1960年代の小さな車は室内スペースを確保するため、FFが主流になるまではRRが多かった。
そうなるといろいろなモノの配置が変わって来る。
FRなら、エンジンがフロントなので重量配分を考えるとガソリンタンクは後ろになる。
RRはその逆だからガソリンタンクはフロントに配置されるのが普通だと思う。直近までの愛車だった911もガソリンタンクはフロントにあり、しかも一番下にある事で低重心を狙った配置だと言う事も理解出来た。
では1200Sはどうか?
フロントには…

ラジエター、スペアタイヤ、バッテリー等はあるがガソリンタンクはない…
構造図を見てみる。

描かれてないが、実はエンジンの前=リヤシートの下辺りにあるのである。

給油口もここに。
リヤシートの下なので重心等を考えての配置だと思うが、熱くなるエンジンの近くって😨
リアエンジンなのでエンジンルーム内を冷やす事がFRより難しいので、フードにスリットが入っていると思っていたが…

実はそうではなくて(もちろんエンジンの冷却も兼ねて)、ガソリンタンクにエアを送る構造になっていた。

よく見ると、向かって左側の上部に四角いボックス口があって…
拡大すると

これ、フードの裏側にあるスリットからのエアをガソリンタンクに導くためのモノなのである。
さらに下回りを見ると…

ガソリンタンクへ流れた空気が排出されるようなスリットが開けられている。
気化したガソリンを車外に排気するためだと思われる。確かにエキマニがすぐそばを通っていたりするのでガスが溜まらないようにしてあるんだろうなぁ〜
911の時と同様に消化器は積んでおこうと思います。
しかもちょっと大きめなのを😅
Posted at 2016/12/04 00:07:18 | |
トラックバック(0) |
simca | クルマ