ルーフレールと水切りモール塗装(1)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
フロントガラスの左右にある水切りモールが白くなり、3年前に染めQで塗装しました。この時、色が褪せていたルーフレールも外していて、同時に塗装するつもりでしたが、結局そのまま放置。今回、両方塗りました。
ルーフレールは内側にある片側3ヶ所のボルト穴、左右合計6ヶ所の馬蹄形のキャップ(9151668)をマイナスドライバーの先で外し、中にあるT-25のM5ボルト(986274)を緩めて斜め上側へ引きながら揺すると取り外しできます。けっこう重いので、一人で取り外す際はバランスを崩して車体にキズをつけないように注意が必要です。できれば二人で作業したいところ。レールの車体後方部分(テールゲートの手前)は短いキャップになっていて取り外しできます。
2
水切りモールはガラスとモールの間の隙間に指を入れて、外側へ向かって引っ張るとパキパキと外せました。ボディー側の白いプラスチックのトリム(3512218上側または下側へスライドすると外れるが、外す必要は無い)に金属製のクリップ(9178792)で止まっていて、このクリップがモール側かトリム側のどちらかに残ります。加えて上部のルーフレール側にモールが溝内に付き出す板をはさむ切れ込み付きの小さなゴム部品(写真中央、左右各1個)があります。
3
樹脂部分をマスキングし、金属板の上のテープ状の部分を塗りました(全部塗りでも良かったかも)。800番のペーパーで足付けして洗浄→脱脂→ミッチャクロン→染めQブラックで下塗り、ホルツのカーペイントつや消し黒で上塗り。この部分はヒビ割れがあり劣化しています。また、金属板に対し樹脂部分の可塑性が落ちたため、最上部の曲がっている部分のカーブが合わず、浮いています。次回は塗装ではなくモールそのものを交換するか、テープ状のところを剥いで何かを貼って作り直すか。
4
ルーフレールからボルト6本を抜きます。ボルトにはブチルゴムが巻いてあり止水対策されています。ボルト頭が錆びていたため、ゴムを取り去ってボルト穴カバーを止める役割の銀色のワッシャーと共にクエン酸溶液で錆取りし、再塗装しました。この時になんとなくゴムの位置を写真に撮っており、これが後に役立ちました
5
作業前のルーフレール。悲惨な状態です。ルーフレールレスへ移行する手もあったのですが、マンションの共有部分に長モノを放置するのも気がひけるという事情もあったり。
つや消し塗装するつもりなので足付けはせず、中性洗剤で洗ったあとに激落ちくん(メラミンスポンジ)でよく磨いて洗浄し、アルコールで脱脂。周囲の樹脂部分をマスキング(こちらも染めQなら全塗りで良かったかも)。
6
塗装はミッチャクロン→染めQブラックで下塗り→イサムエアーウレタンつや消し黒で仕上げ塗りです。塗り面積が少ないように見えて立体なので、染めQは満足いく黒さになるまでレール2本で3缶半消費しました。ボルト穴のカバーも塗装し、ボディーと密着する下側のゴムモールが外れかかっている所はゴム系ボンドで補修。ボディー側のトリムに刺さる金属クリップ(水切りモールと同じもの)には錆止めを塗りました。
7
今回、もっとも大変だったのはボルト穴とルーフレール溝を目張りしていた黒いマスキングテープを剥いで溝を掃除し、20年以上かけてこびり付いたルーフレール周りの頑固な水垢をコンパウンドで削り取る作業です。マスキングテープを屋外に3年間貼ったままなのは完全に間違った使い方ですが、使っていたカモヰのmtテープの粘着剤は硬化しておらず、塗装面への侵食もありませんでした。これは大変幸運でした。
8
お湯とアルコールとコンパウンドでフロントガラス左右からテールゲートまでのルーフ溝をクリーンにするのに丸1日を費やしました。取付編につづく。
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