旧車スポーツカーにフルオートエアコンを取り付ける。

旧車スポーツカーにフルオートエアコンを取り付ける。



時代は令和、夏の暑さの我慢も限界に達しています。

令和の時代にあった改良を旧車に施してみたいと、日々妄想しています。妄想族です。
いろいろありますが、そのひとつが空調関係の改良です。

毎年ゴールデンウィーク明けから秋口までは、我々旧車乗りにはシーズンオフといっても良い時期。頑張って走り込んでいる人もいますが、私には無理です。ヒトもクルマも勘弁です。
しかしそこに颯爽と走り出してみたいとずっと思っていました。

加えて気合いの入ったヒーターレスの車両ですと、真冬の厳しさもかなりのものです。真っ暗な早朝の走り出しなど、エンジンの水温等はケアしますが、車内温度は外気温度。バイクでは無いのにかなりの防寒着が必要です。




往年の箱スカGT-Rのロードテストをカーグラフィック誌が記事にしていたのは、はるか昭和40年代でしょう。後年、スーパーカー少年が書店で立ち読みした内容を今でも覚えています。
曰く、「厚着では速く走ることはできない！」つまり、GT-Rにもオプションのヒーターは付けろよ、ということです。


それから数十年後、そのスーパーカー少年が御殿場のレーシングファクトリーで見せてもらった、GT-RのGT300車両には素晴らしいドライバー冷却システムが搭載されていました。

そして時代は令和、ハイブリッド車も登場久しく、エアコンシステムも多様化してきています。妄想も進み、アイデアもいろいろ浮かび楽しいことになっています。パーツも工具類も少しずつ集めています。




旧車仲間にエアコンを付けたいと話すと意見が分かれます。当然です。
推進派の人はアイデアを与えてくれる方もいます。
「最近は後付けの安いのが売ってるよ。吊り下げ式のやつ。」もちろん知っています。
でもそれはエアコンではなく、クーラーです。昭和レトロの復刻版です。ていねいに辞退します。
せっかくやるなら冷暖房完備のフルオートエアコンでトドメを刺しましょう！

真夏も真冬も薄着で速く走りまわりたいのが真の願望なのです。