昨年末、部品の売り上げが欲しい某社営業さんが
飛び込みセールスに来た。新車売れなきゃ部品でも
売って来いや、という圧力だそうで、上が外資になると
色々と厳しいですなあ。
かといってホイホイと買う物も無いけど、アテにして泣きついてきたのに手ぶらで
帰すのも野暮だろう、と2号さんのバッテリーを買う事に。
取り換えようと思いつつ冬を越してしまい、取り換えなくても大丈夫だったかな?と
思ったものの予防整備って事でサクサク交換。セルの廻りも良くなって快適と思ったの
もつかの間、数日後にバッテリー警告灯がうっすらと点灯している。おいおい、不良品か、
長い事店番してたヤツを持ってきたのか、と思うも電圧計を見れば普段は15ボルト辺りを
指しているのに現状は12ボルトを下回っている。ああ、オルタネータか……
ちょうど車検が近かったので工場へ入庫。取り換えるつもりで保管していたエンジンマウントと
ミッションマウントも一緒に交換してもらう事に。
問題のオルタネータは意外な所が原因。ディーゼルなので同軸のバキュームポンプが裏に
付いているのだけど、そこからオイルが漏れてブラシに廻り、ショートしかかっていたとの事。
オイルが漏れなきゃまだまだ行けたかもしれないし、場合によっては清掃で再利用出来たかも。
まあリビルト品を取っちゃったし、一度やっておけば当分大丈夫なのでこっちも予防整備。
と言うか、そうとでも思わなきゃやってられないですわ。Y60サファリのディーゼルは7型になって
オルタ裏からヘッドカバー後方への直動式に改良されている。そっちだったら大丈夫だったかなー。
以前にもバキュームポンプへのオイルライン欠品で車検完了が長引いた。なんか相性が
悪いのかな。
綺麗に光るオルタネータ様。もうお漏らしは無しでお願いしますよ。
で、お漏らし対策終了かと思いきやヒーターコアが漏れてるけどどうする?との連絡も。
なんでも車内クリーニングで掃除機掛けてたら助手席側に水漏れがあったそうで、調べたら
ヒーターだと。こっちもお漏らしですかい……
どうすると言われても漏れてるならやってもらうしかない。予定外のインパネ全バラシの刑になり
新品のヒーターコア部品代と工賃も加算。もうこうなったら徹底的にやって下さいよ(←ヤケクソ)
インパネバラシなんてそうそう無いから、と工場の職人さんが写真を撮ってくれた。オイラの事を
良く分かってらっしゃる。
実は昨年あたりからリザーブタンクのクーラントが気が付くと減ってるのにラジエターは
漏れていないのでどこへ消えているのか不安ではあった。ガスケット抜けやヘッド割れは
RD28Tの持病でもあるのでそっちだったら嫌だなあ、と。排気ガスが甘い匂いだったり
水をバンバン吐くような事は無かったけど。
そう言えば夏の炎天下に長時間駐車した後でドアを開けるとコパトーンよろしく甘ーい香りが
充満する事が度々あった。芳香剤のポピーが悪さしてるのかと思ったけどクーラントだと
したら合致するな。見えなくても前兆はあったのね。
職人さんがやりたくないオーラ全開だったマウント交換も頼み込んでやってもらい、1ヵ月ぶりに
乗れた2号さんは快調。しばらく乗ってなかったためか、暖かくなってオイルが柔らかくなったためか、
加速が良いように感じる。タイヤが18インチから16インチに戻ったせいもあるんだろうけど。
マウント交換の効果は絶大で、アイドリングの振動が減ったのは当然として発進してから
3番くらいでゆっくり走った時のノッキングみたいな振動が激減したのは嬉しい。低速で
ギクシャクするのが不快だったんだけど、それが気にならなくなった。14万キロ程度でも
変化が分かるモンなんだねえ。
で、見たくなかった完成後の請求書は予算額のほぼ倍。これだけ色々やれば当然か。
今回は先送りにしたブレーキの引きずりやガラガラ音の出始めたクラッチ、時々異音の出る
デュアルハブなどまだまだ手を入れなきゃならない場所は残ってる。初度登録から23年目、
14万キロの個体は程度の良い方だと思うけど、修理額と欠品状況のバランスを見ながら
メンテをしなきゃならない。
どこまで意地を張って維持していくか、ちょっと覚悟しておかないといけないね。
Posted at 2018/05/16 12:06:53 | |
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