ミノフスキー粒子とは、物理学者トレノフ・Y・ミノフスキーによって提唱され、ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉内にて発見された素粒子の一種である。
静止質量がほとんどゼロで、極めて強力な帯電性質を有し、一定濃度において立体格子状に整列する性質を持っている。そのためミノフスキー粒子が散布された空間では、ミノフスキー粒子より大きい物質を通さない性質がある。
近年の研究により、このミノフスキー粒子が微量ながら熱核融合炉以外でも発生されることが明らかになってきた。
現在、確認されている発生事例はいくつかあるが、その発生メカニズムについては、今のところほとんど解明されていない。
今回、昨年度の日本ミノフスキー物理学会で発表された事例(※1)について立証すべき、1973年式サニーエクセレントGLを被験モデルとし、その足回り変化に伴うミノフスキー粒子の発生分散を調査した。
※1 詳細については日本ミノフスキー物理学会のサイトにてダウンロードが可能です。ただし、会員登録が必要になりますので、詳しくはサイトを参照ください。
まず被験モデルとなるサニーエクセレントの実験前の仕様は次の通りである。
07年2月1日当時の被験モデル
F→サスカット(巻数不明)+ショック抜け
SSRメッシュ7J+165/55/14(空気圧2.7)
R→リーフ2枚抜き+ショック抜け
SSRメッシュ7.5J+165/55/14(空気圧2.7)
所謂シャコタンと言える仕様であり、ショック抜けのせいでギャップの度にガンガンと突き上げが酷い。タイヤも引っ張って装着されているため2.7キロという空気圧のせいで、とてもまともに走行が出来るような状態ではなかった。
参考記事https://minkara.carview.co.jp/userid/275977/blog/4519492/
ここから、段階的に足回りを改良していくことで、ミノフスキー粒子の発生分散のデータを収集していく。
ミノフスキー粒子の測定については、当研究所製作の測定器を使用する。
高密度ミノフスキー粒子測定器
《07/2/10 第1回改良作業と測定結果》
FはそのままでRのリーフをノーマルの4枚に戻す。
リアサスに余裕が出来た分、フロントの遊びが酷くなり、まともに走れない状況になる。
ミノフスキー粒子測定結果 0mvg/c㎡
参考記事https://minkara.carview.co.jp/userid/275977/blog/4543495/
《07/2/17 第2回改良作業と測定結果》
FはそのままでRリーフを4枚のまま組み替え作業によってシャコタン状態を維持する。下から二番目のリーフを裏返しにして組みなおし、当初の状態よりは多少マトモな乗り心地になったようだ。
ミノフスキー粒子測定結果 0mvg/c㎡
参考記事https://minkara.carview.co.jp/userid/275977/blog/4545305/
《07/3/23 第3回改良作業と測定結果》
Fを新品純正サス+当時モノ新品KYBショックに交換。
Rもリーフもノーマルに組みなおす。
車高も上がり、初めて普通の車のように走ることが出来た。
快適性のアップは計り知れず、相当の計測結果が期待されたが、残念ながら計器の不調により正確な数値は得ることが出来無かった。
ミノフスキー粒子測定結果 0mvg/c㎡(推定1.2mvg/c㎡)
参考記事https://minkara.carview.co.jp/userid/275977/blog/4624251/
《08/3/1 第4回改良作業と測定結果》
Fは変更無し、RショックをKYBの8段調整に変更。
予想以上に乗り心地が向上。ワダチでの横揺れもかなり軽減し快適性アップ。減衰力調整の効果も実感できてかなり満足な結果となった。
肝心のミノフスキー粒子については、前回から少し間が開きすぎたせいか、ごく微量に分散しているように見られたものの、数値の計測は確認できなかった。
ミノフスキー粒子測定結果 0mvg/c㎡(推定0.4mvg/c㎡)
参考記事https://minkara.carview.co.jp/userid/275977/blog/7968767/
《08/3/17 第5回改良作業と測定結果》
サスとショックの作業はひと通り終了、次の快適化を模索していたところ、提携先研究所よりフェローチェ14インチ6.5J+ヨコハマdna-GP185-55-14の提供を受け、F、Rともに交換。
空気圧が2.7→2.0に下がったこと、タイヤそのものの性能アップなどの要因において、予想をかなり上回る快適性を得ることが出来た。特にリアショックの減衰力を1に設定した場合、全く違う車と思えるほどのマイルドな乗り味に変化した。
しかし残念ながらミノフスキー粒子の拡散については、兆候は見られたものの、計測はされず、数値としての確証は出来なかった。
ミノフスキー粒子測定結果 0mvg/c㎡(推定0.1mvg/c㎡)
《総括》
約1年間に渡る実験であったが最終的には満足のいく数値の計測は出来なかった。
今後の課題として、計測タイミングの再検討と計測機器の改良があげられるであろう。
被験モデルについては、本実験に最適であると思われるので、今後も引き続き採用していく方針である。
現在の被験モデル
次回は排気系の手入れによるミノフスキー粒子分散の計測実験を予定している。
新説立証に繋がる正確な数値を測定できることを期待する。
参考文献:トレノフ・Y・ミノフスキー著「ミノフスキー物理理論」
Posted at 2008/03/26 02:39:47 | |
トラックバック(0) |
エクセレント日記 | クルマ