新型ステップワゴンに試乗してきました。
初代モデルにオマージュしたデザインとのこと。
初代に乗っていたので、どんな感じなのか気になるところです。
試乗車はハイブリッド(e:HEV)モデルのスパーダ・プレミアムライン。
ちなみにハイブリッドモデルはFFのみ。4WDが欲しい方はガソリン車になります。
ボクシーなスタイリングがステップワゴンのアイデンティティのように思いますが、今回それが強調されたスタイリングですね。
全長4,830×全幅1,750×全高1,845㎜
ホイールベース:2,890mm
エンジン:2.0L ハイブリッド(2モーター)
エンジン:142PS/6,200rpm 175Nm/3,500rpm
モーター:184PS/5,000-6,000rpm 315Nm/0-2,000rpm
車両重量:1,840kg
燃費:19.6km/L(WLTCモード)
最小回転半径:5.7m(16インチは5.4m)
エクステリアタイプは以下の2種類。
ナチュラル系のAIR(左)とゴージャス系のSPADA(右)。
個人的にはAIRが好みですが、SPADAとの装備差が大き過ぎます。
シンプルさが売りのAIRですが、これだと廉価版に見えちゃいますね。
せめてパワーテールゲートは欲しいところです。
タイヤは前後とも205/55R17。
ブラックの合皮レザーとブラウンのスエード調素材でゴージャスなインテリア。
ダッシュボードやドアの随所がスエード調とのコンビネーションになっています。
ステッチも入っています。
機能的なステアリング周り。
メーター内はシビックと同様。
高精細で見やすい、11.4インチのディスプレイ。
シフトレバーの無い、エレクトリックギアセレクター。
誤動作防止のためにバック(R)は引く方式になっています。
しかし、慣れないとどれを押すのか一瞬考えちゃいます。
直感的に操作できない印象ですが、これは慣れですかね。。
充電用ポートとトレイ。
左側にあるのはHDMI端子?
センターコンソールは荷物をざっくり置けるので重宝しそう。
高さを抑えてあり、前後席間で人の移動もできそうです。
バックモニターにはアラウンドビューも表示。
よく見るとタイヤが表示されており、ハンドルと連動して動きます。
タイヤの向きがわかるので、駐車が苦手な人にはいいかもしれないですね。
コラム左側のレバー(ワイパー)先端にカメラボタンがあります。
コレを押すと・・
フロントカメラのワイドビューが表示されます。
T字路などの安全確認する際、使いやすいと思います。
ボタンをもう一回押すと今度はフロントサイドビューが表示されます。
こちらは駐車する際に使えそうです。
さらに・・右下にあるボタンをタッチするとアラウンドビューが表示されます。
なかなか便利な機能だと思います。
ワイパーもシビック同様、ウォッシャーノズル内蔵型。
スライドドアの開閉は静電タッチセンサーで開閉可能(□部分)。
もちろんドアノブでも開閉可能。
7人乗りのセカンドシートはオットマン付き(SPADA)。
可動範囲も広く、広々使えます。
照明がちょっとショボいですが。
天井にあるセカンドシートのコンソール。
SPADAであればシートヒーター付き。
サードシートも座り心地が良く、なかなか快適です。
サードシートは床下収納式ですので、荷室は広々使えます。
汚れ防止のマットが欲しいところです。
サードシートを上げると収納はかなりあります。
サードシートからの眺め。
AIR以外はパワーテールゲート。
いざ試乗。
とても滑らかな走りだしで、ハイブリッドのおかげで静粛性もあります。
乗り心地も良いですね。
でもまあ、当たり前ですがミニバンの乗り味です。
峠を走るようなクルマではありませんが、例によって峠道へ。
当然ながらコーナーではよっこらしょってなりますし、CVTのラバーバンドフィールが顕著に出るので楽しくない。
しかし、ホンダのフットワークで不安感なく安定して走れます。
場所を変え、条件の良い道路で運転支援機能の確認。
運転支援は広角の単眼カメラとミリ波レーダーで検知。
最近はカメラ性能が上がって、高解像度で画角が広がってADAS性能が上がっています。
メーター内の表示内容はシビックと同じ。
センターに表示されるクルマのアイコンでライトやウインカー等が再現されて面白い。
「B」ドライブにすると回生ブレーキが効きます。
パドルシフトで回生抵抗を調整可能。
平均燃費は10.8km/L。
試乗車とはいえ、ハイブリッドの割にはあまり良くないですね。
新型ステップワゴン、初代への回帰となったかといえば、そうかもしれません。
中身はだいぶ進化していますが、シンプルなスタイリングがそう感じさせます。
ミニバンとしての性能は洗練され、安全安心機能や運転支援性能も上がっています。
ノア/ヴォクシーも新型になりましたが、トヨタ初の先進機能を採用したり、このクラスの力の入れ様はなかなかのものがあります。
走りは期待できませんが、それ以外であれば最も先進的なカテゴリーかもしれません。
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Posted at
2022/06/22 17:57:19