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2025年04月06日 イイね!

UABASPのバージョンアップ

UABASPのバージョンアップWindows7 32bitのインストールといい、UABASPといい、何がクルマに関係あるんだ? という感じですが、わかる人にはわかる、あの電子部品の修理をするために、かなり遠回りな準備をしております。

今回はUSBASPという小さな基盤のファームウェアアップデートです。
USBASPとはなんぞや? と、思いますでしょうが、これは「マイコンにプログラムを書き込むためのマイコン」です。
ホント、ややこしいのですね。
マイコンって直接プログラムを書き込める機種ってあんまりない気がします。
(ESP32はUSB-シリアル変換さえすれば直接書き込めたかも?)
なので、プログラムを書き込むためマイコンを使って、プログラムを書き込むためのマイコンのファームウェアをバージョンアップさせるのです。

このUSBASPは、そんなマイコンプログラミングツールの中では、回路が公開され、オープンソースの回路として多くのクローンが出回っているツールです。

私が購入したのはこちら↓



Atmega8aチップが搭載された基盤2枚です。
2枚でたったの1,480円で、ケーブルまで付いてきます。
この汎用USBASPは、なぜなのか、古いファームウェアで出荷されています。
ファームウェアをアップデートしてから使いたいな、と、思うのですが、ファームウェアをアップデートするためには2台必要なのです。
一番最初に書いたように、USBASPはマイコンのプログラムを書き込むためのマイコン。USBASP自体がマイコンなので、そのプログラムたるファームウェアをバージョンアップするためには、それを書き込むためのマイコンが必要なのです!
(ニワトリタマゴ!)

ファームウェアバージョンアップをするためには、USBASPの基盤にあるJP02のスルーホールをショートさせて、ファームウェア書き込みモードにする必要があります。JP02に2.54mmのピンヘッダーをはんだ付けします。



ちなみに、電圧を変更するJP01は最初からピンヘッダーがあり、ジャンパーピンも5V側刺さっています。
JP03は今回は使わないのでほっといて、JP02だけにピンヘッダーをはんだ付けし、ジャンパーピンでショートさせると、ファームウェア書き換えモードに入ります。

JP02がショートされていないUSBASPと、付属のストレートケーブルで接続します。
私が購入したUSBASP 2台はストレートケーブルが付属しており、コネクターの溝があって、ストレート接続状態以外ではケーブルがはまらないようになっています。
(とはいえ、ストレート状態でも差し込むのにとてつもない力が要ります。)

JP02をジャンパーしていないほうのUSBASPをPCのUSBポートに刺します。
すると、ドライバを要求する画面が出てきます。
しかし、USBASPはアーキテクチャが古すぎて、「署名付きドライバ」がありません。
そこで、汎用USBドライバなるものをインストールします。

汎用USBドライバは、Zadigというフリーソフトを使ってインストールします。
Zadigはインストーラーとかがなく、ダウンロードした.exeファイルが、まんま起動します。

ドライバ選択画面をキャンセルし、ダウンロードしたZadig.exeを起動します。

起動直後は何も表示されていないか、ほかのUSBデバイスが表示されていると思います。(USBASPが最初から表示されていることのほうが珍しいです。)
メニューにあるOptionからList All Decicesをクリックすると、すべてのUSBデバイスをプルダウンから選べるようになります。



リストからUsbaspを選択し、ドライバの右側の項目をlibusbKにします。
そして右下のInstall Driver(すでにほかのドライバがインストールされている場合は、ドライバをアタッチしなおすので、Re-Install Driverボタンに変わっています)をクリックします。

ドライバがアタッチされたら(デバイスマネージャーに!マークとかがなければOK)、2台のUSBASPをストレートケーブルで繋がれているのと、ファームウェアアップデートする方のJP02がショートされているのを確認します。(電圧は両方デフォルトの5VでOK)

