VWのSUV末っ子、T-Crossにやっと試乗してきました。
SUVは世界的なブームとなり、クロスオーバー的な車種からスポーツカーまで多様化する中、コンパクトカーにもその波がきてますね。
SUVでは後発の部類だと思いますが、その充実度はいかに!?
T-Crossに乗り込むと少し硬めのシートはボリュームも十分、車高があるので車内空間もゆとりがあり、コンパクトカーの窮屈感はありません。
走りは軽快といいたいところですが、車重がある分、落ち着いた方向の乗り味になっています。
スポーティに走りたければSモードにすればレスポンス良く走れます。
排気量1Lですが、これだけ走ればほとんどのシチュエーションは十分だと思います。
同グループのアウディのSUV末っ子、Q2とパッケージングが近いので、同じような乗り味かと想像していましたが、ノーマルモードではQ2の方がシャキシャキ走ります。
T-CrossとQ2は、同排気量、同パワー、同トルクで、DCTも同じ7速ですが、味付けで変わるもんですね。
主観的な部分ですので、人によって感じ方が違うと思いますが、スポーティさを求める方はアウディの方がいいかもしれません。
さて、T-Crossへ話を戻しますと、どうも同じ排気量のトヨタのSUV末っ子、RAIZEと比べられることが多いとのこと。
それではということで、空き時間を利用してバカ売れSUV、RAIZEにも乗ってみました。
T-Crossのボディサイズは、4115×1760×1580mmで、車幅で3ナンバーとなる。
ヘッドライトはLEDで、Plusはハイビームアシストとなるが、アダプティブではない。
対するRAIZEは、3995×1695×1620mmで、ギリギリ5ナンバー枠。
こちらもLEDヘッドライト。Zだとオートハイビームの上位となるアダプティブビハイビームになる。
RAIZEに乗り込んでみると、柔らかめのシートになっており、車幅の関係でT-Crossよりはタイトに感じるが、車高がある分、車内空間は確保されているため、窮屈な感じはしない。
走りは車重が1t程と軽いため、フットワークが軽い感じ。
搭載される1Lエンジンはダイハツ製で、少々ガサガサとノイジーなのが残念。
また、CVTのお馴染みの加速感と日本車特有のフワ付きのある乗り心地。
日本車にお乗りの方は違和感がないかもしれないですが。
(このDのポリシーとして、エクステリアのオプションを積極的に装着するようで、RAIZEも例外でなくオプションてんこ盛り。ですので、外観はノーマルの状態ではありません。)
ノーマルの状態。
車種にもよるが、個人的にはストックのデザイン(コンセプト)を尊重し、あまりイジりすぎる(特に外観)のもどうかと思います(^^;
〔T-Cross〕TSI 1st Plus (FFオンリー)
999cc 直列3気筒ICターボ
116PS/5000-5500rpm 20.4kgf・m/2000-3500
ホイールベース:2550mm 最低地上高:180mm
車両重量:1270kg
トランスミッション:7速DCT
燃費(JC08モード):19.3km/L(ハイオク)
車両本体価格:3,359,000円
〔RAIZE〕グレード:Z(FF/4WD)
996cc 直列3気筒ICターボ
98PS/6000rpm 14.3kgf・m/2400-4000
ホイールベース:2525mm 最低地上高:185mm
車両重量:980/1050kg
トランスミッション:CVT
燃費(JC08モード):22.8/21.2km/L(レギュラー)
車両本体価格:2,060,000円/2,282,200円
〔T-Cross〕
〔RAIZE〕
〔T-Cross〕
ステアリングはニューデザイン。
アダプティブオートクルーズ、レーンキープアシスト等の自動運転支援あり。
その他、VWの様々な安全運転支援機能が標準装備される。
〔RAIZE〕
充実したステアリングボタン。
こちらもアダプティブオートクルーズ、レーンキープアシスト等の自動運転支援あり。
スマートアシストということで、こちらも予防安全機能が標準装備される。
上記装備は今や当たり前になりつつあり、名目こそ同じに見えますが、まだまだ性能差がありそうです。
〔T-Cross〕
AIDではない、普通のアナログメーターは残念。。
〔RAIZE〕
こちらは上位モデルだけあってカラー液晶ディスプレイのデジタルメーター。
ただ、もう少しデザイン、レイアウトに工夫が欲しい。
〔T-Cross〕
シフトレバーもニューデザイン。
VWらしい、そつなくまとめられたレイアウト。
パーキングブレーキは手動のサイドブレーキ。当然、オートホールドもなし。
〔RAIZE〕
機能的には十分ですが、デザイン性は?なレイアウト。
こちらも手動のサイドブレーキ。
〔T-Cross〕
バックモニター+センサー。
価格の問題か、ドイツ車にありがちなヒエラルキーの問題か。
〔RAIZE〕
こちらはバックモニター+パノラミックビューで安全確認ができる。
〔RAIZE〕
この車両はナビゲーションレス。
ナビはスマホをUSB接続して利用可能。
個人的にはこれで十分だけど、多くの方はナビを選択するようです。
〔T-Cross〕
〔RAIZE〕
〔RAIZE〕
なんとシートヒーターまで付いている!
〔T-Cross〕
足元の広さは十分。後席用にUSBポートあり。
〔RAIZE〕
こちらもUSBポートを装備。
〔RAIZE〕
ボディサイズはT-Crossより小さいけど、リアの居住性もしっかり確保されている。
荷室容量は455L。意外に大きい。
これだけあれば一般的には十分でしょう。
〔RAIZE〕
荷室容量は369L。こちらも数値以上に広く感じる。
最近のコンパクトカー恐るべしです。
流行りのSUV、コンパクトでも窮屈ではない居住性、安全運転支援機能満載で上位モデルでも約200万というプライス、たしかにバカ売れするわけです。
担当してくれた営業マンにRAIZEのユーザー層を訊いたところ、老若男女を問わず、オールマイティーに受け入れられているとのこと。
アクア等のハイブリッドが飽きた方、軽からの乗り換え需要もあるとのこと。
軽のSUVだとジムニーやハスラーがありますが、ジムニーは別格として、軽だとSUVの雰囲気を味わうには車格的に厳しいのかもしれません。
直列3気筒ICターボのSUVという共通点ではありますが、T-CrossとRAIZEだと100万円以上の金額差があるので、本来はターゲット層が違うと思います。
(ちなみに330万円超のプライスは上位のゴルフとカブってくる価格帯になります。)
しかし、実際には比較検討の枠内に入っているようですので、それぞれに良い影響があるといいですね。
まだまだSUV枠は拡がりそうです。
ユーザーとしては楽しいクルマが出てくることを祈って、今後の展開に期待します。
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