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2016年10月18日

西濃運輸の自転車輸送サービスを利用してみた感想

西濃運輸の自転車輸送サービスを利用してみた感想 完走してきました。
サイクリストの聖地「しまなみ海道」!

いつかは…と憧れていたものの、住んでいるのが東京ということもあり、なかなか踏み切れませんでした。

他のサイクリストの感想・レポをみると、輸送サービスが利用できるということも知っていたのですが、なかなか…仕事で忙しくなかなか時間が取れず…。

先日、すこし長めの休暇をとることができたのをきっかけに一念発起!
友人も誘って、夢のしまなみ海道ライドを楽しんできました……最高でした!!

道中にあったハプニングなどのレポは後にするとして、この記事では、前の自分のように距離がネックになって、なかなか…となっている人に向けて、自転車輸送サービスは意外と簡単に利用できるってことを紹介します。

利用したのは西濃運輸のカンガルー便


自転車輸送サービス、知っていますか?
これは西濃運輸がおこなっているサービスで、自転車を普通の宅急便のように全国どこにでも配達してくれるというものです。
西濃運輸について、説明が必要でしょうか?普段は郵便や、ヤマト・佐川といった宅急便を利用している人には、少し戸惑う名前かもしれません。
西濃運輸は、ヤマト・佐川・郵便に次ぐ業績を誇る運輸会社です。それなのにどうしてあまり馴染みがないのかといえば、西濃運輸が主に企業を相手に仕事をしている会社だからでしょう。
郵便局のように専用の窓口があったり、コンビニで受付できたりしないので、私たちの生活ではあまり関わりがないのも仕方ないのかもしれませんね。
しかしその西濃運輸が、自転車輸送という目的では最大に使えます!自転車という品物に限定したメニューを、わざわざ作っているのです。これを利用しない手はありません。

この西濃運輸の自転車輸送サービスには、サイズや重さの指定、梱包が必要と条件がありますが、ロードレーサーやクロスバイクが主な対象として受け付け可能。集荷に来てくれるし、希望日に届けてくれます。

日常生活では知る機会が少ない西濃運輸のこのサービスの存在を知ったのは、「サイクリングしまなみ2016」への参加がきっかけでした。

(画像引用:瀬戸内しまなみ海道・国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ」)

公式サイトで、西濃運輸が協賛企業として自転車輸送を請け負っていることが紹介されていたのです。それまでは自転車輸送なんて考えもしませんでしたが、せっかくなら行き帰りは飛行機で身軽な旅をしたかったので、利用してみることにしました。

サービスの正式名称は、カンガルー自転車輸送便といいます。
その中の、シンプル輪行箱という専用の梱包用の箱を買って、慎重に梱包。これは初めてのことなのでちょっと緊張しました。詳しくは後述しますが、きちんと説明書がありますし、難しそうな点については動画を見るとわかりやすいので初心者でも安心です。西濃運輸で検索してみると、結構いろいろありますよ。


↑写真を撮っていなかったので…これがシンプル輸行箱です
(画像引用:西濃運輸 | カンガルー自転車輸送便)

輸送の申し込みは西濃運輸のサイトからできます。注文画面は商品の画像付きでわかりやすく、「自分がどれを選んでいるのか」のほかに「どれを選べばいいのか」も明確でよかったですね。敢えて自転車を扱うサービスをおこなうだけのことはあると思います。手順がしっかりしているという印象を受けました。

申し込み時に送った情報は、
・東京から今治の往復であること
・集荷希望日
・配達希望日
・同送品の個数

です。

カートに入れる形式で表示されるので、何を何点申し込んだかが一目瞭然で、確認するのも楽でした。なお、自転車輸送の申し込みにはクレジットカード決済が必要となります。

実は西濃運輸のこのサービスは、5年ほど前に開始されていました。ノウハウが確立されているのも道理ですね。
この数年、街中でもずいぶんロードレーサーを見かけることが多くなった気がします。そして、大会もとても多くなりました。西濃運輸のカンガルー自転車輸送便のページにも一覧で載っているのですが、何のイベントもない月はないと断言できるくらい、充実しています。その中で、地方や離島の大会などは、距離を考えて敬遠してしまいそうですが、自転車が運べるとなるとぐっとハードルは下がります。このサービスの存在があるから、通常は人口の少ない地域で開催される大会にも参加者が増えているのではないでしょうか。
ニーズが高まるのを見逃していなかったとは、さすが物流サービス業界の中の大手運送会社といったところかもしれません。
自転車に特化したサービスということで安全性にも信頼が置けますし、万が一の事故が起きた場合にも確かな補償が明言されているので安心です。

