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2009年07月21日

第一回車検

第一回車検  早いもので私のGTもこの8月で初登録から3年、すなわち初車検を迎えることとなりました。私のGTはいわゆる新古車(走行はゼロですが、一度Dラーに名義登録されていたクルマ)の状態で購入しましたので、実質2年半で車検が来た感じです。その車検満了日まで1ケ月を切りましたので、今日は半日会社を休んで神戸陸運支局に車検を取りに行ってきました。

 世に規制緩和は多々あれど、ユーザー車検制度ほど私に恩恵を与えてくれるものは他にありません。我が家には車検の必要な乗り物が4台ありますので、平均すると1年に2回は車検を受けている勘定になります。もしこれをすべてDラー車検にしていると、えらい出費を強いられることになりますが、幸い90年代初頭からユーザーが個人の責任のもとに車検を取れるようになりました。これ幸いと当初からフル活用しており二輪・四輪合わせて、かれこれ30回くらいはこの制度を利用したと思います。

 しかし、何度経験しても「大丈夫かな~」と緊張するものです。特にGTは初めての車検でしたので勘所が掴み切れておらず、何点かは指摘されることを覚悟で臨みました。事前に問題がありそうなところとして以下のポイントが予測されました(危ないと思われた順に挙げてます)。
1.光軸(今まで他のクルマでも頻繁にこれで刎ねられてますので)。
2.車体番号の一部にタワーバーのフランジがかかっていること。
3.フロントナンバープレートの端がウィンカーにかかっていること。
4.前席ガラスのフィルム施工。

 いずれを指摘されても現場対応できるように工具一式を積み込んでラインに入りました。結果は上記の第3項以外はすべて引っかかってNGでした。NG出されてもそれほど気にすることはなく、その日のうちに治せばOKですし、対応方法についても検査官の方に相談すれば割と親切に教えてくれます。対応は以下を行いました。
1.光軸は左右ともにNGでしたので、近くのテスター屋で再調整してもらいました。ヘッドライトAssyを自分で何度かバラしていますので、これは想定範囲内です。事前にテスター屋を見つけておくことが重要です。片側だけNGの場合は、検査官にどの方向にずれていたかを聞くと教えてくれますので、自分でも調整は可能です。
2.タワーバーのフランジは、1度目はフランジを緩めて上に持ち上げ、その状態で確認をしてもらってOK。ところがその後に光軸で落とされ再検になったので、この時は一旦外しておきました。外して気が付いたのですが車体番号の上に型式も打刻されていましたので、これは外さないと全然ダメなレベルでした。よく一度目は通しよったな、って感じです^^;。
4.前席のフィルムは透過度96%の透明フィルムを貼っているにも関わらず、測定の結果は63.7%。この値から計算するとオリジナルでも66.4%しか透過度がなく厳密に言えばNGなのです。しかし、この場で全部剥がすと一応通すとのことでしたので、剥がすしか選択肢がありません。アルファの場合はどんなに透明なものでも貼っただけで車検は一切通らなくなることを再認識しました。

 難儀したのは今日の天気が土砂降りで、涙雨に濡れながらの対応作業となったことです。ロービームの遮蔽については段ボールを養生テープで貼り付けただけでしたので、こいつがいつ剥がれ落ちるか、気が気でなかったです(汗)。大雨時の車検はテスターの金属ローラーの上でタイヤがスリップしたりしますので、制動力など正しく計測が出来ていないと思うのですがなぜか問答無用で粛々と行われるんですよね。二輪車検は雨の日に当たると、不利というか足元も滑って危険なんですが^^;....

 とまあ、今回も多少の困難はありましたが、それでも2時間もあれば全行程完了して新しい車検証を交付してもらうことができました。私の場合は、足回りと排気回りがノーマルなので致命傷を受けずに済みましたが、このあたりの項目で引っかかるとその日の車検は断念することになります。騒音や排ガスの検査は年々厳しくなってきていますので、カスタム派には車検制度は辛いものがあると思います。そういう時はこの方のブログが参考になると思います^^。

 検査ラインでNGを喰らいまくる状況をドライブレコーダーが鮮明にとらえているのですが、ここで動画を公開することは違法になるようですので控えさせてもらいます。個人の趣味の範囲で楽しむことにします^^。最後になりましたが、ユーザー車検はあくまで自己責任でクルマの保安を管理することが義務と言えます。車検時の金額や手間が省ける分、日頃の管理には時間を要します。サンメカが趣味の人種には有難い制度ですが、基本はちゃんとした専門店で整備し車検を受けることですので(当り前ですが^^;)、私のように道を踏み外さないでくださいね。







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整備手帳のほうにデータ関係をまとめましたので、興味のある方はどうぞご覧になってください。




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Posted at 2009/07/21 20:12:15

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この記事へのコメント

2009年7月21日 20:23
わたしのはパッと見純正なのですが、
もはやユーザー車検など手に負えません…(泣
コメントへの返答
2009年7月21日 22:32
検査官はパッと見で分からないところも下から潜ってチェックしますので、アシのカスタム車は正攻法では確かに厳しいと思います。私の場合は常にユーザー車検が前提として頭にあるので、そのラインが踏み外せないんです。つまらん!
2009年7月21日 20:44
平日に休みが取れば最高ですよね!

