彩速ナビの地図更新失敗！　原因対策メモ。

彩速ナビMDV-M705Wの地図が2017年と古いままなので更新を行いました。

気軽に更新のつもりだったのですが、とんでもなく手間がかかりましたので、発生したエラーと対策をメモしておこうと思います。

結果としてはAcronis True Image for Western Digitalが悪さをしていました。
自作PCユーザーならではのエラーだと思います。

まず、前提として地図の更新方法は下記の通り。

1) 車内で、ナビのバージョン情報・シリアル番号をメモ。

2) KENWOOD MapFanClubに登録。
　ナビ本体のファームウェアを最新バージョンへ更新する

3) ナビで地図更新専用 SD カードの作成

4) PCでKENWOOD Map DownloaderをDLし、地図更新SDを作成。

5) ナビにSDを挿入すれば自動で地図更新

※ここまではケンウッドのHPに詳しく記載されています。

これで最新地図！！

のハズでした。

私が引っかかったのは

PCでKENWOOD Map DownloaderをDLし、地図更新SDを作成。

のところ。
何度やっても「地図データの書き込みに失敗しました。」で失敗。
ダウンロードは100％終わっていて、ファイル処理の最後段階でエラーを吐く。

エラーコードにも掃除しろだの差し直せだのと的外れな対応策が。
マジで年会費返せと思いました。

個人の対策として

・複数のSDで検証
　SDHCであること。XC不可。
　SanDisk・ドンキ・KIOXIAのSD（8～32G）で試すも、全て失敗。

・複数のカードリーダーでの検証
　症状は変わらず、たまらずカスタマーセンターに問い合わせ。

メーカーの対策としては

・ランサムウェアの対策の停止（コントロールされたフォルダーアクセスの停止。）及びセキュリティソフトの一時停止

これは結果的には効果がなかったが、環境によると思われる。

また、ウィルスバスターなどの外部ソフトを入れている場合、コントロールされたフォルダーアクセス　にアクセスできないので注意。

サポセンにSDを送れば更新用SDを作って返送してくれるとのことだが、そんなめんどくさいことやってられない。
対策を考えること一晩。

原因は前述の通りAcronis True Image for Western Digital。

Acronisは、WDのHDDやSSDでクローンを作成したりするソフト。
こいつのActive Protection機能が地図データ書き込み動作をランサムウェア扱いしているようでした。
簡単に複製できないよう複雑な書き込みをしているためと思われます。

保護をオフにすることで、嘘みたいにスッキリ書き込み成功。
ちなみにこのとき他セキュリティは稼働したままです。
（切ったほうがいいかも）

ナビでの地図更新も問題なく終了。

新しいSDやリーダー買ってまで色々やったけど、問題はハードではなくソフトでしたとさ。

ランサムウェア云々のくだりはエラーコードと対策のところに書いてほしいよなーと思います。

結構困ってる人も多そうなので、検索に引っ掛かりやすいようワード多めでメモに残しておきます。

次回自分も忘れそうだしね。