ずっとブレーキレバーを交換したいと思っていましたが、検索するとレバーだけで最安値で5千円、7千円、1万円超え等あります。
アルミの削り出しで高いのは解るのですが、レバーだけですので私には
とても高く感じます。私がよく使う中華サイトのWISHには3千円以内で
マスターシリンダー込み、削り出し(レバー位置調整付き)の物が沢山あります。
最近は中華製といえども侮れない品質になっています。ここはひとつ人柱に
なって、「見せてもらおうか、中華製レバーの品質とやらを」
買ったのはこれです。
価格は2814円(割引で2533円)、送料が1321円、計3854円で購入。
早いものだと1週間掛からず着きますが、今回は到着まで18日も掛かりました。
関東も梅雨に入り、どんよりとした曇り空で時折霧雨も降る中どうにも待てず
に早速交換です。
ブレーキフルードは2月に交換した物の余りを使用します。
フロントブレーキから開始。
これを機にグリップヒーターをようやく取り外し、ナックルガードも取り外しました。
ピンボケってしまいましたが、マスターシリンダーキャップ飾りの手前部分にバリがあるのが判ります。やはり仕上げが甘いですね。
上が純正のマスターシリンダーの内部、下が中華製の内部
これは中華製を取り付けてエアー抜き中の写真ですが、レバーを引く毎に
内部から真っ黒い液体が湧き上がってきました。
オイオイ、マジかよ。そのうち全体が薄汚れてしまったので一旦内部を拭き
取って、もう一度やり直し。で、フロントは問題無く終了。
続いてリヤです。取り外そうとして気付いたのですが、リヤマスターシリンダー
にはブレーキライトスイッチ用の端子がもう一つありました。

調べると私のスクーターはリヤブレーキを握って(かなり強めに)セルを回すタイプです。そのためのスイッチでブレーキランプスイッチは握ったらすぐに
ブレーキランプが点灯するように、エンジンスタート用はその半分位の長さ
なので結構しっかりブレーキを握らないとエンジンが掛かりません。
※修正です。勘違いしていました。通常状態(レバーを握っていない状態)
ではスイッチプレートがレバーに押され、2つのスイッチとも押されている
状態です。レバーを握るとプレートが持ち上がってきて小さいほうのスイッチ
が先にリリースされ、ギュッと握ると長いほうがリリースされる。
つまり、短いほうがブレーキで、長いほうがエンジンスタートです。
スイッチユニットを取り外した状態でキーを捻ると、ブレーキランプが点き放し
になったのでアレっと思って、整備マニュアルを確認すると
「ブレーキレバーを握った時に導通があり、放した時に導通が無ければ
正常である」とあり、テスターで測るとその通りでした。

左側がスターター用です。名称はブレーキライト/スタータインヒビタスイッチというそうです。

右は中華製レバーに付属のブレーキライト用スイッチのみの物。左が純正。一つのスイッチを分岐して使うことも考えたのですが、エンジンが掛からなく
なっても困るので純正を移設して使うことにしました。もちろんそのままでは
取り付かないので加工します。

手元にあったアルミアングルを加工してステーを作りました。アルミ右上の穴だけボルト止めで、左端真ん中円柱に入る穴を開け、
その上のボルトはその下にある穴に合わせて固定してあるだけです。
アルミ材下側はハンドル固定に押し付ける形で折り曲げてあります。
取り敢えず右側のみ固定してあるため取り付けると下側に簡単に動いて
しまいますが、スイッチとしては機能しています(エンジン、ランプOK)。
実際に走行してみないとどうなるかはわかりませんが、すぐに振動による
金属疲労で落下してしまいそうな気がしますね。固定方法は更に検討する
必要がありますが、今のところはこれで完成にしておきます。
この後、レバーを取り付けてエアー抜きをして取付け。

ちょっと金のグリップに水色のレバーはないだろーと思いますよね。その通りです。そのうちシルバーか黒に買いなおします。ハイ。
握った感じですが、レバーが純正のように丸くなっておらず、角ばったタイプ
なので引っ掛かり具合が気になります。慣れの問題でしょうけど。