ABS speed sensor replace / ABSイジョウ

走行中に「ABS イジョウ」警告が現れた。更に「DSC シヨウフカ」「クルーズ リヨウフカ」の警告も交互に表示された。

推定される原因は、
①センサーの故障
②センサー配線の断線
③ABSポンプの故障
④バッテリー出力不足

まず、④バッテリー出力不足については疑う余地はなかったので対象外とした。

次にOBDⅡ診断装置を用いて、エラーコードを調べた。
App.software: OBD Car Doctor

診断すると、C1175　というトラブルコード情報が現れた。この内容は　LH Rear Wheel speed sensor fault.　左後輪 速度センサー異常を意味する。

詳細は、Jaguar FORUMS.COM から情報を入手した。

診断結果から、①センサーの故障に対処すべく部品調達に奔走。
尚、②センサー配線の断線も否定できなかったが、まずは手軽なセンサー交換から手掛けることにした。

とあるオークションで、当該センサーが即決価格10,000円とか見かけたが、AliExpress で割引・送料込 988円を見つけ、すかさず購入した。納期は約2週間だった。

後輪車速センサーはディスクローターの内側に位置する。

【作業詳細】
1.赤色のリリース用ロックを矢印方向へスライドさせると、ABS速度センサーにつながるコネクターを外せるようになる。

2.コネクターを車速センサーから引き抜く。
3.車速センサー固定ボルト(8mm)を外す。

ここで推定原因②センサー配線の断線の有無についても確認。設置場所がタイヤ・ホイール近傍のため、破損影響を受けるリスクはゼロではない。
確認作業は外観確認（ケーブル類の外傷や異常が無いこと）を目視にて実施。その結果、異常無しを確認した。

4.車速センサーを取り出す。
5.続いて、新品部品の取付けを行う。作業は取り外した手順の逆で行う。

ちなみに車速検知は、矢印で示す車軸部の凹凸部分をセンサーで読み取り、車速パルスに変換している。

取付が全て完了したら、OBDⅡ診断機を接続してエラーコードをクリアしておく。

アプリでは、
注意‼! エラーコードの消去をすると、車両積載ユニットに保存されている全トラブル情報を消し去ることになる。続けるか？　

と、問われるので「OK」を選択してトラブル情報を削除した。

車速センサー交換時点では「ABSイジョウ」警告表示は表示されていたが、車輛を動かしたら車体側で信号を認識し警告灯は消えた。

今回「ABSイジョウ」の警告が出た際、高額修理となるABSポンプユニット故障を懸念したが、車速センサー交換のみで済んだのはラッキーだった。

【追記：７ヶ月経過　2020.2.16】
ABSセンサー交換後７ヶ月経過。
この間、部品変更に伴うトラブルは無し。
ABSによるブレーキング、クルーズコントロールもしっかり作動する。

25,000円程度する正規品に比べて、激安な当該品は高いコストパフォーマンスを発揮してくれている。

☆Jaguar World 2019 by KIWI BIRD☆

車速センサー XR822753：988円
購入先：Motor Part Store by Ali Express

主な作業：
OBDⅡ診断、
ジャッキアップ、タイヤ外し、
車速センサー交換、
タイヤ取付、ジャッキ格納、
OBDⅡエラーデータ消去