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イイね!
2020年10月23日

TOYOTA RAV4 PHV

TOYOTA RAV4 PHV

あまりに人気がありすぎて、受注停止になったRAV4 PHV。

PHV乗りとしては気になる存在でした。


ただ、トヨタとしてもそこまで人気が出るとは予想しておらず、月販目標台数は300台と少なく見積もっている。その理由は既存のPHEV車がそれほど売れていないことにある。

こんなに売れるとは思ってなかった、と営業の方もおっしゃってました。


その関係からか試乗車も少ない状況で、近所のディーラーには置いていないため、富士山の麓まで遠征してきました(^^


全長4600×全幅1855×全高1690mm  車両重量1900kg

車重は少し重いけど、大き過ぎず程よいサイズ感。

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試乗車は中間グレードの「Z」。

ちなみにルーフがブラックになる上位グレード「BLACK TONE」、下位グレードが「G」となっており、それぞれ装備の差がありますが、「Z」グレードでも十分な装備内容となっています。

そして、全グレードともに「E-Four」で、リアをモーター駆動する4WD。


フロントグリルとその左右のDRL、フロント下部のシルバーの加飾がPHV専用。

車体色がブラックでわかりにくいけど、ホイールアーチもグロス塗装になっています。

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車体中央の床面に18.1kWhのリチウムイオンバッテリーが搭載されている。

満充電時のEV走行可能距離は95㎞。

ちなみにアウトランダーPHEVが65km、プリウスPHVが68.2㎞。

この距離が長いほど、利用範囲も広がるので、大きなアドバンテージだと思います。

これも売れた理由の1つでしょう。


外部充電時だけのようですが、冬場のバッテリー温度低下対策として、駆動用バッテリーヒーターを備えているそうです。

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重量のあるバッテリーがセンターボトムにあるので重量バランスは良さそうです。

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普通のRAV4と差別化するPHVの赤いエンブレム。

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フロントフェンダーにも誇らしげなエンブレムが。

この辺があか抜けないというか、日本車っぽいですね。

コレ要りますか!?

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充電ポートは普通充電のみ。

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バッテリー保護なのか、コストダウンなのか。

プリウスPHVは急速充電も付いていたんですけどね~

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外部給電機能を標準化しており、車内と車外のコンセントから100ボルトで最大1500ワットの電力を供給できる。

1500ワットを連続利用した場合、電池で7時間、エンジンを併用すれば3日間電力供給を続けられる。災害時も使えるクルマですね。


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こういう使い方ができるので、キャンプする方は重宝しそうです。

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エンジンは2.5Lのハイブリッド。

RAV4のハイブリッド車よりもシステム出力が向上しているそうで、システム全体の出力は306PSとなり、0 → 100km/h加速は6.0秒となかなかの駿足です。

燃費は22.2km/Lと、この排気量にしては優秀。alt


黒ベースに赤ステッチの内装。alt


肌に触れる部分は何かしら装飾されていて、丁寧に作られてある印象。

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合皮のシートは運転席、助手席ともに電動。

ソフトな感じで座り心地は良いです。

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本革のステアリングも黒に赤ステッチ。

ACC他、必要な機能はステアリングスイッチで操作可能。alt


左右にアナログメーター、センター部分がディスプレイになっていて画面切り替え可能。

ただ、表示内容が洗練されているとは言えず、この辺のクオリティはもう一歩な感じ。。

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9インチのディスプレイオーディオとセンターコンソールの使い勝手は良さそう。

最近はディスプレイ上のボタンを減らしているクルマが多いので、スマートには見えない。

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シフトレバーとモード切替スイッチ群。電子ブレーキはホールド機能付き。

ドライブモードは、「ECO」、「NORMAL」、「SPORT」、そして「TRAIL」。

走行モードは、「EV」、「HV」、長押しで「バッテリーチャージ」。

AUTO」はEV/HVの自動制御したスポーティな走りにも対応。

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ドライブモードを「SPORT」にすると、センターディスプレイが赤くなります。

以下のように、ACC等、様々な情報を知らせてくれますが、はっきり言って見にくい。

慣れかもしれませんが、もう少し表示方法を洗練させてほしいです。。

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バックモニターにアラウンドビューが付いていますが、解像度は粗いです。。

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センターのアームレスト内は、トレイと2つの充電ポート。

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Zグレード以上には、シートヒーターシートクーラーが標準装備。

これはいいですね!

