今年は半年くらいかけてガレージ内の整理とかリフォーム的な事をしてました。
そしてついでに電動シャッターのリモコン化もしちゃいます。
うちのガレージは電動シャッターなのですが古いためリモコンはありませんでした。
というわけで後付けリモコンを付けます。
前車のNV200のときに取り付けた、スマートキーとかプッシュスターターのキットを
作っているコムエンタープライズの「汎用リモコンスイッチ(4CH)【AC100V用】」です。
自分が希望するリモコンの動作は、シャッター開閉と、今ある照明スイッチとで3路での
照明のオン・オフです。
ちなみに3路とは2個所のスイッチでどちらからもオン・オフができる回路です。
住宅だと廊下の端と反対側の端、階段の1F部分と2F部分とかにあるやつですね。
製品ラインナップに電動シャッター専用のものもあって照明のオン・オフもできると
あるのですが、そちらはどうも説明書通りだと自分の希望する3路の動作はできないようなのです。
説明書にない結線で3路として使う事はできそうですがちょっと問題ありになってし
まいそうなので今回は汎用リモコンのほうを選びました。
ただし汎用リモコンはシャッター専用と違ってリモコンのボタンになんの印字もありません。
材質がシリコン?かなんだかでマジックで書き込んでも何回か押しているうちに消えてしまいました。
さて、その汎用リモコンですがそれだけでは照明の3路としては使えないので特殊なリレーを使います。
オムロンのG4Q-212Sというラチェットリレーです。
通常のリレーはコイルに通電している間だけ接点のスイッチがオン(またはオフ)
になりますがこのラチェットリレーというのは一瞬だけコイルに通電すれば次に通電
されるまで接点がオン(オフ)になったまま保持されるというものです。
汎用リモコンの照明スイッチが押された時の出力でこのリレーを駆動すればこれが
1つの3路スイッチとして使えるわけです。
シャッターの開閉スイッチについても少し説明を。
開閉スイッチの裏側です。スイッチが3つあって上から「開」「停止」「閉」になっています。
この配線では緑の線が共通で黒が開、赤が閉、白が停止です。
注意するのは停止スイッチで、ガレージ・倉庫などの電動シャッターのスイッチは
「開」「閉」は押すとオンですが停止スイッチは押すとオフになるものを使っている
場合が多いです。
なので、汎用リモコンも停止スイッチの役割をするリレーの結線は「NC側」、
「開」「閉」は「NO側」にします。
さらに、開閉スイッチを増設(リモコンも含め)する場合は「開」「閉」はそれぞれ
のスイッチを並列に繋いでいけばいいのですが、停止スイッチは全て直列に
繋がなければなりません。
汎用リモコンの説明書にはシャッタースイッチの結線例は書いていないので、
このリモコンを自分でシャッターに取り付ける方は注意して下さい。
では作業に移りましょう。
今回リモコン受信機とラチェットリレーを収納するためのボックスはこちらです。
結構でかい。まあでも配線しやすさとかの作業性を考えるとこんなもんか?
各パーツの配置を決めます。
ラチェットリレーは背が高いので蓋が閉まるかどうか確認しながら位置決めします。
受信機から出ている配線コネクタです。
使わない配線は邪魔なので引っこ抜いてしまいましょう。
精密ドライバーの先で端子の爪を押しながら線を引き抜きます。
ちょっとスッキリしましたね。
結線してハイ完成。
いつも通り作業途中の写真がないですね。そうですね。
そして既存のシャッタースイッチと照明スイッチと電源を結線してミッションコンプリートです。
シャッターと照明がリモコンで操作できるなんてすごい便利。
ラチェットリレーがもうちょっと安かったらよかったのにとか思うのはやめておこう。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2018/12/29 17:56:12