遠出した先で自分の自転車に乗れる、でも手ぶらで帰れるというのはかなり魅力的だと思います。往復利用には値引きもありますし、リピーターも多いのでは。

注意すべきは一点だけ、旅先でサイクリングを楽しむのではなく競技に参加するときには、その大会の前日を目的地お届け日にすることです。ついつい必要なのは参加日当日と考えてしまいがちですが、気をつけましょうね。目的地集荷日も、ちゃんと自転車の使用が終わったと思える日を入力しましょう。

距離を気にせず、快適に自転車を楽しむために、カンガルー自転車輸送便は結構お役立ちな手段ですよ。

西濃運輸の輸行箱が届いた!


自転車輸送サービスを利用するかどうかにあたって、懸念するのは梱包にまつわる問題だと思います。私もはじめは不安でした。大変だったり、難しかったりしたら嫌だな…と悩んでいる人は、ここで私の経験談を書いてみるので、参考にしてもらえたら嬉しいです。

まずはシンプル輪行箱の受け取り。
西濃運輸にカンガルー自転車輸送便の申し込みをして待っていると、大きな段ボールが届きます。自転車を入れるだけあって、かなり大きいです。広い部屋で作業するのがいいかも?といっても、自転車を入れるために設計された段ボールなので、別に難しくはありませんが。
それを組み立てて、自転車を入れる箱は完成。自転車は重量がありますから、底はしっかりとテープを貼って抜けないようにします。


段ボール箱の幅は150センチ、奥行は34センチです。正確なサイズが気になったら、西濃運輸のカンガルー自転車輸送便のページをチェックしてみてください。値段や、箱の重さも載っています。
ロードバイクは、UCI規則という国際規則で「全長185cm、全幅50cmを超えてはならない」と定められています。西濃運輸の輪行箱もそれにあわせて作られているので、箱に入らない!という事態に陥ることはありません。この辺も安心ポイントですね。

そして肝心の自転車ですが、ホイールを外せばほぼ作業終了といっても過言ではありません。
シンプル輪行箱は、前輪のみを外して後輪はそのままでも入るように設計されています。それでは心配な人は、もちろん後輪も外すのも自由です。これは少しばかり悩みどころかも。楽という点では、そのまま入れてしまいたい…でも、自転車のことを考えるなら、外しておきたい気もします。しかし、せっかくの輪行箱の特性は活かしたいものです。というわけで、私はそのまま入れてしまいました。上で紹介した画像は西濃運輸の公式サイトのものなのですが、これに倣った形です。

そんな感じで、まずは本体をシンプル輪行箱にイン。
それから同封されているタイヤ用仕切り板を使って、本体に当たらないように前輪を入れます。これでほとんど終わりですが、段ボールの蓋が閉まらないようだったらサドルも外す必要があります。こうしたパーツやフレームの末端などは、できればプチプチで保護したいですね。余談ですが、プチプチって商品名だということ、知っていましたか?エアキャップやエアパッキンなども、全部商標なのです。ものとしては、気泡緩衝材というそう。緩衝材として優秀なプチプチですが、あの、プチプチと潰す感触が、ありのままに商品名になっているとは!知ったときは驚きでした。
さて、そんなプチプチで、ペダルやギアも保護するに越したことはありません。全体の緩衝材には、シンプル輪行箱の梱包材が再利用できます。西濃運輸の輸送は信頼できるものだと思いますが、大事な自転車ですから。全体的に包んであげてください。これは、持ち主の責任です。

