
気になるのは、このフレームの素状。
何年製で、何というモデルで、当時いくらだったのか。
保管してあった古い自転車関係のカタログを探したところ、パナソニックの1999年モデルのカタログが見つかった。
1999年モデルでは、フォークはカーボンになっているが、パイプの太さ等、FCT24というスタンダードモデルがほぼ一致する。
価格は9万円(税別)。
現行のチタンフレームが約27万~49.5万円(税込)なので、自分が新車で買おうと思うレベルにはない。
ちなみに当時のトップモデルが16万円(税別)なので、この25年で価格は約3倍になったことになる。ということは、当時9万円のフレームは今なら約27万と言うことになり、現行モデルの価格とほぼ一致する。
で、色々検索していると、パナソニックのチタンフレームのリコールと言うのが出て来る。
1994~1999年製のチタンフレームの一部において、溶接方法が適切でなかったため、走行中にフレームが破損する可能性があるらしい。
幸い自分のフレームは、問題のある溶接方法ではないので、リコールの対象外である。
で、ここで外したクロモリフォークに戻るのだが、コラムにシールが貼られており、モデル名らしきFRCT1という文字とサイズ表記らしい530と言う文字が印字されている。
合わせて、製造年月日らしい日付も入っているが、年の9の次が剥がれて解読不能なのだが、なんとなく94に見えないこともない。
付いていたシマノ600から判断するに1994年製なのは妥当なところだと思う。
で、モデル名のFRCT1で検索するも、検索では引っかからず。
1994年と言えば、インターネット黎明期なので、まぁ、そういうものなのだろう。
その後に作ったホームページでFRCT1について語っている人はいたかもしれないが、たぶん、そのホームページも今ではなくなっているものと思われる。
で、ここでひとつ疑問。
1994年製として、このフレーム進化しすぎてないか?
現行モデルに通じるパナソニックのチタンフレームが出来たのは、1999年モデルあたりからだと思われる。
で、なんで、1994年製で現行モデルと基本的な所は変わらないフレームなの?という疑問は残る。
で、1日くらい考えた結論はこうだ。
たぶん、前オーナーはFRCT1を完成車としてたぶん1994年に購入したのだろう。
で、2004年7月にリコールが発表され、自分のフレームがリコールの対象であると知る。
さっそく、フレームはパナソニックに送られ、フレームは新品交換。
フォークやパーツはこれまで使っていたものを再利用。
なのではないだろうか。
このフレーム、製造番号が04で始まっているので、2004年製なのかなとも思う次第。
たぶん、この推理は当たっていると思う。
ちょっと惜しいのは2004年モデルではオーバーサイズだったヘッドチューブが、1インチ径のフォークに合わせて、スタンダードサイズで作られていること。
でも、もし、2004年モデルそのものになって、オーバーサイズでカーボンフォークが付けられていたら、自分が¥16,500で買うことはできなかったかもしれないので、それはそれで良しとしよう。
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Posted at
2024/11/24 21:19:15