私事ですがDC5の車高調をアップグレードしまして
約7年使用してきたENDLESS ZEALfunctionXplusから
SPIRITspec-S+ナギサオート逆差しタイロッドエンドの組み合わせになりました。
で。
パーツレビューでも書いてはいるもののあれから色々走ってみて思うこともあった為
SPIRIT spec-S+ナギサオート逆差しタイロッドエンドについて
素人なりの感想を書いていこうかなと思います。
かなり長々と書きますので興味ある人は見てみて~ってのと
あくまでもド素人の感想ですのであまりマジで見ずに
まぁ1つの参考としてみてくださいw
■使用状況
・走行距離:約10000km
・走行したサーキット:日光サーキット3回、もてぎフルコース2回、筑波サーキット2000 1回
■SETUP
・スプリング
F、16k/100mm(KYB) R、26k/100mm(吊るし?メーカー不明)
・タイロッドエンド
ナギサオート 逆差しタイロッドエンド
・アライメント(詳細は伏せますがざっくり)
キャンバー F約4度/R不明(調整機能なし)
トー角 F/Rアウト方向
Fキャスター角 つけてない
・サーキット時のタイヤ
YOKOHAMA ADVAN A052 225/45/R17通し
あんまりセッティングデータなんてネット上に出すものじゃないとは思いますが
まあ対して速くもないド素人のセッティングを公開したところで何の意味もないわなwww
パッと見このくらいの車高
■街乗りレビュー
乗り心地:良い
他メーカーの車高調の吊るしから考えたら少し硬さは感じますが、バネが100mmで、
わりかしハイレートという事を考えたら全然良いなと思いました。
ZEALと比べても段差での「ドン」という突き上げ感が少ない感じ(法定速度内なら)
減衰調整ダイヤルの調整幅が大きく変化を感じやすいのでどうとでもなるなという印象
直進性:ふつう
恐らくDC5/EP3ユーザーが一番気にしているであろう直進安定性なんですが
普通の速度域では全然まっすぐ走ります。が、急加速をするとやっぱりフラフラはします。
正直、車高やアライメント同一状態のZEALの方が直進性は高かったですw
まぁでもチューンドタラバガニだったらしゃーないかなって思える範囲ですw
で、これについてはリアの減衰を硬くしてあげることでかなり改善が可能でした。
・直進性の改善方法とリアショック破壊の話
最初ショックを取付けた時、減衰を前後11段戻しで走行していたのですがこれが全くまっすぐ走りませんでしたw
よくSNS等で表現されている「平気で2車線飛んでく」ってやつ。まさにソレでしたw
でもフロントが暴れてフラフラな感じではなくって、リアタイヤが路面のギャップを拾ってリアショックが縮む→伸びた時にフロントがギャップと逆に飛ばされる感じ。
最終的に前後減衰を硬め後ろを3段戻しあたりにしたら普通になりました。
ショックが短いのに軽く?動きすぎると真っすぐ走らないしショックへのダメージも大きいみたいで、
僕はその発見が遅れた為なのかなんなのか、右リアのショックが3ヶ月でブロー。オイルが大量に漏れしましてw
流石に保証期間だったのか新品交換していただきましたw
リアショックが縮みきった所に更に荷重がかかってロッドからオイルが噴き出した
のが原因なのではと考察しています。
その後3か月程減衰3段戻しで乗っていますが問題なし。
・タイロッドエンドについて
DC5、EP3の脚の話をすると大体の人が名前は知っているのにあまり情報やレビューがない逆差しタイロッドエンド
で。レビューがあってもあんまり良いレビューないですよねw ということはコチラも例に漏れずなんですがww
耐久性:低い
ハンドルの据え切りや、全切りが苦手です。
感覚としては据え切りは根本的にピロへのダメージがでかくて、全切りはピロの可動域を超え始めてる感じ。
↑この理屈があっているかあっていないかは素人だしわからないんですが、
ハンドル回すと「あ、なんか嫌だね」って感じが伝わってきますw
据え切り+全切りの状態はマジで最悪でハンドルが重すぎ。駐車とか結構大変です。
半年でピロの周りのシム?のような物が「コンニチワ」してます。それってどうなのって感じだけど構造上仕方ないのかな。

⬆シム「こんにちは!」じゃ、ねーよ
後はそんなことをよくやっているからなのか、ナットがよく緩みます。

⬆こいつね
「ええ。。。それ大問題では?」と思うかもしれません。
安心してください。大問題ですw(おい)
ショップの方から取付時に「しっかり締めたけど、構造的に緩みそうだしこまめに見てね」とは言われていたが
まぁ1ヵ月くらい見なかったんですよ。
で、ある時オイル交換しにショップに行ってリフトに上げて点検したら左フロントからカタカタ音が鳴るんですよ。
タイヤを手前と奥に揺らしたらカタカタしてて「あ、緩んでるねw」とw
ちなみに気づかず乗っていたのでアライメントはいつのまにやらグチャグチャになってたということで
タイヤは丸坊主www
その後締めても締めても緩んでしまう事態にw
気づかない自分も自分ですが知らぬ間に中古タイヤ3本くらい速攻で坊主になりました(おいおい

⬆中古でほぼタダ同然だったけど超勿体ない事したA052…この頃はサーキットも走ってなかった期間だったし、まさかそんな場所が緩むなんて思いもしてないです(´;ω;`)

