
先日eos kiss Fの天体用改造カメラの中古を入手しました。
水素ガスが発する赤い波長というのがあり、通常のデジカメではこの波長があと少しのところでIRカットフィルターによりカットされ、星雲が写らないという問題があるのですが、天体用に改造されたものは、この波長を透過するフィルターに換装されています。
かつて、eos kiss D 初代のカメラで、この手の改造品を使っていましたが、当時の機種はライブビューが無いので、ピントが合わせにくいと言う難点がありました。
天体撮影のピントは、ファインダーではとても追い込みきれず、ライブビューで10倍拡大してなんとかなるというものなので、ライブビューが無い時代は試写の連続で追い込むという作業に、結構な時間を費やしていました。
このkiss Fは廉価機ですがライブビューがあります。すでに持っているEOS-5Dmk2を天体改造するという手もありますが、一般の撮影にはカラーバランスや発色が狂うのであまりやりたくありません。そこで、たまたま目にした中古を入手したわけです。結構お安く入手できました。
写真はこのカメラでのファーストショット。おとめ座の銀河団 通称「マラカリアンの鎖」です。
タカハシε-160 3分X4フレーム合成、LPS-P2フィルター(光害カットフィルター)使用。
Posted at 2010/05/18 22:52:12 | |
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