桑の木の箸づくり

祭りは5月4日と5日。4日が試際で5日が本祭となります。

5日の本祭は祭り終了が夜の８時頃になる為、騎手の御穀（夕飯）を用意します。と言っても白米と沢庵のみですが。この時に騎手が使う箸は、桑の木の箸となっていて一善に一箸だけ食べて残りは氏子や氏子の家族に振る舞われます。
この時に騎手が使う桑の木の箸は私の地区では騎手の親が準備することになっています。（いろいろ大変です。）

今日はこの桑の木の箸づくりです。

先ずは桑の木を切ってきます。付近には昔かいこを買っていて生糸の生産をしていた地域がある為今でも桑の木が少し残っています。ここは２号機の軽トラの出番です。


取ってきた枝の葉を落として、皮を剥きます。


全ての皮を剥いた状態です。


皮を剥くと表面がぬるぬるするので、水で洗ってから乾燥させます。その後出来るだけ真っ直ぐなところを選んで箸の長さに切りそろえます。この桑の木の箸を10膳程度を用意します。


当日、騎手は一箸ごとに新しい箸に替えて御穀をいただきます。そして騎手が使った箸は欲しいにもらっていただきます。縁起物なのです。

なぜ桑の木の箸なのか、私は知りませんが。