PC -- USBASP(JP02open) -<ストレートリボンケーブル>- USBASP(JP02Short)
という接続になっています。



このUSBASPにプログラムを書き込むための書き込みソフトと、最新のファームウェアを入手せねばなりません。

ソフトはコマンドライン型ですが、avrdudeというのを使いました。
GUI版もあるようです。
そして、最新はGitHubのVer8の用ですが、なぜかその時、探せなかったのか、それともVer7以上はUSBASPににとって不都合があったのか、6.4をダウンロードして使いました。
Ver6.4のWndows版は「avrdude-6.4-mingw32.zip」とうファイル名でこことかにあります。

USBASPのファームウェアはこちらに、フリーソフトとして公開されています。
ありがたや。
最新はusbasp.2011-05-28.tar.gzのようです。もう10年以上も前!

avrdude-6.4-mingw32.zipも、usbasp.2011-05-28.tar.gzも、中を解凍して、avrdude.exeや、解凍時に同じディレクトリに存在していた各種ファイルと、usbasp.2011-05-28.tar.gzの中に入っていた、usbasp.atmega8.2011-05-28.hexというファイルがC:\tempにあると仮定して話を進めます。

まずはコマンドプロンプトを起動し、
cd c:\temp
と打ち込みます。すると、現在のディレクトリがc:\tempになります。
c:\temp\avrdude.exe -C avrdude.conf -P usb -b 19200 -c usbasp -p m8 -U flash:w:c:\temp\usbasp.atmega8.2011-05-28.hex
と打ち込むと、ファームウェアのアップデートが始まります。

2分くらいでファームウェアの書き換えがすみますから、終わったら、2個のUSBASPの接続を逆にし、ジャンパーJP02の設定変更も忘れないようにして、汎用USBドライバをインストールし、上記のコマンドを実行して、両方のUSBASPをバージョンアップさせましょう。
Posted at 2025/04/06 22:59:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 一般 | 日記
2025年04月05日 イイね!

音が鳴らない!

音が鳴らない!ウチのBMW G21には前のクルマBMW F31で使っていたaudison Prima 8.9bitを、外して移植して使っています。
(FORZAではない、前モデルです。)

4/5(土)にクルマに乗り込むと、音がしません。
ま、エンジン始動直後はSpotifyが起動していないので、そんなもんだろうと支度をしていたのですが、かすかにリアから音がします。
(リアはDSPアンプを通さず、RAMから直接つながっています。)
Prima 8.9bitのコントローラー(DRC AB)を見ると、消灯しています。
コントローラーの電源ボタンを押すと起動するように見えますが、数秒後にN/Aと表示されて、さらに数秒後に消灯します。

ラゲッジスペースの左サイドに隠れているAP8.9bitと格闘です。
AP8.9bitおREM端子のギボシを脱着しても変わりません。
ちなみに、REM端子のギボシを抜いて、コントローラーの電源ボタンを押すと、やはり起動したように見えます。が、N/Aを表示して消えます。
この時点で、バッテリー直接からのケーブル(バッ直)に電源が来ていて、ヒューズが飛んでいるわけではない、ということがわかります。

最後に試したいのは、バッ直ケーブルの脱着。
しかし、ねじ止めしているケーブルも脱着したくないし、ラゲッジスペース下にあるバッテリー室にアクセスするのも面倒。
取りうる簡単そうな手段は、AP8.9bitのヒューズを抜き差しすること。

このヒューズ、素手では抜けません。
BMWの車内ヒューズも抜けにくいのですが、ヒューズボックスにあるヒューズクリップを使うと簡単に外せます。
その感覚で、純正ヒューズクリップを拝借してAP8.9bitのヒューズ抜こうとしましたが、無理でした。

フロントから音が出ない状態で運転すると、ナビ等の音声が出てこないのは当然ですが、ウインカーのカチカチ音も聞こえないのです!
(BMWやMINIのウィンカー音は、オーディオをミックスされて、音楽用スピーカーから鳴っています。)

面倒ですが、家から工具箱を引っ張り出してきて、その中からラジオペンチを使い、てこの原理でようやく外しました。

念のため、ヒューズを外した状態でコントローラーの電源ボタンを押しましたが、当然表示されません。期待された非動作です。

ヒューズを入れます。
が、これまた入れるのも堅い。
そして、電気スパークのようなパチパチという音がします。
そう、REM端子を接続しなおしていたのを忘れていました。
REM端子を抜いてからヒューズを入れようとすると、パチパチというスパーク音はしなくなりました。

