
元祖SUV版PHV、三菱アウトランダーPHEVに試乗しました。
以前から気になっていましたが、なかなかタイミングが合わず乗れずじまいでした。
内外装がグレードアップした新型アウトランダー、やはり人気があるらしく、試乗車が複数台用意されていました。
試乗車は最上級グレードのP(7人乗り)
全長4,710×全幅1,860×全高1,740mm
車両重量:2,110㎏
駆動方式:4WD
エンジン:2.4L直列4気筒 98kW/195Nm
モーター:フロント85kW/255Nm リア100kW/195Nm
駆動用バッテリー:リチウムイオン 20kWh
EV走行可能距離:83㎞(WLTCモード)
燃費:16.2km/L(WLTCモード)

ブラックダイヤモンド/ディープブロンズメタリックは有料で¥132,000。
ルーフがブラウンというツートーンは新鮮な感じ。
テールエンドはダミー。
三菱のフェイスデザイン「ダイナミックシールド」。
他メーカーでもそうですが、好みが別れそうです。
アウトランダーについては、バランスが取れていると思います。
ライトはどういう感じで光るのかというと・・
昼間は上部にあるDRLが光ります。
ヘッドライトとフォグランプを点灯。
ヘッドライトのロービームは3段のうち上2段で、ハイビームが一番下。
パッと見、逆だと思っていました。
ヘッドライトを点灯するとDRLは消えるんですね。
インテリアにはオレンジの差し色が入ります。
これは三菱のアイデンティティ・カラー!?
個人的には微妙ですね。。
助手席までパワーシートになるのは最上級モデルのPのみ。
同じくPモデルのみ、リフレッシュ機能(簡易マッサージ)が付きます。
ホントに動いてる!?というソフトなレベルのものですが。
ダイナミックシールドっぽいデザインのステアリング。
12.3インチのフルカラー液晶のインパネは・・
2眼タイプのクラシック表示と、
センターのインフォメーション画面を大きく表示するエンハンス表示が選択可能。
ドアにはステッチがあしらわれ、体が触れる部分はソフトで上質な仕上がり。
このグレードだと9スピーカーのBOSEプレミアムサウンドシステムは標準装備。
物理スイッチを最小限に抑えたシンプルなセンターコンソール。
直感的にわかりやすそうなエアコンパネル。
その下にはワイヤレス充電とUSBポート。
ドライブモードの切替スイッチ。
モードは、NORMAL、POWER、ECO、TARMAC、GRAVEL、SNOW、MUDの7種類。
9インチのセンターディスプレイ。
デザインは若干違いますが、日産オーラと同機能。
三菱の運転支援機能「マイパイロット」も、アライアンスを組む日産の「プロパイロット」技術を活用。
日産は青いマークでしたが、三菱は緑のマークでデザインも若干違いますね。
フロントカメラは単眼ですが、日産同様の性能と思われます。
ルームミラーは従来タイプのようです。
前後、上部ともに余裕のあるリアシート。
色気はないですが、十分な機能のリアコンソール。
荷室スペースは646L。十分な広さです。
右サイドには1500WのACコンセント。
アウトドアで活躍しそうです。
7人乗りなので、床下に3列目シートが格納されています。
セカンドシートを前に移動しても大人には厳しいスペースのため、エマージェンシー用ですね。
いざ試乗へ。
ドライブモードが「ECO」の状態で走りだしましたが、とても静かで滑らか。
営業マンの説明で「NORMAL」へ切り替えると、アクセルのツキが良くなり、回生ブレーキが効くようになった。
「ECO」では、アクセルオフしてもエネルギーを殺さないように回生ブレーキをかけないという考えらしい。
Bレンジにすると回生ブレーキの強度をパドルシフトで調整できますが、「NORMAL」モードのDレンジだとB0~B5のうち、B2とのこと。
さらに強力な回生ブレーキになる「ワンペダルボタン」もあるらしいので、ワンペダル走行が好きな方はいろいろ調整して楽しめそうです。
ちなみに「POWER」モードで踏んでみましたが、結構速いですね。
エモーショナルかといえば、そうではありませんが。
メーター内には以下のような表示が。
古いガソリンのままだと、それを優先的に消費すべく、強制的にエンジンがかかるそうです。
燃料の経年劣化問題はPHVあるあるですね。
回生無しのB0。
回生MAXのB5。
個人的にはこれがいいですね。
フロントガラス投影されるヘッドアップディスプレイ。
前述したとおり、ACC、レーンキープアシストは日産のプロパイロット同等の性能。
オーラ同様、しっかり正確にアシストしてくれます。
アウトランダーは車重もあるため、どっしりと安定感が増す感じがします。
タワーパーキングを利用している関係上、アウトランダーへの乗り換えはできませんが、PHEVの老舗だけあって、よくできていると思いました。
対応できるシチュエーションの範囲が広い、魅力的なクルマですね。
Posted at 2022/05/06 21:41:40 | |
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