ＤＩ→ハイパーイグニッションコイル

最近自作ダイレクトイグニッションシステムのノイズ発生が悪化して、タコメーターの頻繁な誤動作だけでなく、アイドリングも時々不安定になりました。

こうなると安全性が損なわれるので、ダイレクトイグニッションは止めて、定番の武川ハイパーイグニッションコイルに交換することにしました。

まずはダイレクトイグニッションシステムを取り外します。

純正イグニッションコイル取り付けブラケットに、武川コイルを取り付けます。

純正コイルに付属するコの字ブラケットは取り外しが面倒そうだったので流用せず、武川コイルに付属していたワッシャーを使用します。
コイル下側はワッシャーの代わりに、以前付けたバッテリー直アーシングケーブル端子としました。

次に純正プラグキャップを流用するためコイルから分離します。
ラバーの防水カバーをずらして、プラグキャップを反時計回りに回すと外れます。キャップは接着されておらず、素手で回せました。

プラグキャップの中にはこんなネジがあり、プラグコードの導線内に潜り込んで接続されるんですね。

ハイパーイグニッションコイルのケーブルを適当な長さで切断します。

しっかりプラグキャップをねじ込み、ラバーの防水カバーを被せて取り付けは終了です。

無事エンジンが掛かるのを確認して作業完了です。

さて、レッグシールドを外したついでに、クランクケースワンウェイバルブを掃除します。

すっかり乳化してました。定期的な清掃が必要です。

パーツクリーナーで綺麗にして、元に戻して完成。

試運転でタコメーターの誤動作が治っていることを確認し、当初の目的は達成しました。

最新のダイレクトイグニッションから通常コイルに戻ったことで技術的には一歩下がった形になりました。悔しいですが安全には代えられないのでこの自作システムはお蔵入りとします。