登録してからずいぶん経つのにようやく知ったのですが、みんカラは自転車も愛車として登録できるんですね。
たしかに自転車もクルマのひとつ。愛車紹介やパーツレビュー、整備手帳も結構たくさん投稿されているみたいです。もっと早く知っておきたかった!

愛車紹介(自転車)もたくさん登録されているみたいです↓
https://minkara.carview.co.jp/car/other_all/bicycle/usercar/
みんカラには企業さんもいくつか登録していますが、自動車のパーツ・メンテナンス用品を販売している呉工業さんがパーツを紹介しているページも見つけました。
さて、今回の記事では地方での自転車イベント・大会に参加するときに利用するカンガルー自転車イベント便について紹介しようと思います。みんカラユーザーにはトライアスリートの方もいるようですが、イベント便はもちろんトライアスロンの大会に利用できます!
西濃運輸が自転車イベント便を始めたきっかけ
トライアスロンをターゲットにしたサービスって、普通はなかなか思いつかないのではないかと思います。カンガルー便でそれが導入されたのは、社長の田口義隆さんがトライアスロンに参加したことがきっかけだったそうです。
調べてみると、田口さんは1961年生まれ。トライアスロン初参加は2005年とのことですが、社長に就任したのがその二年前だといいます。まだまだ大変な時期だったでしょうに、パワフルですね。
「心が動いたらやる、やると決めたらどうすれば実現できるかをシミュレーションする」が田口さんのモットーだそう。この心意気と実行力が成功者の秘訣というものでしょうか。
田口さんがトライアスロンを知ったのは、知人との会話です。経営者を集めたチーム「トライアスロン・ボーイズ」を率いる井上英明さんという人が、大会に出たときの様子を田口さんに語りました。
トライアスロンといえば、ハード、過酷というイメージがあったという田口さん。けれど、井上さんが関わっていたのは「オリンピック・ディスタンス」、ショート・ディスタンスとも呼ばれる種類で、つまりは短距離、午前中に終わるようなレースだということでした。参加のハードルが下がると人も増え、現在では国体の正式競技にもなっています。
興味を引かれた田口さんは、時間を捻出して練習を始めます。適度な運動が精神に良い影響を与えることはよく知られていますが、田口さんのような人にはオンオフを分けられるという効果もあったようです。
田口さんはトレーニングに一年を費やしました。そして2005年11月のロタ・ブルー・トライアスロンに初出場し、無事に完走したのです。
やりきったという喜び以外に、そこに至るまでの努力が心身にもビジネスにも活きたのでしょう。田口さんは、それ以降も定期的にトライアスロンに参加するようになり、自身を中心に「ゴールデン・ワラビーズ」を結成してしまったほど、トライアスロンにハマってしまいました。忙しい仕事の合間に趣味にも精を出し、結果を残す…うらやましくなる充実ぶりです。今ではセイノーホールディングスの社長としてだけではなく市民アスリートとしても有名になり、あの為末大さんとも親交が深いのだとか。
こういった過程で、田口さんは自転車輸送の必要性に気づいたといいます。そこでカンガルー自転車イベント便が誕生したんですね。トライアスロンは、社長の観点に変化をもたらし、新たなビジネスにもつなげたというわけです。そんな利用者目線に立ったサービスは、今もいろいろな大会などで利用され、私たちを助けてくれています。
西濃運輸がサポートしてきた大会は?
