トヨタ自動車は26日、
アクセルペダルに不具合が生じる可能性があるとして
米国でリコールした8車種の販売を一時停止することを明らかにした。
トヨタは今月21日、米国で販売した8車種について、
アクセルペダルが踏み込んだ位置で動かなくなる恐れがあるとして、
約230万台のリコールを実施すると発表していた。
同社は、
2月第1週に北米工場でこの8車種の生産を停止することも明らかにした。
販売停止の対象車種は、
・2007年モデル以降のカムリ、
・09─10年モデルのRAV4、カローラ、マトリックス、
・08年─10年モデルのセコイア、
・07年─10年モデルのタンドラ、
・05年─10年モデルのアバロン、
・10年モデルのハイランダー。
同社は「解決策が確定するまで、今回の措置が必要になる。
顧客のために可能な限り早くこの問題に対処するため、あらゆる努力をする」
との声明を発表した。
欠陥のあるアクセルペダル関連部品を交換する対策のほか、
部分的修理で済ませる方法も探っているもよう。
改善策を決めてから販売を再開するが、時期のめどは立っていない。
欧州では同じ部品を使った車を約200万台販売。
現在生産している車は、
ほかの部品に切り替えたため、生産、販売を続ける。
日本では「別の部品を使っているので問題はない」(広報部)というが、
問題の部品との違いなど詳細については明らかにしていない。
記者会見などで日本の消費者に説明する予定も現時点ではないという
アドバンスト・リサーチ・ジャパンの遠藤功治アナリストは、
「リコール自体は品質関連の引当金を
4500億円ほど積んでいるため業績に影響がない」と指摘しつつも、
生産一時停止については
「停止するのが北米の主要工場なのでインパクトが大きい」とコメント。
「アクセルペダルの形状を変更しないといけない」として、
時間がかかる可能性があるとの見方を示した。
Posted at 2010/01/27 22:53:37 | |
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