スバルの新型フォレスターが発売されました。
SGPの採用により、車としてのレベルはさらに向上しているのでしょうが、
ラインナップが2.5Lエンジンと、2.0Lハイブリッド、そしてターボは廃止されました。
また、サイズも肥大化し、1800mmの幅を超えました。
個人的には、見た目の変化がほとんど感じられなく、何かスバルらしさを失ったようなモデルになってしまったのでは??と思ったりもします。
しかもハイブリッドはXVやインプレッサで採用されたのと基本は同じだそうです。
これって、車重が重くなっただけで、燃費もよくならずハイブリッドの恩恵を受けられなかった、スバルの黒歴史なモデルではなかったのか?
サイズの肥大化+2リッターターボの廃止により、フルモデルチェンジしたものの、魅力が下がってしまったのでは?と感じてしまいます。
またこのクラスのSUVでは他にはない、AWDターボからなるパワフルかつ運転する楽しさが最大の魅力だったのだと思います。
確かに売上の比率でいうと、2リッターターボを買う人は少ないと思います。
今は、アイサイトでまだ他社より安全性やクルコンで優位に立っているので、今までスバル車に目を向けなかった層が購入しているのだとは思いますが、
やはり、スバル車の魅力はハイパワーターボ+AWDだと思います。
長い目で見ると、ハイパワー車をラインナップからなくしていくことは、
スバルの個性を失っていくことにつながっていかないでしょうか。
今回、フォレスターにハイブリット車がラインナップされた理由として、
モーターがターボ的なアシストをしてくれることを目指しているそうです。
しかし、ネットで試乗動画や記事を見ていても、とてもターボ的なアシストにはなっているようには思えません。
だとすれば、ターボ的なハイブリッドの開発を望みます。
極端な話かもしれませんが、今年のル・マン24時間耐久レースで優勝したトヨタの「TS050 HYBRID」が参考になるのではないでしょうか。
パワートレーン「THS-R」は、エンジンとハイブリッドシステムの合計で、
システム最大出力1,000馬力もの出力を誇ります。
これはパワーと燃費を両立した、今の時代にあったレーシングカーのように思いました。
スバルはトヨタと協業し、86/BRZの実績があります。
ハイパワー車をラインナップからなくしていくのであれば、近い将来パワートレインでターボ的なハイブリットを搭載した車の登場を切望したいところです。
◆参考記事
スバル 新型フォレスターを発表 MTとターボを廃止しハイブリッドを新設定した意図は?
https://autoc-one.jp/subaru/forester/launch-5002292/
スバルの新型「フォレスター」からターボ車が消えた理由
https://diamond.jp/articles/-/175123
トヨタがルマン優勝車「TS050 HYBRID」をベースに造るスーパースポーツカーへの期待
https://www.asahi.com/and_M/articles/SDI2018070938391.html
Posted at 2018/07/28 20:37:06 | |
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