
翌日になり、いよいよ出発です。
自宅駐車場から車を出し、いろいろ設定していた時、車を動かしていないのにユラユラ揺れている。周りを見る樹木も揺れていたので地震だと気づきました。特に被害等もなかったのですが、昨今地震が多いのでちょっと心配です。
さて、乗降性についてはMX30はほぼCX30と同じ寸法なので、今のBMW F20よりも座面が高く腰痛持ちの身には優しい仕様です。
乗降性と着座面の関係は、今でも初代10プリウスのものが自分の中ではベストです。10プリウスはいろいろ問題もありましたが、自分の体格には最適なパッケージで、運転時の取り回しや視認性含めとても良い車でした。究極のブレッド&バター車でしたね。今はそんな車を探すのも大変です。
今回のコースは、東名を西へ沼津から伊豆縦貫道で修善寺へ山越えして戸田から海沿いに目的地の土肥に行くルートです。戸田から土肥へは西伊豆スカイラインもあり、車も少なく気持ちいいドライブルートでが、この日は曇天のため万が一の降雪凍結を避けるため、安全な海沿いにしました。
MX30は乗り込んでドアを閉めると結構しっかりした音でしまします。ドアヒンジを見たらBMWと同じような鋳物/鍛造?ヒンジでした。これだけが全てではないとも思いますが、気を遣っていますね。操作系のスイッチ類の感触や作動音もとても上品に思えました。もちろんエンジンは動いていないので、車内は静寂そのものです。
マツダ車は、以前から思っていましたが、運転姿勢(ドライビングポジション)が自然で、体に無理な姿勢をさせないようにしているようです。特に体の真ん中にあるブレーキペタルやちょうど左足を伸ばした位置にあるオルガンタイプのアクセルペタルなど。そのしわ寄せで前輪ホイールハウスとのせめぎ合いから全幅が1800mm近くまでふくよかになっているようですね。
走り出しは、ガソリン車ともトヨタのハイブリッド(THS)とも違うもの。アクセルを踏み込むとスーッと動き出します。
THSもモーター駆動ですが制御が違うのか、30プリウスよりも気持ち良いものでした。
高速での合流ではアクセルをフルに踏み込むとあっという間に制限速度を超えるような力はありますが、ガソリンターボのようにエンジン音と共にモリモリ湧いてくる感じでなく、あくまでスーッとです。
そうそう、例えばガソリンターボ
車はジェット機で、トヨタのTHSは通勤電車、MX30は新幹線と表現すると近いかもしれません。特に事故渋滞していた東名では実感しました。
渋滞の時には前車追従式のオートクルーズを使ってみました。停まると解除され再発進時には復帰操作のボタンを押す必要があります。BMWのF20に比べて敏感なのか、速度0で即解除され復帰動作をする頻度が多いように思います。また復帰してもギクシャクすることもありADAS関連はもう少し頑張って欲しいところですね。
渋滞を抜け流れ出しても床下からの音はほぼ皆無で、舗装の悪いところは、路面の状況をよく伝えるステアリングとちょっと微振動を拾うタイヤからのもので解ります。標準のTURANZAはもちろん専用チューンされ市販品とは違うと思いますが、BMW F20のTURANZAも同じ傾向で踏面が固く路面情報はよく伝わりますが微振動も伝わります。BMW F20は更に音も伝わるので、このタイヤの選択が良いと取るか悪いと取るかは分かれるところでしょうか。出来ればMX30はランフラットではないので、コンフォート系に振ってレグノやオールシーズンのベクターなども履いてみたいですね。オールシーズンといえば、ダンロップからアクティブトレッド技術が発表され、来シーズンのオールシーズンタイヤから導入することが発表されているのでこれも楽しみです。
タイヤの話が続きますが、MX30 REVの車重は約1.8t
で前軸重が1.1t、後軸重が0.7tあり前軸駆動輪に60%以上掛かっているので、タイヤの摩耗は激しいことは想像できます。
次回、峠越えの印象に続く
Posted at 2024/02/01 19:12:36 | |
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