こんにちは、C-HR FANです。
解説に先立ってこのような作業に関する内容については同様の作業を行う場合すべて自己責任でお願いします
前回で外側テールからボディ内側に配線を引き込み、それをリアゲート接合部の下まで持ち上がってきました。
ここで内側テールに配線を取り回すためには写真青矢印のようなルートでリアゲート接合部にあるゴム製ブーツの中に配線を通さなければいけません。
リアゲート下からゴムブーツにアクセスするにはウエザーストリップをはがしてアクセスしますが、そのままでは天井のカバーと鋼板の間が開かず、指や手が入りません。
天井のカバーを開くには天井カバー後部を固定している3カ所のクリップを外す必要があります。
クリップの拡大写真です。
クリップリムーバーを用いてこれらのクリップを外して下さい。
3つのクリップを外す事によって天井裏を広く開放する事ができます。
次にゴムブーツを外します。ゴムブーツの上側(リアゲート側)は丸い穴に扁平なゴムがはまっているだけですが、ゴムブーツ下側はコネクターをおおうようにブーツがかぶさっています。
コネクターの中心に色々な配線が束となって通っています。この部分、結構配線の数が多いです。
コネクターはそのままでは外れません。爪でボディーにはまっています。
コネクターを少し持ち上げたところですが、手前側2カ所と奥(見えませんが向こう側)に2カ所、爪が入っていて抜けないように固定されています。
この爪をクリップリムーバーなどで押す事により爪の嵌合が外れるようになっています。爪は手前も奥も外側に向かって広がる構造になっています。したがって手前の爪を2カ所持ち上げて外した後は、奥の爪を外さなくても手前に引き出せば嵌合が外れます。
動画がこちら(手前2カ所を外した後は手前に引き出しています)
ゴムブーツの上下が外れたら、ゴムブーツの中に配線を通していきます(写真はドラレコの配線時の写真です。今回の配線とは異なっていますので注意して下さい)。まずゴムブーツの中に配線通し(黄色いものですね)を通しておきます。
このゴムブーツ、既存の配線ですでに結構きつきつの状態です。配線通しでさえ通しにくい印象です。配線通しを通す場合にはパーツクリーナーなどを噴霧しておくとすべりが良くなります。
ここでは下側から上に配線通しを通して、その先端に配線をテープで巻き付けて引き抜くようにしました。
引き抜く際もブーツの中でひっかかってなかなか引き抜けません。尺取り虫のようにブーツを折りたたんで一歩一歩進むような感じです。
ゆっくり引き抜きます。
そしてこのように引き抜けました。
ただし、今回の配線は写真のように片側だけで4本の配線で先にカプラーが付いています。配線も細線(0.2sq)でなくて中太線(0.5sqぐらい)だと思います。また4本の配線の外側にはゴム製カバーがついていました。これは現実問題相当太いです。この状態でそのまま前述のような方法で配線を通す事はまず不可能だと思います。
(自分自身では別の方法を用いたので試していませんが)このような方法で配線を通すには2通りの方法が考えられます。
(1)カプラーを外して端子だけの配線として、まず1本配線通しに巻き付けてブーツ内を通り抜け、2本目からは配線通しでなくて1本目の配線に巻き付けて(その方が細くなります)通すというやり方で4本目まで通す。
(2)カプラーはそのままで配線の途中で切断し、切断した配線を(1)の方法でブーツ内を通し、通し終わった後ギボシやカプラーで切断した配線を再接続させる。この場合、切断する場所は内側テールと外側テールに配線が届くように十分注意して決めて下さい。くれぐれも再接続部がゴムブーツ内に位置しないように配慮して下さい。
うまく左右8本の配線をゴムブーツ内に通す事ができれば(できればの話です)、ゴムブーツの下のコネクターの真ん中に空いた穴を通して天井下に配線を取り回して下さい。
このようにリアゲート接合部から天井下のスペースに配線を通してくる事ができました(ドラレコ配線時の写真です)。
ゴムブーツを戻す場合には下の白色コネクターに先にブーツの下側をはめて下さい。先に白いコネクターを鋼板に戻すと後でゴムブーツ下端をはめる事ができなくなります。
ゴムブーツ下端をコネクターにかぶせた後、コネクターごと鋼板にはめました。
このようにしてイラスト赤・青のルートを通って外側テールから内側テールライトにつながるリアゲートまで配線を通しました。リアゲート内に持って上がった配線はイラスト緑のルートを通って左側テールに到達する事ができます。
リアゲート左サイドには黒線の部分に既存の配線がありますので、その配線に沿わせるようにして配線を取り回して下さい。
写真はこちらです。
配線は既存の配線に結束バンドやテープで固定すると良いでしょう。
次に右側の配線ですが、オレンジのルートを通って同じようにゴムブーツを通してリアゲート内に持り上がります。
左側と同じようにテールゲート右側を通って右側テールに到達したいのですが...
実はここには既存の配線がありません。
写真はこちらです。既存の配線がなくすっからかんな状態です。
したがって今回のテール用配線を右側のルートで持ち上がろうとすると配線を固定する純正既存配線がないため固定しにくい(できない)という点に注意して下さい。
では純正の右側テールへの配線はどこを通っているかというと、イラストのように一旦テールゲートの左側を上がった後、分岐して右側へと向かっています。
したがって右側テールからの配線を既存の純正配線に沿わせて取り回すためにはイラストのオレンジのルートを通す事になります。しかし、製品に付属する長い配線ではこのルートを通る十分な長さがないようです。
したがって右側テールへの配線は純正既存配線への固定はできますんが、イラストのようにテールゲート右側を身と上がるしか方法がなさそうです。
以上、【ブログ】DK Motion C-HR用テールライトの取り付けのうち、外側テールから内側テールへの配線の取り回し(メーカー推奨の方法)でした。
ただこのルートはテールゲート接合部のゴムブーツに配線を通すのがとても困難だと予想されるので、作業される場合はまずゴムブーツに配線を通せるかどうか確認していただき、それができれば、それ以外の作業に取りかかるようして下さい。
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C-HR FANの投稿リスト8 (2019-04-18~)
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Posted at
2019/02/22 14:50:26