日本のテレビで「路線バス乗り継ぎの旅」というようなタイトルの番組の存在を知ったのはだいぶ前のことだったと思いますが、最近動画サイトにアップされていたので見ていたらハマっちゃって(笑)
太川陽介さんと、えびすさんと、マドンナ、計3人で3泊4日、路線バスだけを乗り継いでバスで旅をするという。
すぐに乗り継ぎのバスが来れば良いが、地方へ行けば行くほどバスが繋がらずに隣の県まで峠を歩いて越えて新たなるバスに乗り継いだり、時には10km以上歩いたり。。真夏の炎天下、冬の吹雪の中関係なく。
道中のえびすさんのぼやきとか毒舌が面白かったり。
私もバスが好きで似たようなことをやったことがある。こっちにくる前、東京大田区の実家から江古田の方へ。電車なら1時間ちょっとで行けるのだと思うが、暇だったのと都会の景色を見ながらバスに乗るのはどんなもんか見て見たくて。
品川に出て、山手線の内側を通るバスで新宿方面へ抜けて中野までたどり着いたけど乗り継ぎのバス停待ち時間と渋滞で2時間以上かかってしまって「こりゃダメだね」って記憶が。
今は、なるべく時間のあるときはバスで通勤したり、帰宅時だけバスを利用してます。のんびり座って景色を眺めるのも好きです。
こっちに来て、学生生活に小慣れて来た頃初めてマルセイユに遊びに行くことに。初めての南仏。
当然まだ車も持ってないし、レンタカーをする勇気もなくて。でも都会じゃない海沿いの小さな町を訪れたい。
「カシス」という海沿いの小さな町に行ってみようと思い立った。
滞在先のホテルにどうやって行けるのか聞いて見ると電車はないから車かバスかタクシー。
どうやら路線バスがあるらしい。時間を調べてもらって翌朝GO。
教えてもらった駅のバスターミナル?というかバス停がたくさん集まってる通りへ。
どのバス停を見ても「CASSIS」の文字がない・・。調べてもらったバスの時間も迫ってるのに。
キオスクの人に聞くと、「そのバス停は向こう側のあのお店の前」という。でもその店の前にバス停はない。
そんな感じでいろんな人に「バス停がない・・・」と困窮した顔、半べその顔で聞きまくりその度に「あっちだ」「こっちだ」と。
もう諦めようかと思ったところたまたまそのバスに乗る人が居合わせて
「この木の前で止まるよ」という。

バス停が木・・。時刻表もない。わからんだろー。
ちょうど向こうからバスが来てギリギリ間に合って乗ることができました。(こういう感動がバス旅の醍醐味)
市内循環のバスではなく、長距離だけど高速は通らないバスで乗る人が少なかった記憶が。
カシスという町は、カランクと呼ばれる景勝地の拠点であり山の向こうの入江にあります。
途中すごい岩山の中を走って行く。カルスト地形のよう。こんなところ車で走ったらさぞ面白いだろうに。
まだまだ登って峠を越えます。
終点はなぜか普通の住宅街。地図も持ってない・・。帰るバス停の場所と時刻を確認して他の乗客の後をくっついて行って町までなんとか出れた。
なんかすごく良い感じにひなびた漁港。
この日は曇って海も荒れてたけど綺麗な色です。
フランス版路線バスの旅。まだあります(笑)またネタ切れした時などに。
あ、この番組「太川さんとえびすさん」の組み合わせ卒業なんですね。残念。
Posted at 2017/02/03 04:29:39 | |
トラックバック(0) |
お出かけ | 日記