カンガルー自転車イベント便というサービスが、カンガルー自転車輸送便とはどこが異なるのかをはっきりさせておきましょう。
全国各地で開催される大会やイベントに合わせた集荷・配達が可能です。こういう言い方だと、結局なにが違うんだと思われてしまいそうですが…西濃運輸側が開催要項を把握しているので、たとえば、集荷の日程の目安が明確になります。サイクリングしまなみのように大会会場付近での受け取りや発送にも対応できますし、沖縄や鹿児島の離島でのイベントにも積極的なのはありがたいです。
これまで、西濃運輸がどんな大会に関わってきたのか、私なりに調べてみました。
たくさんあります!せっかくだから紹介したいと思い軽い気持ちで調べ始めたのですが、まとめるのもひと苦労でした…カンガルー自転車イベント便、すごいです。いや、これだけいろいろなイベントをやっているのがすごいのかな。本格的に自転車を趣味にするのも結構忙しそうです。楽しさと表裏一体ですけどね。
カンガルー自転車イベント便としてのサービスは、2011年8月に開始されました。この年、対象とした大会はというと…
・沼津千本浜トライアスロン
・全国高校総体 自転車競技大会
・サイクリングIN鈴鹿サーキット
・全日本マウンテンサイクリングin乗鞍
・シマノ鈴鹿ロードレース
・国営昭和記念公園トライアスロン大会 チームケンズカップ
・横浜シーサイドトライアスロン大会
・全日本7時間耐久サイクリングin袖ヶ浦
・アイアンマン70.3セントレア常滑ジャパン
・ツールド千葉
・ぎふ清流国体自転車競技リハーサル大会
・東京シティサイクリング
・村上・笹川流れ国際トライアスロン大会
・全国サイクリング大会inみえ
・美瑛センチュリーライド
・スズカ8時間エンデューロ秋SP
・石垣島アースライド
最初から飛ばしてます。
これ以降、レンタル輪行箱の取り扱いが始まったり種類が増えたりと、経験を元に現在のサービスが確立していったのでしょうね。さて5年ぶんのデータというと膨大になってしまうので、2016年はどうだったかをざっと見てみますが…
・トライアスロン珠洲大会
・佐渡国際トライアスロン
・ASTCアジアトライアスロン選手権/廿日市
・全日本トライアスロン宮古島大会
・石垣島トライアスロン
・四万十・足摺無限大チャレンジライド
・GREAT EARTH宮崎ライド
・びわ湖一周ロングライド
・久米島トライアスロン
・サイクリング屋久島
最近では、
・ツールドおきなわ
・奄美大島チャレンジサイクリング240K
・シュガーライド久米島
・安芸灘とびしま海道オレンジライド
といったイベント名が挙げられます。
高校総体やアイアンマンは恒例、各種トライアスロンやサイクリングの大会ももう定着したといえます。
来年も続々と増えていくことでしょう。参加しようと思っている大会があるなら、カンガルー自転車イベント便と提携しているか、事前に大会事務局に確認してみるといいかもしれませんね。
自転車イベント・大会での受け取り/引き渡しについて
大会会場付近、特設ブースでの受け取り・引き渡しって、実際のところどうなんだろう?そんな疑問を覚える人もいるかと思います。そこで、体験談がないかを探してみました。
このブログもそうですが、自転車関連の記述は自分の行動の記録であると同時に資料としての価値がありますね。各イベントの良さ、利用してよかったサービスなど、たくさんの人に書いてもらいたいものです。
西濃運輸が協力した大会のひとつ、アイアンマン70.3に参加した人の声を見つけました。これは愛知県のトライアスロンのイベントで、日本で唯一のアイアンマンレースを謳っています。かなり本格的です…。
セントレアという中部国際空港を利用して競技説明会をおこなったのち、会場へ移動というのが定番の流れですが、カンガルー自転車イベント便を使えば、この移動の間が楽できるというわけです。慣れた西濃運輸では受け取りでトラブルが起こることもなく、大会会場だから組み立てるスペースも十分。参加者もベテランが多いのかこの快適さを知っていて、カンガルー自転車イベント便を利用する人はかなりの数がいるようです。ベストコンディションで本番を迎えるために、最適な手段なのだと思います。
大会が終わり、疲れ果てながらもその場から自転車を送ってしまえば、心置きなくアワードパーティーで祝杯を上げ、帰路につけます。
サイクリングにも同じことが言えるのですけど、ゴールまでの道のりを楽しむのはもちろんですが、その土地の景色を堪能し、他の参加者と交流して、その土地の料理やお酒を味わえるのがこうした大会やイベントのおもしろさでもあります。自転車は半身とはいっても、その存在を気にしながらではすべてを満喫しがたいのも事実。自転車イベント便で会場での受け取り・引き渡しを利用するのはやはりいいという意見を、他のブログでも見かけました。
ただ、最近増えている沖縄や離島などが舞台だと、到着日の不安が拭いきれないかもしれません。遠方の輸送には船便を使用するようですし、目安はあくまで目安ですからね。心配な場合は、大会事務局ではなく、西濃運輸の営業所に問い合わせるのが確実だと思います。無理は言えませんが、相談に応じてくれるはずです。とはいえ、ぎりぎりでの利用は避けたいもの。一か月先の予定をばっちり決められるという人は少ないでしょうが、余裕ある申し込みを心がけましょう。
さて、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。よければ参考にしてみてくださいね。