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なっち♪のブログ一覧

2011年05月10日 イイね!

やられたよ。。。

タンパク移植し骨再生 名古屋大、ラットで成功
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011051001000030.html

 骨などのもとになる「間葉系幹細胞」の培養液に含まれるタンパク質を寒天に混ぜ移植することで、ラットの頭の骨を再生させたとする研究結果を、名古屋大の上田実教授(顎顔面外科学)らが10日までにまとめた。
 上田教授によると、骨の再生医療では幹細胞そのものの移植が必要とされており、それを覆す成果。上田教授は「細胞移植で問題となる腫瘍化のリスクが減り、治療にかかるコストも100分の1以下にできるかもしれない」と話している。6月に京都市で開かれる日本炎症・再生医学会で発表する。
 研究グループは、人間の骨髄から採取した間葉系幹細胞の培養液を凍結乾燥させ、細胞の機能を調節するタンパク質「サイトカイン」を含む粉末を作製。粉末を水に溶かして寒天に混ぜ、ラットの頭の骨に開けた直径5ミリの穴に移植した。すると、8週間後にはラット数十匹すべてで骨が再生し、中には完全に穴がふさがったものもあった。
 移植した部分に全身から間葉系幹細胞が集まり、骨が再生していた。寒天の代わりに、骨の成分であるコラーゲンを使うと、より短期間で再生した。乾燥させた培養液に再生効果があったことから「製剤化も容易」(上田教授)という。
(共同)

以上,コピペ。


幹細胞移植による組織再生のメカニズムとして,移植した細胞そのものが分裂・分化して組織を構築すること以上に,移植した細胞が分泌するサイトカインの働きによって周囲の組織を刺激して組織再生に導く役割の方が重要であるというのは,この手の実験に携わってきたものなら誰でも,それこそ全員知っている。
知らなきゃ一から勉強し直せwww
ただ,何がどんな働きをしているかは未知の部分が多く,したがって多くの研究は細胞内部で何がどう機能しているのか,個々の遺伝子やサイトカイン等の働きが何かを追究することにのみ時間と資金と労力を費やしててきた感がある。
しかしながら,そういった研究はただちに臨床応用に結びつくものではない。
医学研究というものは往々にしてそういう面が強く,例えば,癌に関する基礎的研究が毎年多く発表されているにもかかわらず,いまだに癌をコントロールできていないということがそれを物語っている。
上田教授の研究は,あえてうがった見方をして批判的に言うなら,「そういった多くの研究者の努力を無視して,何がどう働いているのかわからないけどとにかくそこにある物を全部まとめて入れてしまえばうまくいっちゃった」というものである。
うまくいって当然であるが,みんなそれをしなかったのは,それに気付いていなかったからではない。
研究者として,学者としてのプライドがそれすることを許さなかったのだ。
研究者として,学者としての立場で考えるなら,「細かいことはわからないけど全部入れちゃえ」っていううやり方は決して褒められたもんじゃない。
しかし上田教授が“臨床家”であるのならこれは“あり”だと思う。
また,いち経営者としてはこういうやり方は一時的には大成功を収める可能性はあるので,“あり”と言えば“あり”なのか。
上田教授は研究者,学者としてのプライドをかなぐり捨てたのか,はたまた臨床家として最大限の可能性を追求した結果なのか,それとも一攫千金を狙っての抜け駆けか,それはわからないけれど。
わかっていたのにそれをやらなかった人たちが愚かだっただけかもしれないが。
なんにしても,これで救われる患者が増えれば,それに越したことはない。
Posted at 2011/05/10 20:39:59 | コメント(2) | トラックバック(0) | 医療問題と医療関連問題 | ニュース
2011年03月01日 イイね!

インフルエンザ流行ってます

予防接種受けた人も,受けてない人も,みなさんインフルエンザにかかってます。

予防接種受けた人は症状が軽いことがあるので見過ごされることもあります。
例えば,予防接種受けてない人は40℃くらい発熱するのに,予防接種受けた人が38℃くらいだったりとか。
みんながみんなじゃないですけどね。
そこまで高熱じゃないからまさかインフルエンザじゃなくてただの風邪よねって思ってそのままのことが多いです。
結果,感染拡大に寄与するわけで。
風邪症状がある人は少なくともマスクくらいはしましょう。
周囲への被害は最小限に。
あなたの大切な人にまで感染してしまったらどうしますか?
Posted at 2011/03/01 10:54:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 医療問題と医療関連問題 | 暮らし/家族
2011年02月15日 イイね!

