Ronieのブログ一覧

地震発生から１週間が経ち，事態の深刻さが日々解明されていく中，沈んだ気持ちがなかなか解消されない日々を送っています。
テレビの地震報道も一時期ほどではなく，現在は地震よりも原発の問題が大きく取り上げられています。
ブログにも何が書けるのかと日々考えつつ，書きたいことが多すぎて書けない日々が続いています。

こういうときにつくづく思うのが，日本のマスコミュニケーションに携わる人間の心の狭さ，見識の低さです。
本来なら，もっと人間として立派でないとならない，また，国家を守らなければならないマスコミが，進んでデマを揺動し，国家を沈めようかという勢いで報道を繰り返しています。

確かに，民主党政権は首相をはじめとして，非常に情けない状態だとは思いますが，今，このときをその批判に当てるのが得策なのかというのは全く同意できません。
先日来，高校の卒業式からはじまり，中学校，小学校，幼稚園，そして，大学など，多くの学校で卒業式が行われ，次のステージに進む希望をもった子供たち，若者たちであふれています。

そんな中，マスコミで連日報じられる政府批判，東京電力批判，それに，そういった社会の風潮に苛立つ大人同士のいざこざなど，どう考えても希望を持つことができないようなことが，次々と報道されています。

そんな中で，やはり，この国の未来に希望が持てるような，誇りを持てるようなそんな報道を期待します。

今の民主党政権を生んだのもマスコミの影響が大きいでしょう。また，民主党政権の失墜を招いたのもマスコミの影響が大きいでしょう。
日本のような民族性の国家ではマスコミの責任は大きいものと思います。
批判ではなく非難ばかりでねつ造も多い現在の日本のマスコミの質では，国家の崩壊を招くと思います。

日本は諸外国に比べ進学率が高く，にわかに教育が身に付いています。
その証拠に，例えばわたしの生活したスペインでは識字率が日本に比べ低いため，映画やテレビなどは字幕スーパーではなく吹き替えでした。しかも，日本のように多くの字があるわけではなく，アルファベットの国でです。
大学という名の専門学校，進学率が９０％を越える高校進学を誇るデータを擁してでも，日本の教育レベルは高いはずなのです。

しかし，その国のマスコミの報じるのは，普天間や尖閣，北方領土などの国家の主権問題と同レベルで小向やら韓国アイドルの問題を取り上げ，国家予算の半分を国債で補わなければならないような財政危機でも，その根幹に触れず，小澤議員の汚職問題をおもしろおかしく取り上げるという，見識のなさ。
また，現政府の民主党の重鎮が韓国との共同声明で尖閣をあきらめろと言う，前代未聞の宣言を行ったときも，売国奴と叩かず，ひとつのニュースとしてしか取り上げていないというような失態。

右翼ではないけれども，こんなマスコミの報道を毎日聞いてる若者たちが，愛国心を持ち，この国に誇りを持てるようになるとは到底思えないです。

マスコミ自身が，情報の提供者になることによる慢心に支配され，自分たちがさも偉くなったように感じているのではないでしょうか。
政治家もしかりですが。

ただ，首相も「わたしの知り得ている情報はすべてお話ししていますので…」などと訳の分からないことを言う必要はありません。
首相が知り得る情報をすべて出すほど，危険なことはないでしょう。
それを当たり前だと聞くマスコミもおかしいですよ。立場をわきまえてください。
マスコミの方たちは何を勘違いされているのでしょうか。

今こそ，この日本の危機だからこそ，マスコミは日本をそして，国民を守らねばなりません。
極端な話ですが，同じような報道を繰り返すのなら，ＮＨＫに任せて，自分たちの人的資材，資金等をすべて復興支援に回す，また，仕事の減った芸能人たちは被災地に向かい，現地の手伝いをすれば，現地を元気にすることができるのではないでしょうか。

また，ネガティブな風評を避けるために，想像で物事を報じないことが大切なのではないでしょうか。

この，日本の大きな危機に際し，未来ある子供たちに，若者たちに，今一度すばらしい誇りの持てる国を構築していくこと。
それが，われわれが今できる，最も大切なことではないでしょうか。
東日本大震災という，未曾有の危機をピンチをチャンスに換えて，今一度飛躍を。

長文，駄文，失礼しました。
また，自動車のＳＮＳにこういったことを書いて申し訳ありません。
ただ，少しでも目を通していただける方がいらっしゃればありがたいです。