⬆2ヶ月くらいしか履いてないよ(´;ω;`)
まぁこれは勉強代だね…安くてよかったよ
現在、公道走行のみでどのくらいで緩むのかを調査中。。。
(2週間ですこーし緩みが出てました)
ちなみに定期的に見るようになったんですが、締め直す事でタイヤの減りも幾分マシなような気もする。。。
あ、元々のトーがおかしいのでは?と思う方もいるかと思いますが、勿論全てアライメント取った後の出来事です(´;ω;`)エ-ン
■サーキットレビュー
街乗りでは最終的に「散々」なイメージみたいな書き方してしまいましたが、サーキットではどうでしょうか。
SPIRITspec-Sはなんといっても街乗りよりサーキットを重視していますしね????
・良かった点
脚が伸びる!
これに尽きます。「え?そりゃそうだろw」な発言ですがwww
具体的にはコーナー出口でタイヤの空転が無くなりました。
機械式デフが入っている車両にはあまり関係ないのかもしれないですが、自分の車両は純正デフでサーキットを走っているので
日光サーキット最終コーナー立ち上がり、もてぎV字立ち上がりではよくタイヤが空転していたのです。
それがSPIRITにしてから無くなりました。
それのお陰かタイヤのお陰かはわかりませんが、機械式デフの入ったDC5やFD2と同等やそれ以上のタイムが出るようになりました。
しかしTC2000の1ヘア出口は流石に掻きますねw
ややバンクもついているので荷重が抜けやすいのかな~と考察
減衰のコントロールがしやすい
フロントもリアも正立式なので減衰がすぐに変えやすいというのも1つのメリットだし、
1コマで変化がわかりやすいのもメリットかなと思いました。
ZEALの時は倒立式だったのでサーキット行ってもウマ無しで下潜るのもなあと思い
減衰調整のしにくさも感じていたのでこれは個人的にはうれしいポイントです。

⬆ZEALは下側だからめんどくせーんだこれがwあんまりイジらなかったなあw
ただ、街乗りレビューの時にも書きましたが、リアの減衰を締め上げないとフラフラしていて危険な車です。
特に日光、縁石やコースサイドの斜面に乗ろうもんなら平気で飛んでいきますwww
あとはコーナーの出口とかもなんかフラフラとハンドルが落ち着かない感じ。
リアショックが短い+バネも短いのでZEAL程穏やかな特性にならないんだなと考察してます。

⬆ZEALと比較かなり短いよね…バネとかね…
個人的に6段戻し以上戻すとどんどん危険な方向に行く印象を受けました。
もっとも、DC5でサーキット走行での減衰をストリートより柔らかくしていく方向にセットする人もなかなかいないと思いますがwww
・デメリット
まあ残念ながらデメリットもあります。
縁石をバシバシ使うとキャンバーが狂う
これはどこの車高調でもそうだと思うのですが、このSPIRIT脚に関してはブラケット側キャンバーボルトがズレます。
ブラケットの上側の穴が長穴になっているので致し方ないww

⬆でもDC5やEP3勢にとってはかなり嬉しいよね〜
脚を変えてから初の日光でリアの減衰のセッティングをしていた時に
路肩のギャップや立ち上がりで吹っ飛ばされて予定外な場所で縁石に乗ってしまったり、
普通に3-4コーナーを縁石使ったりしていたらキャンバーが左右でガチャガチャにwwww

⬆そらこんなところこんなラインで走ったらガチャガチャになるわアホか
多分新品だったのでブラケットの塗膜だったりで緩みやすい条件が揃っていたんだと思います。
再度締め直しをしてからは緩むこともなくなりました。
一番最初、車高調のシェイクダウンの走行会とかは様子見をオススメします。
タイロッドエンド
ま~~~~たコイツですw緩むのよコイツがさぁw
日光ももてぎも一枠走行したらチェックしましょうねってくらい緩みます。嘘やろ勘弁してよ。
流石にガッタガタに緩む訳ではないのですが、日光で緩みチェック無しで2枠行ったらハンドル全切り時にカタカタ言ってました(怖
緩み癖がついてるのかなんなのか知らないけど、もてぎも日光も右前が緩む傾向がありました。

⬆2度目の登場。こいつねこいつ
17のメガネで「エイっ」てやればすぐ締まるけど、これTC2000とかの激詰め走行時間の走行会とかいったら大変だぞ。。。
(実際大変だった)
なんとかしたいと思ってはいるものの今のところは何も打開策なし。。
あとはピロの可動域がデカすぎて変な角度で固定されることが殆どで、
極稀に全切り付近で荷重がかかるとフレームに当たって「バキッ」と嫌な音もでます。

⬆本日2度目の登場w
写真のシムの角度くらいまでピロの可動域になっていて大体その角度でピロが固定されてしまうんだよね。
それのせいでフレームに当たってバキッとなる時がある。
…もしかして緩むのとか狂うのとかってそれのせいなのか?
うーんせっかくいい脚なのに勘弁して。。。
デメリットの方が多い気もしますが、気のせいですww
馬鹿みたいな感想ですが、
ショック自体は車高は簡単に下がるし、キャンバーも必要なだけつく、性能も申し分なし

⬆割とよく下がるしここまで下げてもちゃんと動くいい脚です
よく見ていただくとデメリットはタイロッドエンドの話が8割というねw(アッ
■さいごに
と、まぁざっくりど素人が半年使った感想でした。
もし、問題ありましたらすぐ消しますのでコメントお願いいたします。
なんでこういうブログを書いたかっていうと、純粋にDC5のSPIRIT脚と逆刺しタイロッドエンドのレビューが少ないのと
人生で2度目の車高調で比較する事が出来たから。
これからDC5の脚を買いたい!とか、僕みたいにアップデートしたい!とかそういう人に読んでいただいて検討する材料になればと思ったから良くも悪くもリアルな経験を書きましたw
安い買い物じゃないからね。
僕のレビュー(感想)を信じるか信じないかはあなた次第です。
思う所やデメリットもあるけど、僕は買ってよかったと思っています!
あ、キャンバー4度以上つけたい人はショートタイロッド用意しておきましょうね
それではさいなら!