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2020年10月17日

ヤマハ XTZ125 インプレ サブバイクにもってこい!遊べるオフ車

ヤマハ XTZ125 インプレ サブバイクにもってこい!遊べるオフ車
レビュー情報
メーカー/モデル名 ヤマハ / XTZ125 不明 (発売年月不明)
乗車人数 2人
使用目的 通勤通学
乗車形式 過去所有
総合評価
おすすめ度
5
満足している点 ・空冷、キャブ車、キックスターター搭載など、面白い要素が満載

・非常に軽い(乾燥重量は119 kgくらい?)

・維持費がとても安い

・10.2 Lという大容量のタンクで、燃費もかなり良い

・リアキャリア、アンダーガードが標準装備されている

・安く入手でき、気軽にオフロードを楽しめる

最後に、このバイクで一番好きだったポイントはエンジン音だった
XTZ125のエンジンはYBR系のエンジンであるのだが、同時にTTR125のエンジンと兄弟でもあるのだ
それらを比べてみても形はそっくりである
TTRはミニモトではあるものの、XTZがモトクロッサーと同じエンジン音がする、というのはとても興奮した(もちろん性能は違う)
さらにXTZはマフラーが静かなだけあって、十分にエンジン音を満喫できた
不満な点 ・値段相応の作り(リアドラム、リンク無しリアサスなど、安っぽく感じるところはあるが、重要な部分はしっかり作られていて自分は満足していた)

・250 ccのオフ車に比べるとかなり非力

・国産ラインナップのバイクではないためパーツがすぐには出ない(自分が所有していた2015年付近の話)

・同じ理由で、カスタムパーツが若干乏しい
総評
自分のオフ車(モタード)歴の発端となったバイク
購入を検討していたときに、同排気量であるKLX125と迷ったのだが、車体の安さ、フルサイズのホイール、車格の大きさなどからXTZ125を選んだ
XTZ125は中国生産だが、元々はブラジルで生産されており、XTZ125Eという名前でしばしば日本に輸入されて販売されていた
あちらは12.5~13馬力と、中国製より高出力であり、ヘッドライト形状が四角くよりオフ車らしいルックスをしている。いまとなってはレア車両だ
話を戻して、XTZは純粋な車体本体の価格が30万円を切り、国産車の追随を許さない
これだけ安いと作りも安いのだろう、と疑ってしまうだろうが、オフロードバイクとして十分本格的な作りをしている
国産250 ccのオフ車に乗るようになった今でも、XTZはよくできたバイクだったな、と感じる
一番チープさが目立つ部分がメーター周りであるのだが、そもそもオフ車はライポジ的にメーターが視界に入ってこないので全く気にならない
そのほかコストダウンのためにリアサスがリンクレスであったり、リアブレーキにドラム式が採用されていたりするのだが、本格的なオフ走行をしないのであれば不自由に感じることはほぼない
コストパフォーマンスは非常に高い

これだけ良いところをアピールしたXTZだが、上のクラスのバイクとツーリングをするには少しパワー不足な面もあった
とにかく出だしが遅く、また各ギヤですぐに吹け上がってしまうのでスピードを出すためにはテンポよくシフトアップしていく必要がある。この辺りは排気量なりだ

次にオフロード性能
フラットなオフロードは普通に走れる。流石オフ車といったところ
しかし、斜面やガレ場などはパワー不足に陥ってしまう。2st125 ccや250 ccのようにはいかない
走破できる場所をきちんと見極める必要がある
林道バイクとして運用するならば最低でもスプロケットとタイヤは変えたほうがいい

自分はオンロードツーリングをメインとして、道中オンロードバイクでは尻込みしてしまうような未舗装路を見かけては進入していく、という乗り方をしていた
このような、走る場所を選ばないフットワークの軽さはXTZの大きな魅力だと思う
タンク容量が大きいことも評価が高い

自分が乗っていた当時は、カスタムパーツが非常に少なく狭い思いをしていた
中国のショッピングサイトを使ってパーツを個人輸入してみたり、セロー225WEやTTR125から互換性のあるパーツを探してみたりと試行錯誤が必要だった
マフラーひとつ社外にするだけでも苦労したものだ。プロトルクマフラー…懐かしい
いまは国内サードパーティーからマフラーがリリースされていて、いい時代になったなと思う

総評として、XTZはかなりおすすめできるバイクであると結論付ける

特に、サブバイクとしてのポテンシャルが非常に高い
燃費は良く、原付二種なので超経済的だし、軽い車体はチョイノリしたいときでも気軽に出すことができる
キャリアのおかげで積載性も良好で、通勤通学もこなすことができる
デメリットに挙げたパーツ供給の面も、他にメインバイクがあるのであれば大きな問題にはならない

自分はXTZをメインとして据えていたため、その非力さや自動車専用道路を迂回しなければならないもどかしさから、残念ながら一年足らずでCRF250Mに乗り換えてしまった
だが手放してから5年経過した今でも、また機会があれば乗りたいと思えるほどに良いバイクだった
項目別評価
デザイン
☆☆☆☆☆ 5

