
べるちちさんの電動油圧ジャッキが1)購入当初から電動で下がらない、2)しまってある間にオイル漏れ、と絶不調と聞き、先日のプチオフのときにジャッキオイル補充を試してみることになりました。
オイル補充やらエア抜きやら試して一応少しは下がるようにはなったものの、全部は下がらず。車体の重みがかかっている間は下がるのですが、車重がかからなくなって車体との間に隙間がない状態のときにそれ以上下がらない状態になると手で下げることもできない状態になってしまうので非常に厄介です。
ベルちちさんからは捨てたつもりでダメ元で修理する許可を得たので、自宅に持ち帰って分解してみることにします。

ビスをプラスドライバーで外したスケルトン状態がこちら。金属の土台に風船のようなオイルタンクがついているだけ、といった風貌。

実はジャッキのピストン部分の土台がオイルの通り道になっています。写真右端の部分の上のネジ穴の少し下にある穴のところをポンプからのオイルが通ります。この土台部分を外すときはこの穴を上にしないとピストン部分のオイルが漏れてきます。

土台の側面にイモネジがあります。通常はここを6角レンチで開けてジャッキオイルの補充をしたりエア抜きをしたりするのだと思いますが、本体のプラスチックを外さないとアクセスできない部分なので、この製品はもともとメンテナンスのことはあまり考慮していないのかもしれません。
一応、ここのイモネジを外してジャッキオイルをいっぱいまで入れ、オイルタンクとなっているU字型のゴムを揉んでエアを抜いたりしてみたのですが、症状は改善せず。

この裏側にジャッキが電動で下がらないとき用のイモネジがあり、それを緩めると手動でジャッキを下げることができるのですが、これらのネジをポンプ動かしながら緩めたり締めたりしていたのですが、ドワーっとオイルが出てきたりしていまくいかず。そうこうしているうちにモーターが動いても全くシリンダーが動かなくなってしまいました。
さらに分解をすすめます。

まずはモーターの土台を外してみます。

中には遊星歯車があるだけ。ポンプ本体は反対側のようなのでここは閉じます。

オイルタンクの部分を分離してみることにします。プラスのビス4本の圧着力だけでオイルが漏れないのが驚き。

ポンプ側はこのような感じ。何がどうなっているのか全くわかりません。
(精密ギヤポンプというものらしいですね。
川崎重工サイト)
突き出ている6角形の棒をレンチで外します。

この棒の頭にもイモネジがついており、これを外すと写真を取り忘れましたが、三角錐の金属とバネが出てきます。棒の横に穴が空いているので、内部の圧力が高まりすぎないようにする安全弁だと思われます。油圧ジャッキには大抵ついていますが、大抵いじるなと書いてあるので、この棒自体の分解はしないほうが吉ですね。

棒の土台部分は2分割する金属パーツです。これを固定しているボルトを4本外すと金属パーツが土台から離れ、パカッと2つに開けることができます。中には歯車が2個とスプリングとボールがあるだけ。2つの歯車がオイルを押し出すギアポンプのようです。
金属パーツの穴の位置が内側と外側で合わず、細い棒をつっこんでも反対側に貫通していません。途中の筒状のパーツのところに斜め向きの穴があるなどして向きを変えているのだと思われますが、オイルがどの穴からどこを通るのかさっぱりわかりません。

一応電源をつなげて上げる操作をすると、歯車は時計回りに回って、写真で7時の位置の穴から泡がブクブク出ていました
ここまで見て機械的に壊れているような部分はないように見えるので再度組み上げて動かしてみましたが、相変わらずモーターだけが空回りしているような感じで油圧がかかっている感じがしません。
試しにピストン部分を手で引き上げると引き上げることができ、そして体重をかけると普通に下がる状態でした。オイルの経路上で閉じるべきところがフリーになってしまっているようです。
手動の油圧ジャッキだとワンウェイバルブと油圧を抜くときのリリース用油圧経路が別にあるのだと思いますが、この電動油圧ジャッキにはワンウェイバルブっぽいスプリングを使った機構が2箇所あるものの、高さを上げる機構と保持する機構と下げる機構をどうやって両立させているのかさっぱりわかりませんでした。
結局、完動状態には戻せず、今日は時間切れとなりました。
Posted at 2025/12/30 20:03:53 | |
トラックバック(0) | 日記