堅いヒューズを手探りでなんとか押し込み、REM端子を接続、エンジンをかけると、(というか、かける前から)、音楽がフロントから流れており、ハザードウインカーのカチカチ音も聞こえるようになりました!

audion製品で音が鳴らなくなったら、REM端子とヒューズを外し、数十秒おいてから、ヒューズを先に戻し、その後REM端子を元に戻すと、もしかしたら直るかもしれません。
(壊れていたら、この方法では直らないのであしからず。もしかしたら直るかも?と、試してみる、ということでご了承ください。)

この事象が治るまでの一晩、ALPINEのDSPアンプを買おうと、価格.comなんかを漁っていました。
それはそれで、いつかほしいなぁ。
Posted at 2025/04/06 21:31:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2025年03月30日 イイね!

Windows7 32bitのセットアップ

Windows7 32bitのセットアップわかる人には「ああ、あれの修理がしたいんだな。」と、お分かりかもしれませんが、わからない人には「なぜ今Windows7? しかも32bit?」という内容かと思います。

どうしても必要になったのです。Windows7 32bitが動作するPCが。
64bitじゃダメですし、10じゃダメらしいんですよ。
(署名なしドライバをインストールできるようにすればWindows10 32bitでも動作するという話もチラホラ)

私のコーディング用PC DELL Latitude 7390はWindows11にいつでも移行できるように、Intel Core 第8世代のCore i5 8235Uが搭載されており、Windows7のインストールサポートが終了している機種です。Windows7は第6世代までなんですね。
これはWindows7のインストールディスクにUSB3.0ドライバが入っていないことが最大の原因なのですが、第6世代もUSB3.0なので、インストールディスクにUSB3.0ドライバを入れるユーティリティなんてのがあるのです。しかし、それを以てしても、Latitude 7390は、インストールの序盤でBSODとなり、0x000000A5エラーを吐いて終了します。ACPIエラーということで、これを修正するにはinstall.wimファイルを分解し、その中に入っているacpi.sysをバイナリエディタで修正し、install.wimに入れなおす、という手順を踏むとか踏まないとか。

難しそうなので、先月弟にあげた古いPC、レサンセLNB-7HP-P3534-SPを送り返してもらうことにしました。
この弟にあげたPCは、弟の嫁さんのMINIの診断をするために、Windows10 64bitと、日本語化したISTAだけがインストールされていました。

そして、レサンセLNB-7HP-P3534-SP用Windows7インストールディスク(DVD)は幸いなことに渡し忘れて、私の手元にありました。
このインストールディスクはWindows7 SP1 Home Premiumの64bitと32bitのセレクタブルインストールになっています。
作業が終わったらまたMINIの診断PCとして活用すべく、今の環境は残しておきたいので、手元で余っているSSDに入れ替えて、32bitで再インストール。

ここまでは簡単なんです。動作保障環境なので。
でもですよ、作業途中でネットにつないで確認したり、ファイルをダウンロードしたりしたいじゃないですか! なので、Chromeをインストールするところまで持っていきます。

※当然一般的な話ですが、サポート終了OSは脆弱性があっても改修されていないため、セキュリティ的に危険です。

ブラウザとしては懐かしのIE9が搭載されています。
しかし、ほとんどのサイトにアクセスできません。



FMVのサイトからお借りしましたが、こんな表示になります。
Googleくらいしか表示できません。
これは、ほとんどのサイトがSSLになったものの、現在一般的に使われているTLS1.3をIE9がサポートしていないことにあります。(TLS1.2以下は脆弱性があることが知られています。)

そこで、ますはWindows Updateです。
しかし、OS自体がTLS1.3をサポートしていないため、オンラインでのWindows Updateはできません。
そこで、Windows10/11が動作しているPC(DELL Latitude 7390)で、[WSUS Offline Update 11.9.1」を使って、Windows7 32bitのアップデートファイルを一気に集め、それをWin7マシンに送り込み、一気にアップデート、ついでにChromeもインストールしてしまいます。

