
いつもと違う路面、運転のテーマの練習を求めてJMRC神奈川県戦に練習がてらスポット参戦してきました。
JMRC神奈川ジムカーナは、FSWのジムカーナ場ではなく、15番パーキングに散水車で水を撒いてウェット路面を作って行うというかなり珍しいジムカーナ競技。15番パーキング、しかもウェット路面というのは走ったことがない初めての路面でした。
エントラントには、神NT4クラス(A052が使えない四駆クラス)にトレッドウェア300のタイヤを履いた西〇田師匠と元Y.M君号のGRBを駆る大〇野さん。これに試走・オフィシャルで現役全日本の赤エボさんと豪華。
神奈川ジムカーナシリーズは午前に練習会があり、練習会のコースは、本番と同じコース図です。ただ、同じコース図ですが、本番はパイロン配置が練習会とは(全く)異なるという1度で二度おいしい的なものでした。
JMRC神奈川ジムカーナの解説
(午前練習会)
歩行してみると、うーん。1速だと届かないのだけど、2速に入れたらすぐに1速に落とす距離の連続。しかもグリップもサイドもどちらもありうるターンがてんこ盛り。
路面がウェットということもあり、ラインを小さく、パイロン離れず、サイドのチョン引きでリアをずらして立ち上がりで稼ぐ方針で走りました。ブレーキも詰めず、タイヤは極力縦に縦に。横の限界までは使わずに走りました(イメージ的には平塚青果市場のイメージで走りました)。
感触はよく、それなりにまとめられて午前は西〇田師匠を約3秒ほどぶっちぎり。オーバーオールでご機嫌でした。
Incar
走りを見てくれていたたか@赤エボ師匠からは「おかぽん、なんかクレバーな走りばかりして面白くない。もっと、アグレッシブに路面とタイヤの限界を見なきゃ。」とアドバイスのような、メインは弄りのようなアドバイスを午前走行時には言われていたのですが、ウェットのこの配置ならこれが速いと思ってやっていました。ところが・・・。
(お昼休み)
久々のFSWだったので、レストランORIZURUにてロコモコ丼(1000円)で腹ごしらえ。サーキットレストラン価格ですが、昼間に綺麗な室内で温かいご飯を国際サーキットのレースコースを眺めながら食べられるのは流石FSWだと思いました。
(午後本番)
帰ってみると完熟歩行が始まっており、歩行は1周強しかできませんでした。歩いてみると全体的にパイロンが外側に寄っておりターンのRは概ね進入は緩く、かつ自由なところが多かったので、午前サイドを引いて早く走れていたところをグリップに修正する箇所が少なくとも2カ所ありました。
たか@赤エボ師匠が全日本ドラとしての皆からの視線を浴びながら試走。57秒3!
たか師匠の走りを参考にしながらの1本目。スタート直前に、「申し訳ないけど、路面が乾いてきてしまったのでここで散水車が入ります!」と約20分ほど中断(笑)。
今日は格別、天気が良く、風もあり、湿度も低かったので20分ほど前に散水車で撒いた水が速攻で蒸発してしまっていました。そのため、”ランダム”で散水が入るのですが、「お!これならほぼドライで攻めれる!」と思っていたおかぽんは、目の前で散水車による完全ウェット路面に苦笑いしかありませんでした。
インターバルが長すぎて、暇だったので久々に一眼を持ち出してパシャパシャと。写真も楽しいなと再確認。
こちらがそのアルバム。
気を取りなおして1本目。
Incar
PTをしてしまっていますが、58秒3くらいで生タイムは一応トップで折り返し。個人的には距離ロスもなく、いい感じでまとめて走ったつもりでした(PT以外)。PTは、ウェットなのに思ったよりタイヤ喰っていて(タイヤの限界を余らせてしまっていて)、かつ進入のラインを小さくとっていたのが原因でした。試走のたか師匠は57秒3くらいだった記憶なので約1秒くらい負けてしまい、いい感じで走れたのにめっちゃ離されて、これはマズイ・・・。
