
はじめての投稿になります。これからよろしくお願いします。
さて初投稿にもかかわらずいきなりですが、私と
V36スカイラインとの出会いを語っていこうと思います。
遡ること2006年4月、私たち家族は父の仕事の影響でアメリカ ロサンゼルスに行くことになりました。日本の知り合いと暫し別れ、久々に訪れる大都会東京、初めて乗る飛行機、そして先の見えないこれからのアメリカ生活にワクワクした気持ちと落ち着かないふわふわした気持ちが入り乱れて複雑な心境でした。飛行機でロサンゼルス空港に到着し、半年振りに父と会って(先に渡米していました。)安堵感を覚えつつ、駐車場に向かうと・・・
この車に案内されました。日本だと馴染みのない車かと思いますが、北米専用で販売されていた「トヨタ シエナ」という車です。V6 3.5LのFFで、人生で唯一所有していたミニバンです。ミニバンなので実用性が高く、室内の広さ、乗り心地の良さ、必要十分なEGと充実したアメリカ生活の一助となってくれた車です。レスポンスの悪い外付けナビにお世話になりつつ、観光や玩具屋に遊びに行ったことを思い出すと、ついついまたアメリカに行きたくなる気持ちが強くなりますw
話を戻します。私が一番最初にV36を認識したのは本屋でした。当時から車は好きでしたが、今ほど「スカイライン」に対する思い入れというものは強くなく、hotwheelやJadatoysのミニカーでブーブーやっていたころでした() 日本でV36が発表された2006年11月から遅れて2007年の年明け頃、私は「スカイラインのすべて」という本に釘付けになります。
今も昔も好きな色と聞かれたら「
赤」と即答するのですが、この雑誌に写っているクリムゾンレッドのV36をみた瞬間、一目惚れしてしまいました。スカイラインの冠するにふさわしい美しいスタイルと、太陽光に神々しく写る赤いV36はあまりにもかっこよく、目が離せませんでした。その雑誌はもちろん購入し、出てくる専門用語の意味は分からずとも3,4回は読み漁った記憶があります。そんな私を見かねてか、父は日本からV36カタログを取り寄せてくれました。このカタログがまた情緒的というか、読むものを引きつける魅力にあふれており、最後にとどめをさしたのがあの「CM」です。
キャッチコピーよろしく私はときめきが帰ってきた気がしました。というより今まで感じたことの無いときめきというものを感じました。正直今見ても素晴らしいCMだと思います。
これらの経験より、当時の私は「将来絶対に乗りたい」という志を持ち、小学生ながら脳内シュミレーションをするのですがやっぱりネックだったのは「お金」ですね。子供ですから今すぐ買うことなんて絶対に出来ないし、親に頼んだとしても高すぎて現実的ではないなと察しました。350GTは無理だから250GTのベーシックなやつでいいだろう、とか 30代になってやっと中古車を買えるくらいだろうか、という半ばネガティブよりな想像をしつつ思いを馳せていたわけです。
時期を同じくして先述のシエナの契約切れが迫っていました。シエナは個人所有ではなく会社から借りていた車両でした。次の車はどうなるのかと父に聞くと「シエナの後期型を会社の車として買うので、またそれに乗るよ」と教えてくれました。
シエナは2006年後半のマイチェンでフェイスリフトし、顔つきがよりイケメンになっています。僕個人としても今まで乗っていた前期型との比較が楽しみでした。色はワインレッドにすると言っており、赤いスカイラインに憧れていた当時の私にせめて色だけは、と考えてくれていたのかもしれません。(ps父も赤好きでした。)
来るシエナ後期型の納車日、ガレージまで出て待ち構えていると
こうなっていたわけですww
当時はびっくりして言葉も出ませんでした。こみ上げてくるこれまでの感動、ときめき、憧れが一気に開放され、感動で泣いてしまったのはこれが最初で最後ですね。今でもなお超えること無い人生最大の感動を味わった瞬間でした。
実際乗ってみると、雑誌で読んだ以上に高級感あふれる内装で、プッシュボタンでEGスタートするとシートが動きだしまるで近未来のガンダムみたいだなと子供ながらに思いテンションがあがりました。(こういうドライバーをワクワクさせる機能は今でも好きです。) 動き始めてもしばらくは現実感が無く、別の世界に来てしまったのではないかと思ったほどです。
V6 3.5L 300psオーバーのVQ35HRは他のレビューでも言われるように機敏すぎるアクセルレスポンスも相まって暴力的な加速でした。上まで回すとHRの名にも納得なレスポンスと官能的なVQサウンドに心が震え、このEGをきっかけに今の私の進路があるといっても過言ではありません(詳細は伏せます)。ロサンゼルス沿岸部にお気に入りのドライブコースがあったのですが、そこをドライブするのが一番「スカイラインだな」と実感した部分です。高速コーナーが連続するワインディングをDSモードでブリッピングを交えつつスポーティに駆け抜ける瞬間、父の運転技術もあってのことだとは思いますが、これがよく言われる「走る喜び」というものなのかと少し分かった気がしました。足回りがしっかり踏ん張りボディ剛性も高く、コーナーでの高い安定感を感じさせつつドライバーへのインフォメーションも分かりやすく伝わってくる、そんな車と人とのコミュニケーションがとれる車、これこそスカイラインなのかなと私は思います。
最後にG35の画像を載せて前編(アメリカ編)の締めとさせていただきます。



先述のドライブコースを下った後、カリフォルニアらしい風景の海岸沿いで一枚

(母は2代目アルティマに乗ってました。)
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v36スカイライン | クルマ
Posted at
2016/10/27 15:50:34