やり方はほぼここに書いてる通りです。

WSUSのサイトに行き、右の「12.03.2020 Version 11.9.1 ESR released. See Download area.」をクリックします。



その後、「12.03.2020 Version 11.9.1 (Hashes, AV check)」をダウンロードし、適当なフォルダに解凍します。



解凍したら、「UpdateGenerator.exe」を起動します。



初期画面はWindowsタブになっていますが、これは10/11用だそうなので、Legacy Windowsに移動します。
デフォルトではこうなっています。



Windows7 32bit(x86)のアップデートが欲しいので、「Windows7 / Server 2008 R2 (w61 / w41-x64」の中にある「x86 Global (multilingual update)」にチェックを入れます。
後のオプションはそのままでよさそうです。
(時間がない!ダウンロードしたものを信じるから、検査なんかしなくていい! という方は「Verify downloaded updates」のチェックを外すとちょっとだけ早くなります。)



Startを押すと、コマンドプロンプト画面が出て、次々とダウンロードが始まります。

終了のダイアログが出たら、OKを押して、WSUS Offline Update自体もExitを押して終了させます。

そして、WSUSのフォルダを見ると、「client」というフォルダが増えています。



このclientフォルダを丸ごとWindows7 PCに持っていきます。
(USBで持っていく、LANでネットワーク共有から持っていく、どちらでもOK)

Windows7のPCでネットワークを切断して、clientフォルダ内にある「UpdateInstaller.exe」を起動します。
そこで、Installationでは、チェック入れれるものは、「Install Microsoft Silverlight」と「Install Microsoft Security Essential」以外にチェックを入れます。
(ま、上記2つはダウンロードしていないとチェックは入れられないです。)
Controlでは、「Automatic reboot and recall」にチェックを入れておくと、インストール途中で再起動が要求されたときに、自動的に再起動して、起動後に自動的に続きのアップデートを進めてくれます。



全てのアップデート終了後、ネットワークに接続すると、Windows Updateが正常に情報を集めてくれると思います。
大量のWindows Updateの実行候補が表示されたので、WSUSを使ってもなお、Windows Updateが残っているということでしょうか?

続いて、IE11をダウンロードします。
おそらく、Windows10/11のPCからダウンロードすると良いでしょう。
ダウンロードするファイルは「IE11-Windows6.1-x86-ja-jp.exe」です。
(たぶん、ここからダウンロードするのだと思います。)
IE11-Windows6.1-x86-ja-jp.exeは、WSUSを適用する前は実行できませんでしたが、WSUS適用後は実行できるようになり、IE11がインストールできます。
そして、インストール後になぜかEdgeになりました。
いつ何をしてEdgeにバージョンアップされたのかわかりません。

またWindows7 32bitにインストールできる最新のChormeは「Google_Chrome_(32bit)_v109.0.5414.120.exe」なんですが、これもどこから拾ってきたのやら...。

こうしてネットでブラウジングできるWindows7 32bit PCが完成しました。
Posted at 2025/03/31 00:22:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 一般 | 日記
2025年03月23日 イイね!

実施済みだったリコール用のソフトウェアアップデート

実施済みだったリコール用のソフトウェアアップデートBMWのディーゼルモデルをお乗りの皆様には、もうとっくの間に届いているでしょう、去年11月のリコールのお知らせ。
たしか、1月の下旬くらいに私の元にも届いておりました。

無料でi-STEPをバージョンアップしてくれることによる、Alexa正常動作への期待感と、「せっかくコーディングしたものを、イチからやり直しかぁ」という、ちょっとした絶望感が入り混じりました。

時を同じくして、世の中のBMW クリーンディーゼルユーザーの皆様のお手元のMy BMWアプリなどに、日本では封印されているのではないか?と言われていた「REMOTE SOFTWARE UPDATE」がキター!!という情報が多数。
Remote Software Updateを施した皆様の情報だと、アップデートされるi-STEPは11/2023だという・・・。

待てど暮らせど、Remore Software Updateが降ってこないと思っていましたが、ウチのG21のi-STEPは07/2024.054と、かなり新しいのです。
もしかして、11/2023にはディーゼルのDMEはアップデートされていたのかしら? と、思い、NeoTuneされたショック交換の際に、バンプラバーやぼろぼろのサスペンション保護カバーを新品にすべく、ディーラーに部品を購入しに行ったついでに聞いてみました。