速攻で動画比較で解析したところ、前半のセクションで1秒遅れて、後半セクションは負けてない。タイヤの横方向の使い方が全然甘いということでした。たか師匠に「ウェットで新しい路面、しかも路面の水の残り状況が走ってみないとわからない!」と話したところ、「だから、午前中の練習の時に今日の路面でのタイヤの限界がどこまでかちゃんと確認しなきゃいけないのに、クレバーな走りをしてるから」と言われてしまい、午前中のコメントは単に弄ってるわけではなく、的を得たアドバイスだったということに気づきました。
結局、以外とFSWの15番の路面はウェットでも限界を超えるまでは縦も横もグリップする(空気圧はドライのまま)ということが分かり、だったら、2本目はドライのつもりでタイヤにしっかり負荷をかけて走ってやろう(でないと、たか師匠には追い付かない)と思って、少しやりすぎなくらいやってみました。
*インカーは電池切れ。
その結果は、、0.1秒アップの
チョベリバ(←死語w嫁ちゃんに言ったらマジメに知らない。何それと言われました。w)
結局、フィニッシュ時にはベストタイム更新したものの、トレッドウェア300タイヤの西〇田師匠に再度逆転されてゲームセット。西〇田師匠、こーゆう展開の時は集中力が高まって常にいい走りをされますw 師匠ナイスラン!
1本目と2本目の比較
進入は早いが立ち上がりが遅い。進入は早いが距離ロス。結局、タイヤの限界を知ったところで本番2本目が終わってしまいました(なお、2本目の赤パイロン立ち上がりでシフトミスで3速に入ってしまったのが直接的な原因)。
いずれにしても、CH戦浅間台ではCHシリーズ初入賞・初優勝が達成できていい気になっていたところがあるかもしれませんが、他のサーキットで同じように攻略できるのかという不安要素が現実になりました。今回の大きさ&路面×気まぐれなウェットというのは私は過去に走ったことがなく、そういった路面への対応できる”経験値”が西〇田師匠、たか師匠をはじめTOAのおじさま達と比較して相当足りていないということを実感しました。
個人的にはこれがCH戦のシリーズ本番でなくて良かった。今後はここの路面への対応ということをかなり意識をもって取り組もうと思いました。
それから、トレッドウェア300タイヤはやはりそんなに悪くないです。今回は私の技量不足もあって、PN4-300にZ3(練習用)が負けてしまうという結果となりましたが、このようにトレッドウェア300でちゃんと走れて、スポーツラジアル勢が失敗したり技量がそれなりだと現実にタイヤの下克上が起きえるようです。これはZ3がA052に対しても言えることですね。私はタイヤ規則は規則として政策的にどこかで”線”を引く必要性があるものだと考えますが、どんなタイヤであってもそのタイヤの能力をしっかり引き出して走れる技術を磨き、それぞれのタイヤで張り合いのある仲間としっかり競い合いたいと思っています。タイヤ規則については現在様々な方々の考え方があるようです。議論が活性化することは大いに結構だと思いますし、皆さん考えの理由も(ここ1ヶ月くらいになって)きちんと整理して話してくれるようになっています。最終的には最大公約数というか、エントラントの多数が望む規定となってほしい(というかそうあるべき)ですが、多数の意見が正しいかはわかりません。選挙で選ばれた政治家のその後の評価と同じです。他方で、近頃の”ハイグリップラジアル”の性能的な進化と破滅的な価格設定が現実にジムカーナエントラントに与えている現実の課題は目下の待ったなしの課題です。現状を看過することは現実に自分の仲間や競技のライバルを年々失っていくことに他ならないと考えています。規則改訂に対して色々な疑問や不安が生じるのは当然ですが、行うべき努力は皆がどのような規則で、どのような対応をしておけば将来的に新しいタイヤが出てきても対応できるのかについて知恵を絞ることではないでしょうか。(ハッ!気づいたら長々と書いてしまっていた!)。
ま、ということで、CH優勝といってもまだ1勝できただけ。TOAのおじさま達の今までの蓄積や経験値と比べれば鼻くそみたいなものです。色々課題があるので、克服あるのみ!(*´Д`)
Posted at 2019/04/22 00:14:01 | |
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