
各ECUに電源をつなげれば車載状態でなくともCAN通信ができるということで、手元にある予備のSoundAktorにRaspiをつないでみることにしました。
SoundAktorのピンは6本。おそらく電源で2本、CANで2本、スピーカーへの配線で2本と想像できます。このモジュールはVWのメンテナンスマニュアル上ではJ869という名称なのですが、配線図は少し検索したら掲示板で掲載してくれている人がいました。
が、違う車種のものなので配線の色が違うようです。モジュールをラベルの向きと同じ向きに置くと配線は下向きになるので、それに合わせて配線をしてみました。ちなみに、12Vの電源はACアダプターのコネクターをばらしてクリップに換装したものを用意しました。
が、接続してみたものの、candump しても何も出てきません。スピーカーをつないでみるとかすかにピー、という音がしますが、配線が間違っているような雰囲気。
Aliで配線込みで売っている商品ページを見つけたのですが、コードの色から見てスピーカーへ向かう配線は本体から向かって右ではなく、左のようです。
というわけで、さきほどの配線図は本体を裏からみたときのつなぎ方と解釈してその通りにつなげ直すと、無事 Raspi側で can の信号が拾えるようになりました。
candump は -x -d のオプションをつけると表示がちょっと詳細になることを知りました。今回は下記の3行がずっと表示されています。5F8 が SoundAktorのCAN IDなのでしょうか?データ部分の意味などが相変わらず不明です。
can0 RX - - 5F8 [8] 00 00 20 00 00 00 00 00
can0 RX - - 17F0001C [8] 00 1C 00 00 00 00 00 80
can0 RX - - 17F0001C [8] 00 1C 00 00 00 00 00 80
昨日OBD2ポートから取得したときは
can0 17F00010 [8] 20 10 00 00 00 00 00 80"
だったので、ずっと出現する行の中身もちょっとだけ違っていますね。
SoundAktorはエンジン回転数などの情報を受け取るだけで特に何も他の機器に向けてデータを発信しないと思っていたのですが、そうではなさそうです。また、そうなるとCANのネットワークの中にSoundAktorを1台単純に追加すると2重に同じ情報を送信しそうなので、2台目から上流に流す情報をフィルターする何かがないといけない気がします。
エンジン回転数や車種の情報をCAN越しに通知する手段がないので、スピーカーから音が出ることもなく、本日は流れるCAN情報を眺めるだけで終わりました。
Posted at 2024/10/06 18:28:30 | |
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