
『日本人のこころの故郷』と呼ばれる
三重県伊勢市にある伊勢神宮は
いつかは参拝してみたかった場所の一つ。
無事に参拝できてよかったと、
ただ・・・ただ・・・感謝の念がわいてくる。
20140501_撮影
豊受大神宮(とようけだいじんぐう)→外宮(げくう)
と
皇大神宮(こうたいじんぐう)→内宮(ないくう)の位置関係。
外宮は天照大神(あまてらすおおみかみ)のお食事を司る神の
豊受大神(とようけのおおみかみ)をおまつりしている。
内宮創建から500年後に山田原(やまだのはら)に迎えられ、
衣食住をはじめ、あらゆる産業の守り神である。
豊受大神宮(外宮)の正宮(しょうぐう)。正殿を中心とする社殿は
内宮とほぼ同じ様式だが、
鰹木(かつおぎ)は9本で、また千木(ちぎ)は垂直に切られている。
千木の先端部。確かに垂直に切られている。
これを『外削(そとそぎ)』と言うのだそうだ。
古殿地(こでんち)。
やはりこのお屋根の千木も垂直に切られている。
外宮の三ツ石。この三ツ石は式年遷宮の際に
お払いをする場所なのだそうだ。
外宮 表参道側 第二の鳥居①
内側から入り口側に向かって撮影。
空気を吸い込むとカラダの中まで清められる、そんな気がする。
第二の鳥居②
歩くだけでも緊張する。
深い緑に囲まれたお伊勢さん。
いつまでもココに留まりたい。そんな気持ちにさせてくれる。
外宮 表参道 第一の鳥居。
神宮は緑に守られながらその静けさを保っている。
外宮
表参道火除橋(おもてさんどうひよけばし)側の手水舎(てみずしゃ)。
ボクは北御門口(きたみかどぐち)側からお参りに来たので
この表参道側の手水舎は使わず。北御門口(きたみかどぐち)側にも
手水舎があるので、どちら側から来ても、清めるのには困らず。
外宮 表参道側からの入口。
右側に見えるのは 衛士見張所(えしみはりしょ)。
中央に見えるのは 表参道火除橋(おもてさんどうひよけばし)。
伊勢神宮
ここより皇大神宮(こうたいじんぐう):内宮(ないくう)。
内宮 正面に見えるのは内宮の入口となる宇治橋(うじばし)。
宇治橋(うじばし)を渡って内側へ。
五十鈴川(いすずがわ)に架けられたこの宇治橋(木造の橋)は
内宮の表玄関。
長さは101.8 m。橋の両端にそびえたつ鳥居は、両正宮の旧正殿の
棟持柱(むなもちばしら)を再利用しているのだそうだ。
皇大神宮(こうたいじんぐう):内宮(ないくう)。
皇室のご祖神(そしん・そじん)の
天照大神(あまてらすおおみかみ)をおまつりする、
わが国で最も尊いお宮で、五十鈴川の川上に
千古(せんこ:大昔という意)の森に囲まれ二千年の時を超えて
古代のたたずまいを今日に伝えている。
神苑(しんえん)右側には
大正天皇御手植松(たいしょうてんのうおてうえのまつ)がみえる。
松の手入れをする内宮関係者の庭師の方だろうか?
砂利が敷かれた参道をゆっくりと踏みしめて。
緊張がぐっと高まる。
時間は九時半を回っていた。内宮の手水舎の様子。
鳥居をくぐるたびに緊張感が増す。
親子連れでの参拝だろうか。母親(?)と一緒に手水舎で
身を清めている。
この世のすべての営みにおいて、こうして文化や風習を
次の世代へ伝えていく。そんなある種、縮図のような風景に出逢った。
壮大で荘厳な緑に囲まれた参道を静かにゆっくりと進むと
やがて正宮(しょうぐう)に辿り着く。
参拝客で溢れかえる正宮前。
皆、それぞれの想いを胸に参拝を。
内宮の正宮(しょうぐう)。
社殿の中心の正殿(しょうでん)は五重の
垣根に囲まれている。
唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)の古代の様式を伝え、
茅葺(かやぶき)の屋根には
十本の鰹木(かつおぎ)がのせられている。
また、四本の千木(ちぎ)の先端は水平に切られている。
残念ながら正宮ではこれ以上失礼にあたるため撮影できないので、
上述した造りはほぼ同じ造りの所管社(しょかんしゃ)である、
以降の御稲御倉(みしねのみくら)を参照。
御稲御蔵(みしねのみくら)。
内宮の所管社(しょかんしゃ)のひとつ。
収穫した稲を納める場所。
守護神である御稲御倉神(みしねのみくらのかみ)が
祭神(さいじん)。
かつては神明造(しんめいづくり)ではなく、
校倉造(あぜくらづくり)だったそうだ。
鰹木(かつおぎ)は六本、
千木(ちぎ)の先端は水平に切られているのがおわかりだろうか。
皇大神宮(こうたいじんぐう)所管社(しょかんしゃ)の
大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)と
子安神社(こやすじんじゃ)。
大山祇神社は山の神様だそうで、
大山祇命(おおやまつみのみこと)をお祀りしているのだそうだ。
そして手前の子安神社は
木華開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)をお祀りしている。
木華開耶姫命(※)は奥の大山祇神社の祭神の娘にあたるそうだ。
子授け・安産・子育ての信仰があるという。
木華開耶姫命は富士山本宮浅間大社の主祭神でもあることから、
なにか不思議な縁(えにし)を感じ、信仰(安産等)とは別に
親しみと感謝の念を込めて参拝させていただいた。
※木華開耶姫(このはなさくやひめ)は
『木花咲耶姫』または
『木花之佐久夜毘売』とも記される。
名残惜しいが、、、。
有意義な時間を過ごすことができた。
本当に、無事に参拝できたことに感謝。
またいつか訪れたいと、後ろ髪ひかれる思いを胸に秘めつつも
この宇治橋を渡って伊勢神宮を後にした。
画像が多く、長くなってしまったが、
ここまでご覧になってくださった方々に、感謝気持ちを込めて。。。
ありがとう。
Posted at 2014/05/08 22:25:00 | |
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