「↑こんなお手紙が来ていたんですが、ウチのクルマ、去年ソフトウェアアップデートしているので、対象かどうか確認したいんですけど。」

と、部品発注のついでに聞いてみたら、サービスの方が調べていただき、「お客様はすでに対策済みですね。ただ、整備資料に記録していなかったので、記録付けますので、ここにサインをお願いします。」

ということでした。
やはり、ディーゼルの問題を早期検出すべく、2023/11にはDDEモジュールでの検出ロジックを変更していたようです。

運としか言いようがありませんが、去年Alexa対応に期待し、自ら自腹で払ってソフトウェアアップデートしてもらった身としては、「損したなぁ」という気持ちと、「11/2023より新しいからええやん!」という2人の私がいます。
さらにもっと新しくなるのも期待半分でした・・・。

しかし、リコール用の書き換えファイルは最新stabeleのファイルを使わないんだ! ということ(知っていたけどやっぱりBMWは保守的)という点が改めてわかったのでした。
Posted at 2025/03/23 22:46:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 一般 | 日記
2025年03月15日 イイね!

BMW G21にNeoTune

BMW G21にNeoTuneBMW G21 xDrive Mスポーツ、乗り心地がすこぶる悪いんですよ。
知ってはいたんです。でも2019年7月製造からマシになったと聞いたので、2019年10月製造のウチのG21はマトモなのかと思っていたのですが、F31ラグジュアリーとG21Mスポーツと比べている自分がバカでした。
F31ラグジュアリーは、ロールスロイスも製造しているBMWだからなのか、実にふわりとした乗り心地で、それでいてカーブのロールは少しだけ。オンザレール感は少ないものの、日本車のような腰砕け感は全くなく、踏ん張りは効いていました。
F31ラグジュアリーの後部座席に乗った友人は十中八九寝る。
「高級車ってこれだよなぁ。」という感覚でした。
しかーし、BMWに求めるのは「駆け抜ける喜び」から来るスポーツ感。そりゃ中古市場はMスポーツで溢れますよね。
「G21ディーゼルのxDriveの白で、HUDとパーキングアシストプラス装備を探してください」ってお願いすると、Mスポーツになるわけですよ。
そして、乗り心地を求める方の多くがKW3への入れ替えになるのですが、私は雪国のBMWユーザー。冬の雪道を考えると車高は1mmたりとも落としたくはないのです。

そこで考えたのは純正ショック内のオイルとガスを交換するNeoTune。
これ、北海道に施工店はなく、一番近くて秋田県。秋田までの交通費を計算してみました。10万円前後に施工費8万円というところでしょうか?
いつ行こうかなぁ、と思っていたところに、閃きました。

「中古の純正ショックを入手して、NeoTune施工店に送り、センドバックして自分で交換すればよくね?」
元整備士の弟に相談すると、「ショック交換? できるよ。」とのこと。
ヤフオクを見ると、G21のxDeive Mスポーツのサスペンション一式が出品されています。
(スタンダードモデルが出品されていれば交換だけで済むんですけどね。スタンダードモデルのサスペンションを交換する人が少ない!)
さっそく落札し、リモート施工を受け付けているMT+ 丸徳商会さんに連絡。商品を受け取ってくれるということも快諾いただき、出品者が同じ茨城県ということも手伝って、すぐに施工いただきました。
丸徳商会さんに乗り心地について相談したところ、迷わず「それならエクストラコンフォートです」とのこと。BMWにエクストラコンフォート?

