コロンブス アドカラー  

株式会社コロンブス『アドカラー/黒色』
革製品の補修用クリームです。

主に革靴の傷などの補修用として有名で、その他のにも革製の財布や鞄などの補修用クリームとして、広く使用されています。

エスクァイアのステアリングは本革巻きののステアリングで、使用に伴う経年劣化で革の表皮が剥がれてきている箇所と、手の爪や鋭利な物で引っ掻いたり、突いたりして出来た細かな傷が数箇所あったため、補修のためアドカラーを使用しました。

細かい点傷や線キズ、スレ傷、表皮剥がれなどの箇所に塗る事で、傷を埋めることができ、補修する事で傷の拡大を予防できます。


アドカラーは単色でも使用できますが、他の色と混ぜ合わせて使用することもでき、補修する箇所に合わせて調色できます。
色は全15色となっています。

クリームをカップなどの容器にとり、少量の水を加えて、筆で薄く何度も塗り重ねていき、傷を補修します。

薄めずそのままでも塗れますが、塗る厚さがムラが出来て均一に塗るのが難しいです。薄めて徐々に塗り重ねる方が綺麗に塗れて、補修精度も良いです。
逆に薄め過ぎると補修部への付きが悪く、後の耐久性も悪くなり剥がれやすくなると思います。

自分の場合は黒色の革巻きステアリングなので、黒色のアドカラーで補修しましたが、アドカラー補修剤は真っ黒で艶があるので、補修剤乾燥後にサンドペーパーで表皮をならして艶消しにしました。
サンドペーパーだと細かな傷部のペーパーがけは、補修部周囲の傷んでいない革の部分まで削ってしまいダメージを与えてしまうので、比較的ダメージを小さく抑えられるメラミンスポンジで表面をならしました。

補修剤は約10分程度で硬化するので、10分間隔で塗り重ねていきました。
傷が埋まったら約1日程度放置して完全硬化させた後にサンドペーパーもしくはメラミンスポンジで表面を削ってならしました。

初めてやりましたが、綺麗に補修出来たと思います👍✨
よーく見れば補修跡は分かりますが、全然問題の無いレベル。
そのまま傷を放置して、使用とともに傷が広がると大変だし早め対処出来て良かったです。

補修の方法については関連記事の『革巻きステアリング補修』の整備手帳を参照下さい。