
愛車振り返りシリーズ、第2回は僕の中で未だに最高の車に君臨する、プジョー106S16です。
プジョー106S16
年式:2000年式
形式:E-S2S
エンジン形式:TU5J4/L
排気量:1587cc
最高出力:118ps/6600rpm
最大トルク:14.5kgm/5200rpm
トランスミッション:5MT
ボディカラー:サンダンスイエロー
主なカスタム内容(記憶の限り)
・ショップオリジナルマフラー(5ZIGEN製)
・ショップオリジナルエキマニ(5ZIGEN製)
・GREEN 純正交換エアクリーナー
・ビルシュタインショック+H&Rダウンサス(前後30mmダウン)
・J.ENGINE マスターシリンダーストッパー付きストラットタワーバー
・RAYS VOLKRACING TE37 14インチ6.5J(マットブラック)
大学4年間シビックに乗ってすっかりFFホットハッチにハマってしまった中、社会人になったら乗り換えたい車候補が2台ありました。
1台はEK9シビックタイプRの黄色、もう1台がプジョー106S16の黄色もしくは白。
EK9は言わずと知れたホットハッチの名作で、今やホンダの伝説的な車種となって、中古車価格も大変なことになってますよね。
当時シビックつながりでネットの掲示板で知り合った方に運転させてもらい、B16BspecRの研ぎ澄まされたハイカム切り替わりと音に衝撃を受けたこと、頭○字Dの東○塾で活躍した黄色のEK9がかっこよかったことで、乗り換え候補となりました。
106は某オーバー○ブという漫画で106ラリー(あれはテンサンラリーでしたが)が活躍していたのが印象的だったのと、左ハンドルMTというのがかっこよく見えたこと、小学生の頃から親父が毎月買ってくるカーグラフィック誌を読んでいた中で、評論家の方々が106をこぞって絶賛していたことで、乗りたい車候補になりました。
この2台のどちらにするか迷いに迷っていた頃、カーセンサーで大阪に106ばかりを何台も在庫しているショップを発見、何となく見に行きました。
そのショップは店主が当時立ち上げたばかりの106専門ショップで(今はなくなってしまいました…)、勧められるがまま試乗して軽快なフットワークと活発なエンジンにすごく好印象、左ハンドルMTも案外違和感なく運転できたこともあり、流れは一気に106に傾きました。
そのショップにしばらく通っていたところ、オークションで仕入れられてきたのがこの車両です。
すぐに見に行ってほぼ即決で購入しました。
現代のハッチバック車が軒並みスイスポや595のような鏡餅型か、Fitのようなワンモーションフォルムになってしまった中、ちゃんとボンネットがあって、小さめのタイヤ、リアのルーフラインなど、古き良きハッチバック車のお手本のようなシルエット。個人的にはこれ以上美しいハッチバック車はないと断言します。
現代の基準では平凡としか言いようのないエンジンスペック(同じテンロクなのにシビックより52ps、1.5kgmも低く、発生回転数も低い)で、試乗するまではこの点が一番引っかかっていました。ですが、試乗するとあら不思議、コンパクトで軽く、足回りも優秀でファントゥドライブの塊のような車で、気になっていたエンジン性能も必要十分で非力さなんて全然感じませんでした(そりゃVTECのハイカム相手には分が悪いですが)。
実用性もそれなりにあって、多分595より人も荷物も載せやすいです。
大変気に入って乗っていましたが、雨漏り、メーター故障などトラブルに見舞われ、当時大型二輪を購入してそっちにハマってしまったこともあって、両方を維持するのが若造には難しくなり、泣く泣く手放しました。
見てよし、乗ってよし、使ってよしのスーパーホットハッチ。
程度のいい個体が少なくなってきて、今後値上がりするでしょうし、いろいろ考えると難しいですけど、今からでも真剣にもう一度乗りたい車です。