ブレーキフルードの交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ブレーキフルードの交換を行います。
前回交換は、マスターシリンダー交換時なので4年前(走行距離15000km)です。
オイルはDOT4グレードのオイルを使用します。(以前はDOT3)
1Lあれば十分です。500mlだと無駄のないように作業しないと足りなくなる可能性があります。
ゴールデンクルーザー ブレーキフルード DOT4 GRADE3
2
押し出し法で、古いブレーキフルードを新しいブレーキフルードで押し出していく方法で作業をしていきます。
まずは、マスターシリンダー内のブレーキフルードを抜き取ります。
スポイトなどで吸い取る方法もありますが、サイフォンの原理を利用して抜き取りをします。
方法は、マスターシリンダー内にホースを入れ、反対側を自分で吸い込みます。
ホースの中間くらいまでフルードが出てきたら、吸い込みをやめて、ホース内に空気が入らないようにホースをつまみます。
そのまま、吸っていた側のホースの口をマスターシリンダーよりも低い位置に持って行っていき、吸ったフルード面をマスターシリンダーより低い位置にすれば、気圧差でフルードを抜くことができます。
※ブレーキ配管内に空気が入り込まないように、完全に抜き取らずに、少しだけフルードを残しておくといいかもしれません。(エアーが噛んでも新しいフルードで追い出すので問題はありません。)
3
マスターシリンダーから抜き取ったフルードです。200mlくらい抜けましたかね?
けっこう大きなシリンダーですね。思ったより多く抜けました。
新しいフルードは少しだけ黄色みのある透明なので、そこそこに汚れています。
4
古いフルードを抜き取ったので、新しいフルードを規定量まで入れます。
マスターシリンダーのタイプによっては、この先の作業でブレーキを踏むときにフルードが噴水するので、フルードを注いだら毎度蓋を閉めておいたほうがいいです。(乗せておくだけでもいい)
5
それでは、フルードの押し出し作業を行います。
左ハンドル車なので、右後→左後→右前→左前の順番で行います。
方法は、ブリードバルブにチューブを取り付け、ブリードバルブを少しだけ緩めた状態でブレーキを踏んで、フルードを抜いていく方法になります。
最初に行いブレーキはマスターシリンダーからの配管が一番長いため、多めに追い出し作業を行います。
※マスターシリンダー内のフルードが枯渇するとエアを噛むので10踏み事くらいに、シリンダー内が規定量になるまでフルードの補充を行いましょう。
30踏み分ほど行った時の写真です。
このくらい行うと、チューブ内のフルードの色が少し綺麗になってきます。
6
確認するため、一度ペットボトルをカラにして(牛乳パックなどに移し替え)、追加で10踏みした結果。
しっかり綺麗なフルードが出てきていることが確認できたので、右後輪の追い出し作業は終了です。
ホースを抜かずに、そのままブリードバルブを閉め、ホースを抜きます。
ブレーキフルードは錆が発生しやすいので、ブリードバルブ周辺はブレーキクリーナーなどで綺麗にふき取りましょう。
7
同じ流れで、左後輪→右前輪→左前輪と作業していきます。
それぞれの配管の分岐点まで既に新しいフルードが来ている為、最初のブレーキよりも少ない回数のブレーキ踏みで、古いフルードの押し出しができます。
※随時マスターシリンダー内のフルード残量チェックを行いましょう。 エアを噛んでしまったら、最初からやり直しです。
8
全てのブレーキでフルードの追い出し作業が終わったら、マスターシリンダーに規定量のフルードを注ぎ、キャップを閉めます。
そして、20回ほどしっかり目にブレーキを踏み込み、各ブレーキのブリードバルブからの漏れが無いかをチェックしたら終了です。
9
64200mile
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