
練習機について(その14)
ヒーターユニットの修理
今回はスポーツ走行の話題ではなく、以前の修理記録です。
今まで空調関係は快適でしたが、ある夏の日、渋滞でエアコン使用時に水温計が上がるのを確認しました。
旧車乗りの性から、停車してみると、エンジンルームにわずかにクーラント漏れを確認。帰ってからのチェックで、助手席側足元にクーラントが漏れ出している。
そして車両下側にもクーラント付着。
ここでヒータコアの漏れ疑いがスタートしました。
困った時のみんカラ様では、一般的にNBのヒーターユニットに交換している方が多いことが判明。
整備手帳を見ると皆さん、ダッシュボードを外す大工事!ほかにもハンドル周り、メーターパネル、センターコンソールと前側はバラバラに分解しています。
これは大変なので、ヒーターがあるのを一旦、忘れることにしました。
ヒーター無しのクルマと割り切って、単純にヒーターホースをエンジンルーム内でバイパスして、室内側に流さないことにしました。
ヒーターは効かないが、エアコンはしっかり効く。寒さはクールカーシート改め、ホットカーシートで凌いでいました。夜は手は寒かったが手袋も常備していたのでまあ、快適に乗ってはいました。
しかし、室内の曇りが取れないのが困りもの。冬場はエアコンかけても温風が出ないので曇りが取れないことが判明。
これには少しだけ困りましたが、ヒーターユニットの交換には未だ躊躇していました。
自車では、ハードトップの取り外し、6点式ロールケージを取り外さないとダッシュボードの脱着ができない。ダッシュボードの脱着自体も危険である。ハンドル周り、メーター周りもバラすわけで、30年物のポンコツなので、樹脂部品はバキバキに割れてしまう可能性があるでしょう。
その場合、ダッシュ等は中古か新品パーツを新たに入手できるか?新たなトラブルが始まります。
また車体の歪み等から、一度外したロールケージが元のボルト穴に全て20数か所もぴったりとはまってくれるのか?これも超危険な作業かもしれません。
いままでの外国製旧車の経験から、いじって良い箇所とダメな箇所があるのを
学びました。
ダメな箇所に素人が手を出すのは、相当な覚悟が必要。
それを考えずに手を出し、バラバラになって戻らなくなってしまった仲間車両のなんと多いことか?
また逆にすぐに修理しないといけないのに、そのまま走り続けてしまい取り返しのつかないダメージを与えてしまうことも。。
いじるか?そのままにしておくか?ここの見極めに今まで高い授業料を払ってきているわけで、そこには自分なりの物差しがあります。
自分のユーノスはポンコツですが、現代車であるし、純正パーツについては、新品も中古部品も何の心配もなく取り外し、取り付けができるという、これだけでとても素晴らしいことです。
しかし、今回の修理には自己アラームが点灯!こいつは下手をすると、修理に何カ月どころか年単位でかかってしまうかも?その間、スポーツ走行の練習ができない。
これでは練習機の導入意味がありません。

そのまま、数カ月が過ぎ、車両自体は快調でサーキットも走っていました。
街乗り主体ではないので、たいした問題ではないとも言えたかもです。
しかし、ついに修理決断しなければならない事態がやってきました。
ヒーターバルブからの冷却水漏れです。これは最近旧型NA型で流行している、エアコン効きを強くするための部品で、自分の車両はエアコンが強力なので不要とは思っていました。
本来、英国製造旧車等に使用している部品ですが価格も安いし、簡単に取り付けてヒーター側の冷却水を折り返してバイパスするのに重宝していました。
しかし、この低価格ヒーターバルブから水漏れが発生。バルブを交換する手もあるが、所詮ヒーターは死んだまま。冬場は悲しい。
これはもう観念して、ヒーター流路の修理するしかないと決めました。
なんとかうまい方法はないかとネットで情報集め。すると、ダッシュボートを外さないでヒーターコアだけを摘出・交換してくれるショップが全国で2軒あることが判明。(後にもう1店発見。他にも?)
修理交換費用もダッシュ外しより安くできるようで、作業も日帰りで修理完了する様子。
しかし、どちらの工場もかなり遠い場所。いろいろと現実的ではありません。
しかし、やればできることが分かったのは強い。あとはその方法。
1軒目のショップは何度か部品を買っていたところ。
プロに仕事のノウハウを聞くのはルール違反ですが、大物部品の注文時にお願いして、ヒントだけでも、と言ってひとつ教えていただきました。
なんとそこからですか?ありがとうございます。
今回のような場合、一般的な修理では上記のように2代目のNB型のヒーターコアの新品に交換する場合も多いようです。
しかし、NA型のヒーターコアが欠陥なわけではありません。
水漏れヒーターコアは修理もできるし、業者さんも知っています。
ネットで探すと、NB型のユニットは品数も少なく値段も高い。NA型のヒーターユニットは人気が無いのか少し割安で数多くオークションに出ている。これを先に入手してしまった方が早いでしょう。
結局、NA型を落札し、分解してヒーターコアーだけ取り出し、これをラジエーター屋さんに持っていき、漏れテストをして貰いました。。
その結果、OK。全然使えるよとの事でした。費用は安すぎて言えません。
交換作業については、(たぶん)最初で最後の作業になるだろうし、記録しても大した意味はない。
しかし、分解から復帰作業時の事を考え、いつものように写真撮影は数多くしておきました。
加えて作業手順を忘れないようにノートにも。役にたたないノウハウができたかも?です。
この作業はハッキリ言って、面倒くさい&とても体に負担がかかる&疲れる。
良いことはないですが、とても安く、車に負担をかけないで直せることがメリットでしょう。
本当にダッシュボードも何もかも取り外さないで、ヒーター交換できるの?
ちゃんと出来ました。
ノウハウがあれば日帰り作業でも大丈夫で、さすがプロは違うと感心しました。
修理完了して、クーラント注入、漏れ確認の後、エンジン始動。
ちゃんと温風が出て来ました。
初めてのトラブルで長めの作業期間でしたが、復活してまた快適な現代車に戻りました。
めでたし。