2017年01月31日
S2000は大きく分けて3種類ありますが、
それぞれ全くタイプの異なる車です。
・2リッターで9000回転まで回る、官能型の初代
・2.2リッターにしてトルクを増やして乗りやすくし、
8200回転リミットにして壊れにくくしたマイルドな2代目
・2代目をサーキット仕様にしたタイプS
私が所有したのは、マイルドな2代目でしたが、
サーキットに行ったり、ワインディングをしたりすると、
少し物足りない面がありました。
2代目以降の大きな違いは、ドライブ・バイ・ワイヤの導入だと思います。
S2000のドライブ・バイ・ワイヤは優秀と、ある漫画に描いてありますが、それでもレスポンスは遅い気がします。少なくとも、初代のカミソリのようなレスポンスはありません。ハイレスポンス仕様にしようとフライホイールを軽量化しましたが、それでも初代のようなレスポンスにはなりませんでした。
なので、官能的なレスポンスを求めるのなら、初代の購入をおススメします。
2代目でもタイプSは、ウイング&ダンパーの硬さを調整しただけですが、絶妙なチューニングのようで、ノーマルとは速さが全然違います。なので、サーキットでの速さを求めるのなら、2代目タイプSをおススメします。
3つのモデルに共通して言えるのは、圧倒的な車両の剛性でしょうか。
特に、リアの剛性が高く、コーナリングのグリップ性能は本当に素晴らしいものがあります。
そして、ブレーキのスタビリティも高いので、ハイスピードからブレーキングしても不安なく止まります。
エンジンはパワフルですが、インテグラRのB型エンジンやシビックRのK型エンジンの方がスムーズにふけ上がります。S2000のF型エンジンは横揺れ?が結構ありました。
ホンダはFR車が少ないので、プロペラシャフトとリアデフの結合のノウハウが不足しているのか、思い切りアクセルを開けると、結合部分が揺れている感じがしました。
色々か書きましたが楽しい車です。
サーキットを走るともっとこの車が好きになると思います、コーナリングで四駆ターボ軍団をガンガン煽れます。
ホンダ最後のピュアスポーツカーだと思います。興味ある方はぜひご堪能あれ
Posted at 2017/01/31 23:42:51 | | クルマレビュー