを観ました。

バハ1000を題材にしたドキュメンタリー映画

「DUST TO GLORY」


メキシコのバハ・カルフォルニア半島を縦断し、1000マイルを36時間以内で走り切る世界で最も過酷と言われるレースだそうです。

走るのは完全プロトタイプのバギーやパイプフレームのトラック。
この辺は800馬力で39インチタイヤ、サスのストロークは900mmくらいあるとか。
舗装路でコーナーを回ると内側のフロントが浮いてスリーホイーラー状態です。

他にもクラス分けが20数クラスあって、2輪部門とか昔のビートル部門とか。

何が過酷って・・・

パリダカだと途中のSSとSSの間はレースとは無関係に移動する区間がありますが、バハ1000ではスタートからゴールまで1600ｋｍ走りっぱなし！

しかも2輪はライダー交代してもOKなのに、あえて1人で走り切るド変態も続出するという、キレっぷり（笑）

トップで15時間ほどでゴールするみたいですが・・・


何が凄いって、レースの苛酷さ（大半はダートとデザート、サラッサラの砂）もそうなんですが、コースが全くクローズドされてないって点。

普通にメキシコの一般道路も、交通規制せず一般車両が走ってる中をレースするんです。
もちろん一応の一般道を走るときのルールはあるみたいですが、実際には守られてなくてレース中に警察に止められるシーンも(；´∀｀)

コースがオープンなので観戦するもの自由。
と言うか、コースにギャラリーが溢れてます。

地元の人達がコース（明確なラインがあるわけじゃなく、砂漠の真ん中）でバーベキューしながら応援してます。

夜間も走行するんですが、暗くなるとそのコース沿いに並んだバーベキューの火が、コースの目印になってたり。

WRCのように沿道に人が群がってるんじゃなくて、度胸試しみたいにコースに人がせり出してきてます。
もちろん、レース中の人身事故もあるようです・・・

それでも開催が続けられるメキシコってｗｗｗ


メキシコのイメージって、アメリカで犯罪者が逃げ込むとこって感じですが。