2009年09月23日
前々から話のネタではないですが、一度試乗してみたかったのが今回の2車種です。
プリウスは、異常なまでのバカ売れに、はたしてどのようなクルマなのか知りたいというのが試乗の本来の目的、そしてレガシィは国産ではトップクラスのまじめな作りのレガシィの、最新型とはどのような物か、NV36スカイラインとの比較を含め乗ってみたかったというところです。
まず、プリウスですが、試乗車はエコラン競技用にディーラーが作ったということで、TRDダウンスプリングとフロントスポイラーが付いたベースグレード(L)です。ベースグレードが軽量で、燃費が良いということです。
タイヤとショックアブソーバーは純正ですので、65タイヤですが、ダウンサスとのマッチングはまずますで、荒れた路面での変な跳ねや揺すられも無く、コーナーも安定して走ります。これは結構良いなと思いました。エコタイヤのせいか、タイヤ自体は硬めなのでしょう、それがコーナーの安定度に寄与していると思います。
一方、シートはあまり良くありませんし、ハンドルの位置や角度もトヨタの小型車にありがちな位置関係でどうもしっくり来ません。慣れれば気にならなくなると思いますが。また、タイヤの走行音が大きく、舗装が悪いと結構な騒音です。軽量化のための遮音材削除か、はたまたタイヤのコンパウンドか、高速を走っていませんので判りませんが、結構うるさそうで、長距離は疲れるかもしれません。しかし、フロアが共鳴するような不出来はありませんでした。(過去3台ほどこういったクルマに乗ったことがあります。現行車種でも2車種。)
エコモードでの出足が極端に遅く、出来の悪いCVT車みたいですが、パワーモードにすると結構出足が良くなって、普通に走れます。このモードでの燃費は??です。パワーは市街地やちょっとした坂道なら不満が無い程度にパワフルです。足回りと動力性能は、よ~く売れている一因ですね。
次にレガシィですが、ワゴン2.5GT Sパッケージが、試乗車でありました。決められたコースを営業さん同乗で一周するだけの、10分コースですからほんのさわりしか判りませんが、それでもこのクルマはなかなか良いなと思いました。
まず、足がしなやかです。225/45R18のタイヤとは思えない、突き上げ感の無さとノイズの遮断、それとコーナーも安定し大変フラットに走ります。この後自分のスカイラインに乗って帰る時、スカイラインの上屋の揺すられ感、これは以前から気に入らない部分ですが、これがまったく違うことに唖然としました。この辺は、ビルシュタインダンパー入りのレガシィの最強ポイントでしょうか。
パワーは、2.5L+ターボですから十二分にあります。低回転からトルクが太いのが大変印象的で、乗りやすいのですが、ドーンというパワー感が無く、途中からドーンと吹ける(ように感じる)スカイラインとは味が異なります。水平対向エンジンは回転がスムーズですね、スーッと回って行きます。特にBCNR33と比較してはいけないと思いますが、私としてはRB26ツインターボエンジンの高回転が最高!なのですが、街乗りや長距離移動用としてはこれもアリでしょうね。
シートは体に良くフィットします。ステアリングなどの位置関係も問題なしで、しっくり来ます。ドアの閉まり音もなかなか良くて、外観デザインがゴツイところさえ気に入れば良い車だと思います。大きさが、今回のフルモデルチェンジでスカイラインと殆ど同じサイズになりました。全体に価格が高めですので、乗り出し400万円で収まりませんね。
Posted at 2009/09/23 22:04:45 | |
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試乗 | 日記