和田移植の真実は・・・

1968年に日本初の心臓移植を行なった札幌医科大学名誉教授 和田寿郎氏が亡くなった。

溺水し脳死した(とされる)21歳の男性から心臓を摘出し,心臓弁膜症(多弁障害とされる)の18歳の男性に移植した。
和田教授は一躍時の人となったが,患者が手術後83日目に死亡してから世論は一変した。
 手術を受けた患者が本当に移植が必要だったのか
 臓器提供者が本当に脳死状態だったのか
現在でも明らかになっていないさまざまな問題がある。
和田教授は殺人罪で刑事告発されたが不起訴となった。

詳しくはコチラなど,ネット上にもあちこちに情報があるので参照して欲しい。
これにまつわる書籍も販売されている。

いろんな見解があるとは思うが,この事件は日本が臓器移植の分野において諸外国の後手に回らざるを得ない状況に陥った一因となったことは否めないであろう。

一方で,医の倫理という観点では貢献したのかもしれない。。。ただし反面教師的な意味合いで。

マスコミの掌を返したような反応も,昔も今も変わらない。
世論を操り,世論に流され,世界を混沌に導く。
話題性に群がっているだけ。
真実の追究なんて二の次なのか。



真実は闇に包まれたままだ。
これで永遠に真実が語られることはなくなったのか。。。
Posted at 2011/02/15 20:47:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 医療問題と医療関連問題 | 暮らし/家族
2011年02月05日 イイね!

実状に則していない医療圏

医療圏という言葉,聞いたことがあると思う。

簡単に言うと,どこからどこまでの地域をその地域の病院,医院が担当するかということ。
人口の分散状況,病院・医院の分散状況,交通,病院や疾患の専門性などから判断され,作られている。

「地域の住民の医療は地域で賄う」と考えてもらえばいい。
ただし,専門性の高い疾患や特殊な疾患の場合はそうはいかない。
それは仕方ないことだ。
医療圏が機能するのはあくまでも一般的な疾患に限ってのことである。

だが,一般的な医療であっても,この枠を超える事態が生じることがある。
 満床で受け入れができない。
 今現在担当医が救急診療中で,今来てもらっても全く対応ができない。
といった場合は他の病院に転送ということもありうるが,その場合に同一医療圏で受け入れができなければ医療圏を超えて近隣の病院へと転送せざるを得ないこともある。

あるいは,交通の便から,もともとその県内の大きな病院に通うより,隣の県の大きな病院に通う方が便利で,普段からそちらに通院している場合。
現在の医療圏は県ごとに決めているため,県境を越えることは医療圏を超えることを意味する。
広島だったら大竹なら広島に出るより岩国が近いとか,福山なら広島に出るよりは倉敷の方が近いとか,そういったケースだ。

その他に,こんなケースも。
A市の住民がB市からA市に帰宅途中に事故を起こした。
事故現場はA市とB市のちょうど中間だが,行政区域はB市に当たり,B市内の救急隊が患者収容に向かった。
救急隊はその患者をB市内の病院に搬送したのだが・・・
結局この患者は後日A市内の病院に転院となりそちらで治療を受けた。
最初からA市内の病院に搬送することもできたケースである。
そうすれば家族もわざわざB市内まで来る必要もなかったであろう。
救急隊の頭の中では,「この地区ならこの病院」という思い込みのようなものがあったに違いない。
ただし,現場にいないとわからないことや,緊急時には患者の住所よりも他に優先すべき事項もあり,この場合B市内の病院に搬送したことが間違いだったとは言い切れない。
まぁでも自分の身に置き換えて考えた場合,自宅から逆方向は避けて欲しいよねw


医療圏はどうやって決められているか・・・
実際には難しい計算はされていない。
行政区分ごとにまとめているだけ。
医者の数とベッドの数を人口で割っているだけ。
見掛け上は地域格差をなくしたように見えるが,面積とか移動時間とか移動手段は考えられていない。
それは本来の医療圏とは程遠いものだ。
上述したように,実際の患者の往来は行政区分を超えてされているにもかかわらず,医療圏の決め方は行政区分に準じて行われている。


何が問題になるか?
ひとつ例を挙げる。
C市の市立病院があった。
ここに隣の県のD市から急患が運ばれてきた。
その急患を受け入れてその病院は満床になってしまった。
1時間後,C市の救急隊から急患の受け入れ要請があった。
患者の住所はC市。
言ってみれば,その人はC市に税金を納めており,その税金のおかげでC市の行政や福祉,そしてその市立病院の運営も行なわれているわけで,会社で言えば出資者や株主様に当たるお方だ。
さて,この場合どういう対応をするのが正しいでしょう?
みんながHAPPYになる答えはあるだろうか?