フロント21インチ、リア18インチで、KLX125などとは違ってちゃんとフルサイズ
125 ccながらもしっかりとオフ車のなりをしている
セロー225WEと同じダイヤモンドフレームを持ち、作り自体もそれにかなり近い
もはや車格はセロー225、250と同等かそれ以上だ
キャブ車だからかキックスターターもある
カラーリングはこのブルーのほかにホワイトがある

一番特徴的なのはヘッドライトの形だろう
いわゆる異形ヘッドライトの類で、若干の中華感が拭えない
自分は嫌いではなかったし、リフレクターが大きくとられているので明るかった
左側のスイッチでなんとヘッドライトとテールランプを消すことができる。そのほかポジションのみの点灯も可能

シュラウドのデカールに4-STROKEという文字があるが、わざわざそれを主張する必要はないんじゃない?と思う

空冷でラジエーターが無いので前後から見るとかなりスリムに見える
標準でアンダーガードとリアキャリアが付いている
走行性能
☆☆☆☆☆ 4

最高出力は9.8馬力ほど。この数値は低く感じるが、4stのMT車では普通なほう
YBR系のエンジンであり、高回転エンジンなわけでもないのでトルク特性はかなりフラット
一般道の車の流れには十分乗ることが可能だが、125 cc以上のバイクに乗っている人からすれば明らかに遅いと感じてしまうだろう
同じ原付二種のスクーターたちにはスタートダッシュで余裕でぶっちぎられる
最高速はかなり伸ばして108 km/hくらい。80 km/hまでは普通に加速することができる

そもそも標準のスプロケットが少し使いにくい
ツーリングメインの人はハイギア、オフロードメインの人はローギアのスプロケットに変えることでかなり変わると思う
ツーリングが主体の自分の場合、リアスプロケットを純正の48Tから43Tに変えてハイギアードにすることで4速60 km/hで気持ちよく走ることができた

セルによる始動性はかなり良い
逆にキックは中々かかり辛かった
チョークも付いているが、あまり使った場面は無く、冬でもセルで一発で始動することができた
反面、冬場はアイドリングが安定するまで暖気をしっかりとしてあげる必要がある

フロントはディスクブレーキ、リアはドラムブレーキ
制動力は何ら問題なかった
リアドラムが嫌いな人もいるかもしれないが、調整が容易で扱いやすく自分は好きだった。ブレーキダストでリムが汚れることもないし
そもそもブロックタイヤを履いている時点で、リアを強くかけるとタイヤロックしてしまうのはディスクもドラムも同じだ
乗り心地
☆☆☆☆☆ 5

フロントは正立フォーク、リアはリンク無しのモノサス
フロントがほんの少し柔らかいかな?と感じたが、そんなに問題ではなかった
未舗装路でもギャップをしっかりといなしてくれた
ガチのオフロードを走るとおそらく前後フルボトムする。トレール車の宿命

バランサーのおかげで単気筒なのに振動は殆ど無い。シートもいい感じの固さで、長時間乗っていても全然疲れなかった
シート高は840 mmと、FIセローよりも10 mm高い
しかし、スリムな車体のおかげで数値ほどの足つきの悪さは感じなかった

自分は若干ハンドルの位置が低く感じたのでハンドルアップスペーサーを使っていた
積載性
☆☆☆☆☆ 5

左側サイドパネルに車載工具が入る空間がある
書類程度なら一緒に入れるとこができるため、自賠責書類を常備することができ安心
サイドカバーは工具不要で、キーを使い簡単に取り外すことができる

そしてなにより、初期状態でリアキャリアが装備されている点は非常に評価が高い
作りも頑丈で、タンデムシートを併用することでかなりの物を積載することができた
リアキャリアはグラブバーとしての役割を兼ねており、押し引きの際には重宝する
燃費
☆☆☆☆☆ 5
125 ccなので燃費は非常に良い
街乗りでも最低40 km/L以上は出してくれるし、長距離ツーリングをするとさらに伸びる
オフ車らしからぬ、10.2 Lを誇る大容量タンクを有し、航続可能距離は単純計算で400 kmを余裕で超えてくる
しかし、燃料ランプが付いていないので手巻きのトリップメーターとリザーブを駆使してガソリン残量を計算する必要がある
価格
☆☆☆☆☆ 5
とりあえず、新車価格がとても安い
自分が購入したときは、乗り出しで29万という破格だった(自賠責3年込)
燃費も良く、ファミバイ保険などを使えば納車後もほとんどお金がかからない
故障さえしなければ非常に経済的なバイク
その他
故障経験 一年弱しか乗っていなかったのであまり参考にならないかもしれないが、売却するまでの5,000 kmを走るまでノートラブルで乗ることができた

特殊なバイクなので、もしかしたら店によっては整備を断られる可能性がある
実際、YSPでは整備を断られた経験がある(XTZを取り扱っている店舗で購入する場合は大丈夫だと思う)
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Posted at 2020/10/17 02:54:48

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