施工されたショックは札幌に来ることなく、帯広の実家へ送っていただきました。



リフトに乗せて施工開始です。



BMWのショックアブソーバーは差し込んでいるだけなので、裏から鏨を差し込んで、ストラットを上からコンコン叩いて落としていくようです。
いきなり落ちないように、念のためフロアジャッキで受け止めます。



ストラットがストンと落ちたら、アッパーマウントを外します。
G21のアッパーマウントのネジは特殊で、E型トルクス(星が外側)です。
弟がアッパーマウントを外しているとき、私はショックが落ちるのを支えていたので、写真はありません。



左が中古で購入してNeoTune施工したショック。右がはずしたばかりのもの。
中古で購入したショックについているバンプラバーは、下の写真のようにバンプカットされて、短くなっていました。下の写真の右は新品のバンプラバー。
バンプラバーと保護カバーは事前にディーラーで新品を調達。



スプリングコイルにスプリングコンプレッサーをかけて外します。
スプリングコンプレッサーって、こうやってレンチで使うんですね。



ショックの上下に保護ラバーがついています。ラバーには位置決めの溝があるので、まずはラバーをショックに合わせてはめ込み、次にスプリングコイルの位置をラバーの溝に合わせます。上下ともこれが必要。



NeoTune施工したショックにスプリングコイルを取り付けたら、車体に組み込みます。
これも、私がショックを持ち上げ、弟が上からアッパーマウントを取り付けたので、写真がありません。
3分クッキングのような出来上がり写真はこちら。



フロント助手席側の1本目は鏨の選定をミスったようで1時間かかりましたが、運転席側の2本目は細い鏨にすることで30分もかからず終了。
リアに取り掛かります。

ラゲッジスペースの内装をはがしましたが、アッパーマウントが見つからない!
と、思ったら、リアはタイヤハウスのカバーを外せば、車外からアッパーマウントにアクセスできるようです。
G20と刻印されたリアタイアハウスカバー。



リアショックはスプリングコイル別体で、ネジを緩めて外せるようなので、気づいたら外れてました。



リアはバンプラバー一体型の保護カバーで、F30/F31と同形のようです。これも新しくします。
エクストラコンフォートのNeoTune施工リアショックは、手で押せるくらいよく動くショックになってます。

こんな感じで、下からアッパーマウントをねじ止めします。





交換が終わったら、アライメントに関係する部分を除き、すべてのアームのゴムブッシュを、ストラットの下からサスペンションサポートで重力をかけた状態でいったん緩めて締めなおす、いわゆる1G締めを施します。



あとは、タイヤを取り付けて交換終了。
昼前に終わったので、試走がてら昼食を買い行き、インプレッションです。

「何も変わらず、硬い!」

正直なファーストインプレッションです。
みなさん、工場の段差を踏んだ瞬間から違いがわかるとおっしゃいますが、私にはわかりませんでした。

帯広から札幌への帰りの高速も、荒れた路面(そもそも高速で荒れた路面作るなよ!という指摘はありますが、清水-トマム間に実際にあるんです。)で、そのまま地面の凹凸を拾うシーンに出くわしました。

札幌に近づくにつれ、わかってきたことがあります。
それは、路面の凹に対する対処。
路面の割れや、今時期の北海道に多い、ポットホールのいなし方。今まではホールの形が分かるほど正確に下がり上がりが感じられましたが、交換後はハマった時の音が「ドン」とすごい音がするものの、座面への振動は少なく、お釣りもなく、いなしている感じになりました。
NeoTuneショック交換によって、伸びる方向はよく動くし、お釣りなく収拾できているようです。

逆に、路面の凸に対する対処は今まで通り。ドスンと来て突き上げる。
なんだかバンプタッチしているんじゃないかって思うほどです。
だから中古ショックの前のオーナーはバンプカットしたのかしら?
いや、スプリングコイルのプリロードが硬いんだろうなぁ。

やはり、スタンダードモデルの中古サスペンションが欲しいです。
スプリングコイルだけでもほしい。
そして、なぜなのか、RealOEMにスプリングコイルが掲載されてないですよね。
純正スタンダードモデルのスプリングコイルってどうさがせばよいのでしょうか?

そして、交換から1週間経ち、フロントサスペンションからキコキコと、かすかに音がするようになりました。
NeoTuneは交換直後は特に輸入車で揺動音がするが、今に馴染んで音がしなくなるとのことですので、この後、馴染んで、凸面でもしなやかになることを期待します。
Posted at 2025/03/15 23:38:51 | コメント(3) | トラックバック(0) | 一般 | 日記

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