1.受け入れを断る。
株主様を切り捨てるのね。。。

2.いったん受け入れて,他の病院に転院。
体裁だけ取り繕ってる感じで,結局切り捨てるのね。。。

3.受け入れたうえで,誰かほかの人に無理矢理退院してもらう。
退院させられる人の気持ちは。。。

4.受け入れたうえで,ベッドもないのに無理矢理入院させる。
もちろんベッドじゃなくストレッチャーだったり,ナースコールもなかったり,テレビなどの設備も提供してもらえないですよ。

他に何かいい案ありますか?

隣の県の住民は隣の県に税金を納めており,それは隣の県の医療福祉のためにも使われている。
しかしこちらの県には一切入ってこない。
だからといってその隣の県からの患者を拒むことは人道的にできない。
でもその人の受け入れはできても,自分の県で税金を納めている人の受け入れができないとは・・・

実はこんなこと,しょっちゅう起こっている。
決して希なケースではない。
むしろ,日常茶飯事だ。

解決するためにはどうしたらいいか?

1.隣の県はこちらの県の医療資源(施設,人材,資源)を使っている(借りている)のだから,こちらの県にも人材や資金を提供しろ。
隣の県の税金を自分の県民のために使っていることになるからね。それは隣の県やその県民に対しても失礼。

2.自分のところの住民に対して医療福祉の提供ができるようにもっと自立しなさい。
税金は集めたけど県民のために還元できていないということで,自分のところの県民に対しても失礼だよね。

3.実際に医療圏に合わせて行政区分もやりなおす。
医療がそうだということは医療以外でも実はそうなんだよね。E市住民は医療の提供を受けるためにF県に出かけていくけど,生活に必要な買いものだってF県で行なっている。だとしたらE市はF県でいいんじゃない?

4.県単位や市町村単位の医療圏構想をやめ,実際の医療圏に則した形にしていく。
でもそうするとどこからお金を出すのかでもめるよね。

これもまた他に何かいい案ありますか?
Posted at 2011/02/05 14:38:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | 医療問題と医療関連問題 | 暮らし/家族
2011年01月27日 イイね!

今の医療に最も必要とされているものとは

末期がん患者の治療に代表される,終末期医療。
どうやっても命は助からない・・・しかも終末は間近に迫っている。
今後の治療方針をどうするか,本人,家族,医療関係者で話し合う。
高齢者であれば,「積極的治療はいいですのでできるだけ苦しくないようにしてあげてください」という選択になることが多い。
では子供だったら?

終末期医療に関して,厚生労働省が2007年に指針を示した。患者本人の意思決定を基本とするものであったが,子どもに関しての規定はなかった。
この度,日本小児科学会の倫理委員会作業部会が,子どもの終末期医療に関する指針案を作成した。年齢にかかわらず本人の気持ちや意見を最大限尊重することを原則としたものだ。

命を左右する重大な選択において,本人に意思の確認が重要なのはわかる。
家族の意向も大事だっていうのもわかる。
医学的な判断をするためには医師,医療関係者の意見も必要というのはわかる。
でもまだ何か足らない気がしている。


全く別の話になるが,医療訴訟って,いくつかのパターンがある。
明らかな間違いがあった場合は別として,実際には明らかな間違いはなくても患者側と医療者側との意思や考え方の食い違いやコミュニケーション不足から問題に発展するケースも多い。
どういう結果になったとしても,どちらも決して得をしないのが医療訴訟。
そんな事態にならないのが一番いい。
そのためには?


医療従事者に法律の知識はない。
確固とした倫理観がある・・・とも限らない。
その倫理観が一般的に見て正しいと認識されるものなのか,多くの人に共感されるものなのか,そんな保証もない。
今医療に最も必要とされることってそのあたりのことなんじゃないだろうか。

医学だって進歩するように,法律だって日々変わっていくし,倫理観だって世の流れとともに変化していく。
少なくとも,医学部ではそういう教育を率先して行うべきであろうし,卒後教育にも取り入れていくべき。
そして,患者数の多い病院,ベッド数の多い病院であればなおさら,様々な事態に直面することも多く,法律問題や倫理問題に長けた人が必要ではないか。


良かれと思って行なった医療行為がもとで,のちのち訴訟になって・・・なんて,バカバカしいと思いませんか?
誰も不幸にならないために,関係した全員が法的にも倫理的にも守られるような制度,場が作られていけばいいなと感じた。
Posted at 2011/01/27 13:33:35 | コメント(2) | トラックバック(0) | 医療問題と医療関連問題 | 暮らし/家族

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「電動キックボードは欠陥商品である http://cvw.jp/b/273690/47080557/
何シテル?   07/11 17:42
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