西濃運輸のカンガルー自転車輸送便を使う目的は、現地まで身軽で行くこと。そう考えると、ヘルメットも入れてしまいたいところです。かさばるシューズも入れてもいいかも。
利便性を追求するサービスですから、どうせなら一式丸ごと送ってしまいましょう。

蓋を閉め、シンプル輪行箱のもうひとつの付属品であるPPバンドを留めたら完成です。
やり方は、西濃運輸公式チャンネル(Youtube)で見ることができます。

説明書に写真入りで解説されていますが、慣れるまでは動画があったほうがいいかなと個人的には思います。実際にPPバンドを使うところをゆっくり実施してくれている動画なので、一緒にやってみるのが楽だし、「今のところわからなかったからもう一度!」と焦ることもありません。

梱包が完了したら、あとは西濃運輸の集荷を待つだけ。集荷については、次の項でも語ってみたいと思います。

すべてを済ませたら、自分が目的地へと旅立ちます。
自転車はちゃんと届いているのか、中身は大丈夫なのか…やっぱり最初はどきどきでした。西濃運輸を疑っていたわけではなく、自分の梱包能力にいまいち自信が持てなくて。
しかし無事に受け取り完了!
あの瞬間の心情は、ちょっと言葉にしづらいものがあります。安堵と、ワクワクする気持ちが同時に湧き上がってきました。

梱包を解き、自転車を組み立てます。
しまなみ海道はサイクリングの聖地ですから要所に自転車組立場があり、場所に困ることはありませんでしたが、どこでも同じ待遇というわけにはいかないので、地域によっては人の迷惑にならないように気をつけたいですね。
この手順も、何回かカンガルー自転車輸送便を使えばスムーズになるかと期待しています。

梱包時に説明したとおり、最低限の取り外ししかしていませんから、分解と組立、それぞれの作業は丁寧にやっても一時間もかかりません。細かい点もチェックして修正し、特に問題もなし。ここに至るまですごく順調で、西濃運輸に頼んでよかったなと思いました。いざ相棒とともに絶景のしまなみ海道へ!

このレポは別に語る機会を設けるとして、今回は省略します。カンガルー自転車輸送便のことを、そして私の西濃運輸に対する感想を、もう少し詳しく書いておきましょう。

西濃運輸に自転車を集荷してもらう


せっかくなので、西濃運輸に集荷に来てもらったときの気持ちを、覚えている限りで書いておきます。
なにせ自転車を送るのは初めてのことですから、当日まではどうしても不安がありました。指定されたとおりにやったつもりでも、手順はあっているのか、なにか間違えていることはないか…。大きな荷物を宅急便で出すという経験もあまりなかったため、集荷に来てもらうこと自体が珍しい体験だったといえます。

これから西濃運輸で自転車を送るという人に念頭に入れておいてもらいたいのは、前の項で述べた梱包作業を、集荷日までにきちんと完了させておくことです。
それこそ、小さな荷物なら集荷が来る直前にばたばたとまとめてもいいかもしれませんけど、自転車はその場で即座に分解・収納できるものではありませんから。これも前述したように、個別パーツを包むにはそれなりの時間もかかりますし。もしその場にプチプチがなかったら、買ってこないといけませんしね。何事も、慌てないために余裕が必要です。

なにより、自転車を安全に運ぶためにも、まず自分自身が輸送に協力しなくてはならない。
これは肝に銘じておきたいところです。

申し込みはすべてインターネット上、カンガルー自転車輸送便のサイトからおこないます。
カンガルー自転車輸送便の集荷は、時間の指定はできないので、集荷希望日は時間に余裕のある日を選んでおきましょう。対応する時間帯は、月曜から土曜は10時から19時の間、日曜祝日は10時から15時の間となっています。平日は仕事で無理という人は日曜狙いで、どうしても集荷を待っていられないという場合には自分で直接営業所に持ち込むという手があります。最近はドライバー不足が社会問題として取り上げられたりもしていますから、そういう協力も必要かもしれませんね。

受け取りを営業所留めにする人も多いようです。
旅先では宿に気兼ねしないで済むし、復路の引き取りも自分の好きなタイミングで行けばいいから行動が制限されず、忙しい人にはかえって気楽なんだとか。最近では、通販した商品をコンビニで受け取れたりしますよね。あれと同じ感覚で、営業所留めを使うのも自分にメリットのあるひとつの裏技だと思います。

