朝、祖母に「15時頃到着するように行く」と電話したものの大内宿に到着したのがちょうどお昼。
観光地には「観光客ホイホイ」なるトラップがたくさん。あれも見たい、これも見たい。お土産買いたい、ご当地グルメを食べたいetc.お昼を食べて散策したら14時過ぎてしまった。当たり前といえば当たり前だがのんびりしすぎです。
祖父母の家はいわきなのでここから実は100キロ近く離れている。福島県は広いのです。
途中の道の駅で遅くなる旨を電話。ところが山の中すぎて電波がうまく入らないのか電話がかかりません。。
私の持っているスマホは海外使用OKですが、日本国内で電話してもフランスを経由する形になるので海外通話ということになります。だから余計電話がかかりにくかったのかもしれません。
何度かかけてやっとかかったは良いものの音声が聞こえづらかったので「17時すぎを目指して行くね」と伝えてマッハでGO。
フランスの感覚だと、100キロは1時間の距離。でもナビの案内だと倍の時間かかりそう。
白河まで出れば遠い記憶の中で知ってる地名や場所が出てくるのですが大型チェーン店が増えてたり、見慣れない光景が広がるばかり。
阿武隈高地の方に入るとまた山道でぐねぐねロード。その頃にはもう暗くなり始めて怖い。。獣が出そうで。
なんとか17時半に到着できました。
その後、5分で叔父さんが仕事から帰ってきましたが、「すぐ下のところで大きいイノシシがいたよ」とのこと。
あぁ、やっぱり出たか獣!遭遇しなくて良かったー。
おばあちゃん、叔父さんとも会うのはパリに来る前だから10年前。でも全然変わってなくて一安心。
まずはおじいちゃんにお線香をあげてご挨拶。
お茶飲んでひと段落した後、「温泉に行こう」ということで近くにある立ち寄り湯へ。週5日は来てるという。
普段シャワーで済ますことが多いので広い湯船に浸かるのはどこか落ち着かなかったりします。しかしお肌がトゥルンとなって温泉ってやっぱり良いものだなぁと実感。欧州は硬水なので保湿ケアしないと肌がカサカサになってしまう。
夜ごはんはもち米100%の炊き込みごはん。「しょっぱこわめし(しょっぱいおこわ)」って昔から言ってました。
子供の頃夏休みに遊びに行くと必ず作ってくれていたのが好きだったのでリクエストしてました。
イノシシといえば、震災後の原発の影響で狩猟が一切禁止。天敵がいなくなったイノシシは増え、また家畜の豚などと交配してイノブタになったものが農作物を食い荒らして大変なんだそう。
福島県では国道4号線の西側(会津方面)はクマ、東側はイノシシという分布図らしいです。
温泉で祖母を含めその知り合いマダム達が話してる内容も、ハクビシンに柿を全部やられただの、豆を食べられただの。趣味の園芸で収穫を楽しみにしてるのに食べられてしまって怒り心頭の皆さまでした。
専業農家の方はもっと大変だろうと思います。
狩猟、駆除が一切できないことで生態系が狂ってしまってるみたいです。
そういう話横で聞いていてアウェイすぎて会話についていけませんでしたけど・・・。
祖母の趣味の園芸、かぼちゃもイノシシに何度も食べられたと怒りモード。ついに物置小屋の屋根に配置。ハロウィンのデコレーションかと思った。
田舎には蔵があります。昔ながらの倉庫ですね。
蔵の中って何が入ってるんだろう、、ワクワクします。お宝鑑定団の気分。
昔の写真、家具、掛け軸、食器、博物館にありそうな農機具から番傘やランプなど。
その中で一つ目についたカメラ。YASHICAというメーカーの古いものです。
叔父さんが持ってってもいいよ、というのでもらって帰ってきました。
真ん中の古めかしいもの。レストア予定です!

Posted at 2017/11/10 05:10:44 | |
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