先日、
Maxhaustのアクティブサウンドスピーカーの音を聴かせていただく機会があり、あらためていいなー、と思いました。
以前欲しい熱が出たときにはラジコン用のサウンドモジュールを入手したのですが、結局、エンジン回転数などの情報をプロポのスロットル情報に変換する方法が全くわからず、お蔵入りになっています。
アクティブサウンドのシステムを見ていると、製品構成はヤカン形状のスピーカー、サウンドジェネレーター、サウンドブースター、ハーネスとなっているようです(
Thorは例外でサウンドジェネレーターとサウンドブースターが一体)。
KUFATECの製品などを見るに、AUDIのディーゼルのツインターボモデルの場合はサウンドジェネレーターのモジュールを購入しなくてよいようです(もとから車についているので)。このAUDI用のサウンドジェネレーター、部品番号は 4G0907160B ですが、車両チェックのロジックがあるため、違う車種につけると車種が違うというエラーが出てしまうのでファームウェア書き換え必須だとか。これでは一般人が流用するのは無理ですね。4G0907160Aなら車両チェックがないらしいのですが、ebayで検索してもモノがありません。
この4G0907160Bについて海外の掲示板で調べていたところ、「このモジュールはVWやPorshe Macnについてる Sound Aktorのモジュールと生産元が同じで、機能もほとんど同じなんだよ。」という書き込みを発見。プリントされているロゴを頼りに検索すると、
KUHNKEというアクチュエーターのメーカーのようです。
悪名高きSoundAktor。エンジンルーム内にあるのは知っていましたが、あの蜂の巣みたいな形のものがマイクでエンジンルーム内の音を拾っているのかと思ったら、あれはコーンのないスピーカーみたいなものでバルクヘッドと窓を振動させて音を出す振動スピーカー(というかアクチュエーター)なのだと知ってビックリ!(
実際に音を出している様子の動画)
この振動ユニットはパーツリスト上では、「インパクトサウンド」と呼ばれていますが、アルテオンのパーツリストを見るとコントロールユニットが存在します。パーツナンバーは 3G8907159A。このユニットではエンジンと同じ系統のハイレスポンスなCAN Hi、Loを取得しており、エンジン回転、負荷、などの情報をもとにスピーカーへの音の情報を出しているそうです。
VWはSoundAktorの音について、合成音ではなく実際のエンジン音を増幅しているという説明をしているそうです(これは私もどこかで読んだこともある)。が、SoundActorの蜂の巣がマイクでないとすると、実際のエンジン音を拾うマイクはどこにあるのでしょう? SoundAktorの音は「人工的」「気持ちのいい音ではない」「うるさい」という理由で不評ですが、タービン音とか吸気音の気持ちのいい部分だけを拾うようにしたら印象が変わるのでは?と思います。が、掲示板では「外すとどう変わるか?どうやって無効化するか」の議論ばかりで、マイクの位置に関する情報は見つけられませんでした。もしもマイクがあってそれを増幅しているなら、そのマイクインプットの代わりに合成サウンドの音を出してやればアクティブサウンドシステムと同じことができる気がします。
また、入力はそのままに出力を振動スピーカーではなく、コーン紙のあるスピーカーにしたらどんな音が出るのか?と思いますが、3000rpm 以上では出力を落とさないと振動が早すぎてスピーカーのダンパー部分が壊れてしまうのだとか。
ロシアにはSoundAktorの後付にチャレンジしている方がおり、中には室内のオーディオスピーカーから出すというのを実践している人の
動画も発見(自動翻訳で普通のスピーカーと書いてあったからそう判断)。ONとOFFの違いがよく分からないと言われることが多いSoundAktorですが、非常に野太い音が聞こえています。これはやってみたら面白そう。3G8907159Aも新品で買ったら数万円するものなので、せっかく付いているなら無効にするより活用してみたいですね。久しぶりにボリュームを100 %にしてみますか。
一方で、話は変わりますがポルシェの高級モデルはエンジン音をエンジンルームから直接運転室内に引き込んでいるのだそうで、そのパーツの移植の仕方のスレッドがありました。このパーツは Symposer というのだそうです。
https://www.planet-9.com/threads/i-want-the-sound-symposer.96990/page-4
Posted at 2021/10/22 19:21:03 | |
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arteon | 日記