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M:i:Z IIIの愛車 [BMW Z3 ロードスター]

整備手帳

作業日:0001年1月1日

電波式、自動防眩リアービューミラー改造装着

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目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
日本仕様、右ハンドルBMW Z3のリアービューミラー型番51168193884は、手動/赤外線IRドアロック基盤とセンサーが内蔵されています。
これをスリムな電波式RADIOドアロック基盤とセンサー、そしてついでに自動防眩ミラーをセットにして改造し、装着しました。(掲載写真)
この自動防眩ミラーはレイバンのG-15レンズのようなグリーンがかった、とても目にやさしい見やすいレンズに自動で変化し、後方の眩しいライトが気にならなくなるので、大満足しています。
明暗センサーの感度も絶妙に効きます。
もっと早く気がついて交換すれば良かったと思ったほどでした。
後方から接近するトラックやハイビームしたまま接近する後続車など、今まで手動でミラー操作していたことが全て自動で行われます。
難点といえば、夜間、覆面パトカーが後方から接近すると判別しにくいかもしれません。(笑)
また電波式ドアロックはハーフカバーやフルカバーをしていても電波が通じるので、ドアのロックや解除が、いつでも気軽にでき、とても便利になりました。
ミラーの鏡面サイズは純正の赤外線式と同じですが、フレーム下の防眩手動ローターボタン部分の出っ張っている突起がなくなり、すっきりして、縦方向寸法がフレームだけでも83mmから77mmへと5mmスリム化されるため、視界が広がりました。ローターボタン部分を含めると95mmから77mmとなり18mmもの差が出ます。
同じ電波式でもLED発光ダイオードつきミラーはトナカイノーズがついてフレームサイズが純正と略同じなので検討しましたが、視界を広くすることが目的なので今回は却下。
ETCミラーは、デザインが格好悪く感じられ、フレームサイズが大きく視界がさらに狭くなるので当然却下。
2
用意したもの。

1)海外のZ3手動/電波式ルームミラー純正型番51168213057(電波式315MHz)もしくは、51168213046(電波式433MHz)中古品を海外から仕入れる。
海外Z3の手動ミラーは防眩スイッチは昔ながらの手動クリック式。
この電波式ドアロック基盤、アンテナとアームを移植活用します。
ちなみに日本と米国は電波法の関係で315MHzを使用し、ヨーロッパでは433MHzが使用されているそうですが、433MHzの方がよく効くそうです。
一部のハードコアな無線家によると電波法に触れるという見解もありますが、電波式433MHzは禁止されているわけではないようで、他の無線(国際輸送用データ伝送設備用アクティブ)と混信する恐れがあるそうです。

2)日本仕様、2003年3月、平成15年式 BMW 745Li GH-GN44のE65自動防眩ルームミラー型番5116058238066 地元の解体業者より中古品入手。
黒いプラスチックケースやフレーム、自動防眩ミラーユニット、基盤等を活用、アームは合いそうでしたが、デザインが異なるので外して処分。
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改造作業:

1)E65の自動防眩ルームミラーを開封し、アームを分解、ボールジョイントのスプリングリングを外して引っ張り抜き取ります。写真に見えるリングは1枚の薄いタイプ。もう一つは1枚の厚いタイプ。厚いタイプは専用工具がないと装着が困難なので、薄いタイプを使用。分解したところ、このミラーはオプションで電波式基盤が装着できる設計になっていると考えられます。そのための純正基盤固定フックが未使用の状態で生きていたからです。しかし今回の他の車種からの電波式基盤は少し大きいので加工が必要でした。
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E65自動防眩基盤側の白い9ピンコネクターは7本のうち、1番の赤色12V(+)と、3番の茶色アース(ー)のみを今回は使用しました。
5番のグレーはリバースのようでしたが、Z3基盤側のリバース線がみつからず使用を断念。5番と6番から9番は使用しないので配線を細いマイナスドライバーでコネクターから外しました。これで使用しないE65アーム内部のハーネスを抜き取ることに成功。赤色12Vと茶色アースの2本をハーネスからサルベージし、抜き取り、後で再利用します。