俺、看板出して無い個人業者にお願いしてます(汗
何にも見てくれないですが(わら
コメントへの返答
2009年7月21日 22:34
午後からは通常出勤しましたよ♪

私も看板出さずに個人で営業しますからご利用ください(笑)。一応見て、めぼしいパーツは没収してから検査に通します(爆)。
2009年7月21日 20:58
私のGTAも昨年秋に初車検を迎えました。

しかし、無精者の私は一考することも無く、知人(プロ)にお任せ車検とあいなりました^_^;

とはいえ今は、愛車と真剣に向き合う時間を作り、点検、メンテ、修理と深く付き合えるよう考えています。

またいろいろとご教示頂けますようお願いします。

おつかれ様でした(^^♪
コメントへの返答
2009年7月21日 22:41
初車検は元服みたいなものですよね。これが終わってからが大人の試練がはじまります^^;。

それが最良の方法です!

素晴らしいです。クルマも人と全く同じで、かけた愛情は裏切られることはありません、多分(汗)。メンテをやりだすと、運転とは別の楽しみが増えますし、愛着もひとしおになるので新しい世界が開けます^^。

ヤクザな整備ばかりで恐縮ですが、分かることはいつでもオープンします。
2009年7月21日 22:01
caggezzoさんにはもってこいですよね。caggezzoさんのGTってキセノンではなかったでしょうか?ご存知の通り私のはキセノンの上に、例の車体の傾きを感知するやつで、CPUなども絡んでるので、光軸合わせはディーラーでも1日がかりなんだそうです。
しかしフィルムは凄いですね。フィルム事情はかなり勉強したので大体分かりますが、それでもかなり低いですね(驚)実は再施工しまして70%ギリギリでした。
コメントへの返答
2009年7月21日 22:53
私のライトもキセノンのオートレべライジング機構付きです。確かにこいつはダイアグノーシスが初期値をECUに送り都度条件が変わりますので、厳密なレベリングは難易度が高いと思います。しかし、車検ではハイビームだけの光軸計測なので、キセノンのロービームはまったく関係ないんです。目隠ししてるくらいですし。ハイビームは匡体に固定されているので、これの上下左右の調整ネジだけで簡単に位置を変えることができます。当然その変化に同調してキセノンボディも動くのですが、その変化はまたECUが是正してくれるという仕組みです。ロービームの場合はよほど光軸がぶれていない限り自車の走行や対向車に迷惑をかけることがないので、アバウトで良いかと思います。フィルムはギリギリ行けるかな、と思っていたのに剥がすことになってがっくりでした^^;...
2009年7月21日 22:22
ご苦労様でした^^

真似する気にもなりませぬ〜(汗;
コメントへの返答
2009年7月21日 22:55
いえいえ趣味ですから(笑)。

クルマは少し手間ですがバイクは絶対にユーザー車検がいいですよ。光軸も力任せで直せますし^^;。何といっても2万円台で車検が完了します。
2009年7月21日 22:43
お疲れ様でした~

ロビタマさんに同じ…(笑)
コメントへの返答
2009年7月21日 22:59
晴れていたら疲れることもなかったんですが、雨はいやですね。

キョロゾーさんのクルマならば何の憂いもなく通せますよ。やる気になったらいつでも相談に乗りますよ^^。
2009年7月21日 23:57
やっぱりサイドのフィルムは厳しいんですね、、、
この夏の暑さに我慢できるか心配です。w
コメントへの返答
2009年7月22日 17:39
陸運支局への持ち込みは、お目こぼし無しですので、数値がすべての厳しい世界です。
私もいっそ夏場だけでも色の濃いフィルムを適当に貼っておこうかな、と思案中です^^;
2009年7月22日 23:16
お疲れ様でした。ユーザー車検はパスですねえ(^^;

GTのウインドウは機能性ゼロの割に色が入ってるので、ガラス単体でも透過率が低いですね。ほんと最悪です…
コメントへの返答
2009年7月23日 19:36
ボディにはどれだけステッカー貼っていても車検は通りますので、是非チャレンジを^^。

紫外線ジャジャ漏れで、且、フィルムの貼れない貴重なガラスです(笑)。

しかし、剥がしさえすれば透過率が70%以下でも通してくれる検査の在り方も多少笑えます^^;...
2009年7月22日 23:25
明日、姫路にユーザー車検行ってきます。何事もない事を祈るのみです。
車検の安さが魅力的ですよね。バイクもそのうちいかないとすでに車検切れてるし。
コメントへの返答
2009年7月23日 19:40
姫路は昔はユルユルだったんですが、新しくなって最新検査機械が入ってからは融通が利かなくなりました。でも広いしいつも混んでないのでいいですね♪

自賠責が下がったのでいよいよ安いです。バイクは2万円ちょっとで取れますよ。でも車検切れてると、運搬がたいへんですね。
2009年7月23日 22:49
半額位で車検できるのですね・・ブツブツ

行間に隠された検査官との折衝
その辺の裏技をこっそりと(笑)

コメントへの返答
2009年7月23日 23:13
ユーザー車検にかかる金額は下がる一方です。もう一度自賠責が下がるといよいよ5万代ですね。私の場合、まさに趣味と実益が合致してるわけです♪

検査官には教えを乞う気持ちで下手に出ると相手も人間ですから丁寧に応対してもらえますよ^^。
2009年7月23日 23:05
ユーザー車検を受けると、色々と考えさせられますよね。
ブレーキの効きが多少悪くても、ラインで思いっきりブレーキ踏めば〇になったり、そこはやはり測定器機が現す数値が絶対となる為でしょうが、納得出来かねます(笑)。

コメントへの返答
2009年7月23日 23:19
ここ15年以上ユーザー車検以外はしていないので感動も薄れました^^;。
笑うのはバイクの光軸です。ハンドルを持ち上げたり押し込んだり、ちょっとどちらかに傾けたりすると通ります。検査官に「そうしろ」と教えてもらったこともあります(笑)。今回のガラスの透過度も実にええ加減でした。

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