集荷当日は、訪れる前に西濃運輸のドライバーが連絡をくれます。
私の場合は男性のドライバーさんでした。相手も慣れたもので、引き渡しはあっという間に終わりました。クレジットカード決済のキャッシュレスという点も手間を省いています。

がらんとした玄関に、ああ送ったんだなという実感が湧きます。一仕事終えた気分でもあり、なんだかさみしいような気分でもあり…その中に、現地での受け取りを楽しみに思う気持ちも確かにありました。

自宅にいながらにして、すでに半分しまなみに旅立ったような気持ちになった、といえばいいでしょうか。
受け取った自転車を組み立て、しまなみ海道を走る自分の姿が思い浮かんだのです。自転車は自分の半身のようなものですから、先に行って待っててくれるという意識が生まれたというのが、集荷を終えた際の感想ですね。
ますます大会が楽しみになる、カンガルー自転車輸送便にはそんな意味もあるのかもしれません。

輸送料金はどれくらいかかるか?


さて。いろいろと便利なのはわかったけど、一番気になるのは、自転車を送るのにはいったいいくらかかるの?という、料金の話ではないでしょうか。
私も、旅費がかかる以上、費用はできるだけ抑えたいというのが本音でした。
自転車輸送料金は、西濃運輸の公式サイトで一覧表として見ることができます。

私のケースでは、自宅のある東京都(関東)から今治、つまり愛媛県(四国)への往復の利用でした。片道5660円、往復値引きで1000円が引かれ、合計10320円。発着に営業所を利用すれば、これからさらに各300円の割引が入るので、一万円を切る計算になります。加えて、シンプル輸行箱の販売価格が2900円。しめて13220円でした。

これを高いと感じるか、安いと感じるかは人それぞれだと思いますが…少なくとも個人的には、満足のいくサービスだったと断言できます。時間をお金で買うという表現がありますが、楽をお金で買いたいときもあるのです。普通に電車や飛行機に乗って旅行に行って、旅先を愛車で回れるのは、想像以上に快適です。発送するのにたいした苦労があるわけでもない。じゅうぶん元はとったと思っています。

それでも、ちょっと高いな…と思う人には、西濃運輸が設定している輪行箱のレンタルサービスがおすすめです。
レンタル期限は一週間で、料金は2100円。使用した後は回収されるので、ある意味、使い勝手がいいといえるかもしれません。長期休暇でなければ、私もこちらを利用していたでしょう。

反対に、もっと高くても強度のある輪行箱が欲しいという場合には、西濃運輸オリジナル輪行箱があります。7200円と値は張りますが、上蓋と底蓋がプラスチック段ボールで作られており、中敷に自転車をはめ込むような造りになっているため、安心感が増します。カンガルー自転車輸送便を利用するのが当たり前になり、海外の大会などにも参加するようになったら、私もこちらにシフトチェンジしてみたいものです。

お金の話ばかりするのもなんですが、使うルートによっては、この自転車輸送サービスはとてもお得だと思いますよ。料金の区分は、北海道・北東北・南東北・関東・中部・近畿・中国・四国・北九州・南九州の10個の地域で分けられているのですが、一覧を見ているうちに、山梨や新潟が関東に含まれることに気づきました。
同一地域内の料金は、3390円となっています。東京はもちろん、神奈川から新潟まででも、この金額で送れるのです。往復利用しても、東京―愛媛の片道料金とほぼ同じ。これはかなり魅力的ではないでしょうか。新潟にも各種サイクリングコースがありますし、いつか実際に利用してみたいですね。

また、自転車輸送サービスは離島にも対応可能です。国内旅行のランキングで必ず上位に入る人気の沖縄なども、自分の自転車で観光できる。そう思うと、金額だけでは計れない価値があると思いませんか?
自転車輸送サービスの実用性を知ってしまうと、これを使って次はどこに行こうか、夢が膨らみます。
ブログ一覧 | 西濃運輸 | 日記
Posted at 2016/10/18 10:53:09

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