バランスとセンス
25年ほど前の話
デッキ交換を皮切りにカーオーディオに興味を持ち始めるも、無知な状態からのスタート。
カー用品店にスピーカーを見に行くと、国産メーカーのブースが4つ。
デモオーディオシステムスピーカーが設置してあり、切り替えスイッチを操作して様々なスピーカーを聴くこができた。
フロントスピーカーに、
1万5000円クラスのコアキシャルタイプスピーカーを導入することにして、
リヤスピーカーはそのまま純正品を使いまわし。
さて、自分でスピーカー交換を完了して、オーディオを再生すると。
交換したスピーカーからは今まで聞こえなかった高音域が流れ、低音も力強く響いてくる。
結論として
前の音は良くなったが後とのバランスが崩れてしまったようで
満足感は薄かった。
リヤスピーカーを交換する検討はしたものの
交換することは無かった。
その後
親から借りていた車を返して
自分の車を購入するという流れに。
デッキはCDプレーヤーへ
フロントスピーカーをセパレートタイプへ
リヤスピーカーを置き型BOXスピーカーへ
その当時は
これでバッチリ
本人も満足してドライブライフを満喫しており、同乗者へも『音がいいんだよ〜』と自慢しながら運転してたもんです。本物を知らないからそんなもんです。( ̄▽ ̄;
友人からカーオーディオのイベントの誘いを受けて、幕張メッセが会場の
トウキョーエレクトリックモーターショー
と言うイベントに行く機会が訪れます。
カーオーディオメーカーやカーショップがブースを出して商品の展示やオーディオデモカーが出品されており、いろいろ見て聴いてきました。
メーカー系もショップ系も
まぁ〜凄い高音質な極上の空間がデモ車の室内に広がるんです。
『ルームミラーの下辺りにアーティスト本人が歌ってる、
ステアリングの辺りでギタリストがいる
助手席の前あたりにベーシストがいる
ボンネットのあたりにドラマーがいる』
立体感が出てきた感覚で、衝撃を受けました。
『定位がうんぬんくんぬん』説明受けたが理解まではできなかった。
メーカー系のデモカーは自社パーツで統一してバランスの良い音作り、
ショップ系のデモカーは選りすぐりのパーツでシステム構築してありセンスだなぁと感じる。
そして作成する為の手間と価格に度肝を抜かれる
(オーディオシステムとボックス作成、防振耐震制振もろもろ最低150万から300万円ぐらいと聞いた、それ以上もあります。看板車ですから当然ですが)
気分も上がりっぱなし、興奮状態で
『楽しかった〜、いい音聴けた〜、良かった〜』と会場をあとにし、自分の車のオーディオを再生すると、なんとも言えない虚しさが襲ってきたのを覚えている。
そこからはオーディオに100万なんてかけられないものの、オーディオ雑誌を購入やイベントでショップにコツを聞いたりして、できる範囲で音質改善をするためにトライ&エラーを繰り返し
沼にハマっていくことに (*´∀`)♪ &(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
パーツ1つ変えただけでいろんな所が変わります
良くも悪くも
そんな中でバランスよくまとめて、折り合いを探る楽しさがあった。
ひとしきり楽しんで時間が経った今は
純正オーディオの耐久性と向上した音質の素晴らしさと
ショップのプロによる高次元の技術、セッティングが凄いので
餅は餅屋との考えに落ち着いてしまっている。
Posted at 2020/09/10 18:44:49 | |
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