2)海外の電波式Z3ルームミラーからアームとハーネス、電波式基盤を抜き取り部品ドナー化させます。アームのボールジョイントは上と同じようにスプリングを外した後、アームを引っ張って抜き取ります。基盤は3本のタッピングビスを外すだけで簡単に外れます。水色のアンテナがフレームの下側に配置してありますが、それも基盤ごと外します。
ハーネスは基盤側の緑色12ピンコネクターで使用している9本のピン全てを細いマイナスドライバーでスプリングを押しながら引っ張り、全て抜き取ります。これで電波式Z3のアームを自動防眩E65のミラーに移植します。
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3)E65の自動防眩ルームミラーの基盤にあるヒートシンクを一部カットし、海外Z3ルームミラーの電波式基盤を横に差し込みます。青いアンテナ線はフレーム下の隙間に差し込みます。
基盤同士が通電ショートしないよう絶縁テーピング処理しました。
オプションの基盤固定用フックが移植する大きな電波式基盤に接触しないよう、折り曲げました。(掲載写真)
折り曲げたら適度に戻りスプリングのような作用をして基盤を内部で保持させることにもなったようです。
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ミラーをフレームに固定する台座が移植した電波式基盤に接触するので部分的に2箇所カット。1箇所は半分だけスポンジを再利用できたので4点支持から3点支持となりました。
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4)電波式 Z3ミラーのハーネスに使用されているアーム内の黒い10ピンコネクターは、1番が未使用。3番の黄色がACC12V(+)で、キーを入れてワンステップ回さないと電流が流れないことを確認。
基盤側12ピン緑コネクター側では7番でもある黄色の配線に、電波式基盤コネクター1番の赤12V(+)とハンダジョイント接続させました。
自動防眩基盤コネクター10番の茶色(ー)は電波式基盤黒色10ピンコネクター10番、緑色コネクター11番の茶色(ー)とハンダジョイント接続させました。今回作業する際、電波式10番は茶色でしたが、黒色配線に入れ替えて使用したので写真では黒色配線になっています。
ちなみに青色7番は常時0.75V、イグニッションオンで0.9V程度まで上がることが確認されました。
当初、これがリバースなのかと思ったのですが配線図がなく確定できず、何に使用されているか不明。ということでリバース配線は今回断念しました。時間があれば、リバースの配線をピラー内部に配線させれば良いのでしょうが、面倒なので妥協し、作業しないことに。
1999年式BMW Z3のElectronic Troubleshooting Manualのセクション5116.0 Power Mirrorsには、なぜかInterior rear-view mirrorの配線図の記載がありませんでした。他の車種E36(316i、320i、323iなど)の配線図にはあるのですが、配線番号の1番であるReversing lightsが、そもそもZ3には存在しないので資料参考程度にしました。
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5)緑色12ピンコネクターと白色9ピンコネクターを、それぞれ基盤に戻して接続し直し、E56ミラーのフレームに組み直し完成。
ちなみに自動防眩ミラーは事前に12ボルト接続させ、正常作動するかテストしてから組み込みました。
掲載写真の左側に見える白い基盤がE56の自動防眩基盤。右側に見える緑色の基盤が海外Z3の電波式ドアロック基盤。
白い基盤の左側にも空間があるため、当初よくばりして赤外線センサー基盤も入れ込もうかと検討しましたが、誤作動すると困るのでやめておきました。

6)電波式3ボタンキーをxxxMHz発信するよう、EWS1を押しながらEWS3を5秒以内に5回押してxxxMHzからxxxMHzに変更登録させました。キーのドアロック基盤側で周波数切り替えできるタイプでした。
イグニッションキーをIGまで回し2秒したら抜いた後、オープンボタンを押しながらロックボタンを3回押して手を離しオートロックをシンクロ登録させます。
ボタンを押してロックしたり、アンロックできていれば作業完了。
前期Z3の場合、電波式3ボタンのトランクロックが仕様上、独立操作できないようです。

感想:
当初の目的であったミラーフレームのスリム化による視界を広げることと、自動防眩ミラーの導入、赤外線式から電波式ドアロックへの変更が全て同時達成できました。
米国では自動防眩ミラーの液漏れでダッシュボードが溶けるトラブルを嫌う愛好家もいるようですが、手動スイッチ操作しなくても自動防眩するミラーがこんなに便利な装置だったのかと改めて理解できました。単なる自己満足の域です。(笑)
次回は私を含め、多くの愛好家がボッタクリ被害にあっているスペアキー作成について。

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