
もう少しで、今日も終わってしまいますが、今日はポッキーとプリッツの日だそうで・・
そう言えば、今日呑みに行ったお店で聞いた話だと、韓国には「ペペロデー」なる日だそうです。
どうも、デミひろです。
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さて、本題。
少し前の話になってしまうのですが、新型デミオに試乗してきました。
もはやみん友さんでも試乗された方、更には購入された方もいらっしゃるようで、少し遅れ気味ではありますが、ちょっと思うところあり試乗記として残しておこうと・・・・
試乗したのは、XD Touringの6段M/T車。
因みに、試乗車の色はソウルレッドプレミアムメタリック。
新型デミオの中でも最量販グレードになりそうなXD Touringが今回の試乗車です。
なお、今回はM/T車のみの試乗、なおかつ試乗は市街地を15Min程しただけのインプレッションとなります。
1.3ℓガソリン車にもいずれ試乗はして見たいとは思いますが・・・・・
では、若干長めになると思いますが、参ります。
<エクステリア>
第一印象だけを言えば、現行アクセラ(BM/BY系)のフロントマスクと旧型デミオ(DE系)のリアをくっつけた感じ。写真だけを見ると、フロントの鼻先がのっぺりして若干重ったるい印象でした。歩行者衝突安全基準とか厳しくなってんだろうな~とか邪推してしまう訳ですが、実車を見てみると写真程の重さは感じず、最近のマツダ車のアイコンにもなっている鼓動デザインと相まってどっしりとした印象です。ただ、それに比べると、リアがほぼDE系そのままな感じがして若干アンバランスかも。
全体のサイズとしては、殆ど変っていないはずですが、フロントデザインがどっしりしたことで、ちょっとクラス違いのクルマに感じます。
ただ、そのどっしり感と引き換えに、先代DE系が持っていた良い意味での軽さ、ヒラリ感のような物は感じられなくなってしまった気がします。
<インテリア>
インテリアの印象は、以前に試乗したBM系アクセラとほぼ同じ感じ。
マツダコネクトは、BM系アクセラの時の勇み足を鑑みてか、グレードによっては搭載/非搭載を選べるようになったようですが、ユーザーがどう見るかは・・・・。
ただ、インテリアで一番印象に残ったのは、やっぱり質感の向上。
どうしても、以前に乗っていたDE型と比較してしまうのですが、インテリアに関しては悔しいを通り越して参りましたと言うほかないほど質感が向上してます。どうしちゃったの?マツダさん?って感じです。
<パワートレーン>
さて、スタティックな状態でのインプレはこの辺で終わりにして、走り出します。
今回試乗したのは、既に発表前から話題だったSKYACTIV-Dの第2弾、1.5ℓターボディーゼルです。
上でも書いたとおり、今回の試乗車に組み合わされるミッションは、6段M/T。M/T以外にも、もちろん6段A/Tが選択できます。
残念ながら、試乗日は雨、なおかつ市街地を1周するような小さな試乗コースだったので、ディーゼルの恩恵を感じられるような状況じゃないというご指摘はあるかもしれませんが、それを承知で印象だけ。
正直に言えば、あまりディーゼルエンジンを積む事に明確なメリットを感じられませんでした。
確かに、普通のガソリンエンジンを積んだコンパクトカーに比べれば力強さは明白です。
ただ、よく本やネットで書かれているような「怒涛のトルク云々・・・・」という感じではない気がするのです。この点は、試乗するシチュエーションにとても左右されるところなので、違う道で走ればもっと違う印象になるかもしれません。
もうひとつ思った事はたぶん、M/Tは5段で十分と言うこと。
元々、ディーゼルエンジンは1000rpm程度からでも大きなトルクで引っ張る代わりに、エンジンの特質上、高回転化は難しい内燃機関。SKYACTIV-Dはレッド近辺までちゃんとトルクが付いてくるとは言え、それでもレッドゾーンは5000rpm程。
正直、このエンジンに対して6段もあるとただ変速が忙しいだけのような気がするのです。
また、6段あるとは言ってもエンジンの特性に合わせてか、特段クロスレシオ化している訳ではなさそうで、6速がクルージング用、2~5速のレシオは一般的なレシオという印象。ならば、5段でも良いんじゃ・・・・?というのが僕の思いです。
また、そう言う意味では、1.3ℓのガソリン車に設定されているM/Tが5段なのはなんで?と疑問を感じる訳で。
だって、ガソリンエンジンの方が、圧倒的に回転数は稼げるし、回してあげないとパワーは出てこない。
実際、DE系のMZR ZY-VE型(1.5ℓ)は決して高回転型では無いものの、下から上までちゃんと回るエンジンだったと記憶しています。
であるならば、今度のSKYACTIV-G(1.3)も同じ系統であると仮定すれば、ガソリンにも6段M/Tを採用すべきで、たとえ6速がクルージング用レシオだったとしても、5速/100㎞/hで3000rpmも回っていた先代を考えれば燃費的にもかなり稼げると思うんですけどね。
まぁ、ディーゼル用6段がアクセラとかと同じSKYACTIV-MT系のギアセット、ガソリン用5段はMZR系時代のギアセットを使っているとすると、逆にならなかった理由も何となく透けて見えるような、見えないような・・・・。(´・ω・`)
ガソリン車に乗っていない現状でこんなことを言うのは、尚早のような気もしますが、個人的にはディーゼルを買うならA/Tがベターと思った次第です。
<足回り等>
今回の試乗コースは雨の市街地。因みに試乗車が履いていたタイヤは16インチ。
一般道ではあるものの、継ぎ目や路面のうねりがあるような道を含むルートでしたが、走った印象は見た目の印象と符合してどっしりした感触。先代との比較で言えば、確実に先代よりは16インチタイヤを履きこなしていると言えると思います。
アクセラの時ほどではないですが、若干ながら鼻先の重さは残念ながら感じました。ただ、アクセラのときにはそれが重さとしか感じられなかった物を、デミオでは動きのしっかり感として消化できている点については、巧く作り込んだな~という印象です。
スタイリングのところでも書いた、ヒラリ感は走ってみてもやっぱりなりを潜めた感じで、DE型に設定されていたスポルトのような、機敏な印象は今回試乗したXDからは感じられませんでした。
この辺りも、1.3ℓガソリングレードでは違った印象になるのかもしれません。
と、言う訳で、新型デミオの試乗記でした。
少し前までデミオユーザーであったと言うこともあってかなり主観も入りつつ、ダラダラと書いてしまいました。
現状の結論としては、ガソリン車に乗ってみないと、このクルマの真価は分からないような気がしています。
少なくとも、今回試乗したXDのM/T車だけで判断するなら、デミオは価格面も含め違う世界に行ってしまったのだな・・・・と思ってしまう感じです。
決して悪いクルマでは無いです。むしろクルマとしての出来は凄く良いと思います。
ただ、僕の思い描くコンパクトカーって正直こんな立派じゃなくて良いんです。
静的にも動的にもクラスレスの質感を手に入れた新型デミオ、普通に考えればとても良いクルマだし多分売れるクルマなのですが、何か違う・・・と思う自分がそこにいる。
少し、もやもやとした後味は今も若干続いています。(´・ω・`)