三角形パネル取り外し

スライドドア窓枠の車両前方にある三角形のパネルを取り外しました。
窓から下にある大きなパネルを外さなくても周辺を浮かせるだけで、何とかこの
三角形の窓枠パネルは外すことができます。
必要なものはＴ２０のトルクスドライバー、内張り剥がし（クリップリムーバー）ですが
目的の三角形パネルなどが傷付かないようにマスキングテープや養生テープなども
用意しておくほうが良いと思います。

先ずは、スライドドア内張りを固定しているインナードアハンドル傍のトルクスネジを
取り外します。
ネジの位置はドアハンドルに対して車両前方パネル側面にあり、Ｔ２０というサイズ
のトルクスドライバーを使って取り外します。　（左右各１箇所あります。）
トルクスネジが外れたらインナードアハンドル下部のドアロックノブをロック側へと
スライドさせておきます。
これを忘れて内張りを浮かせようとすると、内張りとロックノブが干渉してしまって
外すことはできませんし、最悪の場合は内張りかノブのどちらかが破損するという
痛手を負ってしまいますのでご注意ください。

ここからはスライドドアを作業しやすい部分でとどめながら進めていきます。
ドアを閉めた状態はもちろんですけど、全開の状態でも作業は出来ませんので、
ちょうど真ん中辺りで止まるようにします。
先ずパワースライドドアの電源をオフにしないとドアは途中で止まりませんので、
運転席にある電源スイッチをオフにします。
そして、ドアを作業しやすいところで止めておきます。
私が取った方法は、不要なタオルを丸めエントランスステップ下部に詰めるという
簡単なもので、つまりドアアームの通る部分を遮って動かないようにしただけです。

そして、必要な部分をマスキングテープや養生テープで保護しておきましょう。
例えば三角形パネルの下端およびその周辺のパネルやドア内板など、作業中に
内張り剥がし等を使うときや不意にパネル同士が当たって傷付けてしまいそうな
部分を保護しておきます。

三角形パネルとスライドドア内張りの組合せを外しながら、内張りを固定している
クリップ数箇所を外します。
最初にスライドドア内張りの車両前方側の上部から２ケ所の固定クリップを外し、
三角形パネルとの組合せを外します。
組合せ部分はスライドドア内張りが三角形パネルの端部に周り込むようになって
いますので、スライドドア内張りの端部を軽く広げながら、車内側に引いてやれば
外すことができると思います。
次に反対（車両後方側）は、端部の組合せのスライドドア内張りを軽く広げながら、
内張り上辺（窓ガラス側）の固定クリップ１～２箇所を外します。

スライドドア内張りを浮かせることができたら三角形パネルを取り外せます。
固定部分は最上部と中央部、下部の左右に各１ケ所の計４ケ所で、下部から外すほうがやりやすいと思います。
なお、最上部はワニグチ状のクリップがドア側に残りやすいので必ず取り外して三角形パネルへ戻してください。
（ドアに残したままではパネルをドアに取付けることはできません。）

元に戻すのは逆の手順での作業ですが、固定クリップの位置がずれてないかを
確認しながら戻していってください。

お約束ながら、作業にあたっては自己責でお願いします。
時間がなくて焦ってしたりすると思わぬ失敗や怪我を招いてしまいますので、
余裕を持って一つ一つ確認しながら慎重に作業することをお薦めします。