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後席シートヒーターは全車標準装備。

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他にも便利機能が付いています。

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ステアリングヒーター

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VIEWボタンでカメラを任意に表示可能。

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ルームミラーは一般的な自動防眩ミラー。オプションでデジタルインナーミラーも選択可能。

BLACK TONEはデジタルインナーミラーが標準。

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6:4で分割可倒式リアシート。足元スペースの広さも十分。

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エアコン吹き出し口とUSB給電ポート。

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ラゲージ容量は490L。

パット見ではもっと容量があるように見えるんですが。

ちなみに同じくミドルSUVのティグアンは615L。そう見えませんけど。。

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トランク下にはテンパータイヤが入っていて使えるスペースはわずか。alt


パワーバックドアのボタンは防水仕様?
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前後とも同じ18インチ7Jアルミ タイヤ:225/60R18
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いざ試乗へ~

この試乗コースのロケーションは最高です!
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走行前のエネルギーモニター。バッテリーからエアコンに電気を供給しています。
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EVモードで走りだすと、バッテリーからフロントモーターへ電気が供給される。

基本的にはFFのようです。


それにしても静か。。

外部の音が入ってこない中、静かに加速していきます。

乗り心地もいいので、初めて乗る人は感動しますね!


この静粛性を高めるために、吸遮音材の最適配置、ダッシュパネルやフロアの吸音材範囲の拡大、さらにフロントガラスとフロントドアガラスに「高遮音性ガラス」を採用して風切り音を低減しているそう。

たしかに静かです。EVの質の高い走りには、この静粛性能も重要だと思います。


写真は撮れませんでしたが、アクセルを踏み込むとリアモーターも駆動されます。

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峠道へ。
スタビリティは高いし、乗り心地も良好
ただ、ヨーロッパ車のようなステアリングの切れ味はないですね。
コーナー手前でステアリングを切り始めの感覚は微妙です。。
AUTOモードで坂道を登っていくと、エンジンがかかりました。
さすがに上り坂だとエンジンが唸ってCVT特有の唸る音が出て、ちょっと残念。。
EVモードがいいだけに、そのギャップは大きいですね。
ただ、HVモードでもバッテリーパワーを活用してエンジン回転数を抑えることで、加速時のエンジンノイズを低減するそうです。
実際、平坦な道だとエンジンがかかっているかわからないくらいです。
静粛性へのこだわりが半端ないと感じました(^^;

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コーナーやアップダウンが続く峠道だと、エネルギーモニターの表示が目まぐるしく変わります。

エンジンが稼働し、バッテリーからフロントモーターへ電力を供給しつつ、そのバッテリーも充電されている状態。

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「Z」グレードの車両本体価格は499万也。

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RAV4 PHV、いいクルマです。日本車アレルギーがない方にはオススメできますね。
人気のSUVで、運動性能も高く、静粛性も高い、EVの走行距離も長く、バッテリーが切れてもHV走行で「充電切れ」の心配はない。HVのため燃費も良い。
クルマに要求される様々なものがハイレベルで実現できており、、まさにいいとこどりをしたクルマです。
しかもトヨタが作っていますので、売れないわけがない。
これを機にPHVのラインナップが増えていきそうなエポックメイキングなクルマ、というと言いすぎか(^^;
あとはデザインが気に入るか、ハンドリングやCVTフィーリングを含めた「走り」が気にならないか、ですね。

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ブログ一覧 | クルマ
Posted at 2020/10/23 22:01:40

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この記事へのコメント

2020年10月24日 9:11
GTEさん^_^いつも興味深いレポを
ありがとうございます😊

私は不勉強で存在を知りませんでした^^;
初期のエスティマハイブリッドE-FOURに
乗っていたので懐かしかったです

このサイズ、もうちょいコンパクトでも
いいですが、性能を充実させて、剛性も
確保すれば魅力的だと思いました
ランクルは大きすぎるので☺️
コメントへの返答
2020年10月24日 13:16
golotsさん、いつもコメントありがとうございます~

ご存知なかったですか!?
RAV4の亜種みたいなモデルなので仕方ありませんが、完成度は高いと思います。


あとは、このエクステリアデザインとハンドリング、エンジンフィールがクリアできれば、魅力的なパッケージだと思います。

乗り味はクロカンではなく、乗用車ですね。

プロフィール

「@mikurin39 さん

Vanson、良いですね♪
私もハーレーに乗るときにVansonの革ジャン着てました。」
何シテル?   08/02 19:59
VWパサートGTE → BMW X3 ジャンルを問わず、最近のクルマの進化に興味があります。 いろいろなクルマに試乗したいと思います。
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